基板が完成した「KEM-RX7」を7MHzのダイポールにしっかり接続して、7MHzのCWとSSBをワッチしてみました。
昨日のレポートのとおり感度はとてもよくて、ATTで信号を絞って聞いて丁度良いくらいです。逆にいうと、適当な長さの電線をアンテナ代わりに接続して、7MHzを聞いてみるくらいが丁度よさそうです。
フィルターの切れ具合は、SSBではATTをしっかりかけて聞くせいもあり、あまり混信は気になりません。それなりにフィルターが効いている感じがします。CWは、このままでは少し混信がひどく低周波フィルターによるバンドパスフィルターを挿入してHigh/Lowをカットするとぐんと聞きやすくなるのではという感じがします。
AGCはについては、使用しているICがAMラジオ用としてのものでしょうから、SSB・CWの信号に対してしっかり効くことを求めるのは無理でしょう。強い信号にはATTをコントロールすれば、十分対応できます。強過ぎない普通の信号強度であれば、きれいに復調できています。
短波SWLを始めてみたい方や、SSBやCWの信号を聞いてみたい方には、価格もリーズナブルで、作ることも楽しめて丁度良いキットではないかと思います。
1W送信機と組み合わせて、7MHzCWトランシーバ化とする案は計画どおり完成を目指します。ときどき動かせて遊ぶ程度の実用性はありますが、普段ずっと使い続けるには、ちょっと辛いところがありそうです。Hi.
キットは1.5V単三アルカリ電池×4本を電源に使うよう指定されていますが、5V(安定化電源)で正常に動作しました。5Vの3端子レギュレータICを使った電源でもOKのようです。当初6Vで動作させていましたが、5Vまで下げても、全く問題なく動作しています。
ただし、安定化電源の電源SW投入時、瞬間でも高い電圧が出てしまうような電源ではメインの受信用ICを破損する可能性がありますので、ご注意ください。