JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

KEM-RX7の特性確認(Ⅱ)

2007年11月17日 | 7MHz SSB・CW受信機

 基板が完成した「KEM-RX7」を7MHzのダイポールにしっかり接続して、7MHzのCWとSSBをワッチしてみました。

 昨日のレポートのとおり感度はとてもよくて、ATTで信号を絞って聞いて丁度良いくらいです。逆にいうと、適当な長さの電線をアンテナ代わりに接続して、7MHzを聞いてみるくらいが丁度よさそうです。

Rx  フィルターの切れ具合は、SSBではATTをしっかりかけて聞くせいもあり、あまり混信は気になりません。それなりにフィルターが効いている感じがします。CWは、このままでは少し混信がひどく低周波フィルターによるバンドパスフィルターを挿入してHigh/Lowをカットするとぐんと聞きやすくなるのではという感じがします。

 AGCはについては、使用しているICがAMラジオ用としてのものでしょうから、SSB・CWの信号に対してしっかり効くことを求めるのは無理でしょう。強い信号にはATTをコントロールすれば、十分対応できます。強過ぎない普通の信号強度であれば、きれいに復調できています。

 短波SWLを始めてみたい方や、SSBやCWの信号を聞いてみたい方には、価格もリーズナブルで、作ることも楽しめて丁度良いキットではないかと思います。

 1W送信機と組み合わせて、7MHzCWトランシーバ化とする案は計画どおり完成を目指します。ときどき動かせて遊ぶ程度の実用性はありますが、普段ずっと使い続けるには、ちょっと辛いところがありそうです。Hi.

 キットは1.5V単三アルカリ電池×4本を電源に使うよう指定されていますが、5V(安定化電源)で正常に動作しました。5Vの3端子レギュレータICを使った電源でもOKのようです。当初6Vで動作させていましたが、5Vまで下げても、全く問題なく動作しています。

 ただし、安定化電源の電源SW投入時、瞬間でも高い電圧が出てしまうような電源ではメインの受信用ICを破損する可能性がありますので、ご注意ください。

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基板完成、特性確認

2007年11月16日 | 7MHz SSB・CW受信機

 外付けのVR類を全て取り付けて、特性を調べてみました。

・受信範囲 6.978MHz~8.125MHz (約1.15MHz)

・サブ周波数調整範囲 約2kHz

・受信感度 SG出力 7MHz、-120dBm ( -90dBμ )で十分信号を確認できます。

・消費電流 20mA (6V)

7mhz_2 

あらましこのような特性になっていますが、メインのVRが10KΩで周波数可変範囲を1MHz確保してあり、少し広過ぎるように感じました。(一般の短波放送も聴けるようにするためやむを得ない設計かもしれません。)

 VRの値を変更して、外付けの抵抗と組み合わせ、可変範囲を7.1~7.2MHzくらいになるようにしようと思います。

 感度はすこぶる良好で、基板がまだむき出し状態ですが、周波数の安定度もまずまずです。

 昼間、7MHzのDPを接続して聞いたところではSSBの復調も良好で、CWについてもFBに復調できています。

 夕方から強力な短波放送が7MHzのハムバンドより少し上で出てきます。 以前作ったDC受信機は、感度が良い分ダイヤルツマミをどこに回しても短波放送が入ってきて、夜間は使い物になりませんでしたが、この受信機にはATTが付いていること、AGCがしっかり機能することなどから、バンド中短波放送が聞こえるというようなことはなくしっかりとしてます。

 別売のDDSのディジタルVFOと組み合わせて作ると、本当に使い勝手の良い7MHz受信機ができてしまいそうですが、最終目的である、7MHzCWトランシーバへの組み込みは、今のところ考えていません。

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部品取り付け完了

2007年11月13日 | 7MHz SSB・CW受信機

 不足していた100PFを仕入れてきて、残りの部品を全て取り付けしました。

Rx72

 コンパクトな基板に組んでいるので、部品の取り付け作業に約2日ほど要しています。

 特別難しいところはありませんが、ICの向きとバリキャップの向きに気を付けて取り付けを行ってください。バリキャップは台形のシルク印刷がありますので、その向きに合わせます。ICは切かきの付いたICの形がシルク印刷されているので大丈夫でしょう。

 向きが良く判らない場合は、貴田電子さんのHPにRX-7の完成基板の写真が出ているので、これをごらんになるのが一番良いかもしれませんね。

 それから抵抗を取り付ける場合は、○印のシルク印刷がある方がリードの短い方、印の無い方がリードの長い方jを取り付けますので、気をつけてください。

 周波数が7MHzと比較的低いので、こだわらなくてもOKかもしれませんが、一つの決まりです。

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受信機キット KEM-RX7 を作る

2007年11月12日 | 7MHz SSB・CW受信機

 貴田電子設計の「KEM-RX7 (7MHz SSB・CW受信機キット)」を作り始めました。

 CW送信機の時と比較して基板も小さくなり、部品を取り付けるピッチが狭くなって老眼鏡の世話になっている者には少し辛い作業になります。また、コンデンサーの容量表示の文字がとても小さく明るいところでないと「103」などの数字が読めません。Hi.(特に積層セラミックコンデンサの文字はとても小さく色が薄い)

 という訳で、抵抗・コンデンサ・マイクロインダクタ類は、容量等が判るようにあらかじめ区分しておいてから、基板への部品取り付け作業を始める方が良さそうです。

 Rx7

 この基板もしっかりと部品番号等がシルク印刷されているので、添付の部品表とコンデンサ類の小さな文字を読み間違わなければ、間違いなく簡単に取り付けができます。また、基板はスルーホール加工なのでしっかりと部品を取り付けることができます。

 ただ、C23(100PF)が1個不足し、100μFの電解コンデンサーが1個余計に入ってました。袋詰め作業のときの誤りでしょう。明日は100PFのコンデンサーを仕入れてきて仕上げることとします。

 写真はコンデンサ類の取り付けが終わった基板

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7MHz受信機キット

2007年10月14日 | 7MHz SSB・CW受信機

 貴田電子の7MHz SSB/CWスーパーヘテロダイン受信機(JEM-ZRX7)の製作前のセットをローカル局から、譲っていただきました。

Rx

 別記の1W CW送信機と一緒のケースに収めて作れば、QRP CW トランシーバになるのでは?という訳です。

 以前作った7MHz DC受信機は感度はまずまずでしたけど、夜間は7MHz近辺の短波放送がダイヤルをどう回してもガンガンに入ってきて混変調で使い物になりませんでした。

 今回はIFフィルター(セラミックフィルター)やATTも付いているし、スーパーヘテロダインということで実用になるのでは?と思い、少し期待をしています。

 プリント基板は、スルーホール加工がしてあって非常にFBで、サイズはおよそ5㎝角くらいでしょうか、非常にコンパクトな基板です。また、セットには、ケースとクリスタルイヤホンが含まれていないだけで、写真のとおり各ボリュームのツマミまで含んでいるオールキットです。 

 下はプリント基板のみを大きく載せてみました。結構部品が詰まっているので、また、また、老眼鏡の世話になりそうです。Hi.

Rx_2

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