2010 年の夏頃までは PSK31 モードもアクティブに運用してましたが、その後マイク入力回路への回り込み対策を完璧にするため、パソコンのサウンドカード出力をマイク入力系の切り替え回路から切り離してしまい PSK31 モードの運用を休止していました。
その後、メイン無線機を Mark 5 から IC-7700 へ変更した際、PC ~ IC-7700 インタフェースを新設しましたが、受信系の IC-7700 ⇒ PC サウンドカードのインタフェースは組み込んだものの、ケース内のスペースが足らず送信系の PCサウンドカード ⇒ IC7700 回路は組み込むことができなくて省略していました。
( RTTYモードの運用は FSK を使用、SSTV の運用も休止していたので影響無し )
この PC ~ IC-7700 インタフェースにはメッセージキーヤを組み込んでいましたが、数年前から CW 送受信アプリの「Digital Sound CW」を使っており、メッセージキーヤは全く使わなくなっていました。
そこで、ケース内のスペースを占有してるメッセージキーヤの基板を取り外し、ついでに今まで無かった PCサウンドカード ⇒ IC7700 向けの回路を追加した次第です。パネル面も不要になったメッセージキーヤのスピードコントロール VR をサウンドカード出力のコントロール VR に流用して VY FB です。
インタフェースの改造を終え、PC を使ったディジタル系の通信モードを再開できる環境になったので、まず PSK31 モードを再開した訳であります。
インタフェースの改造終了後の確認試験では PC サウンドカードの出力レベルが IC-7700 (MOD端子)の適正入力レベルに対して大き過ぎて、VR を少し回しただけで入力過大となるので、今回追加した基板上におよそ 30dB ATT ( 抵抗 3本です Hi. )を組み込み出力レベルの適正化をおこないました。
無線用 PC には 「 MM-Vari 」 を新たにインストール、遊んでいる ノート PC (Windows-XP) に送信信号をモニターするため、「 HALPSK31」 をインストールしました。
送信信号をモニター用受信機 ( NRD-525 ) で受け、ノート PC の HALPSK31 でのモニター画像です。IMD は -35db 程あり、まずまずのようです。実際に 7MHz で QSO してみたところ文字化け等も無く、無事 PSK31 運用再開となりました。