DDS-VFOの設定ミスが解決したので、7MHzの信号が受信できるようになった。
ディジタル表示が付加されたので、受信周波数が一目瞭然なのは大きな改善であるが、受信音がどうもおかしい。
どちらのトランシーバにも同じKEM-RX7を使っている。
LC局発回路の初代のトランシーバでは混変調があまり気にならないというか、SSBの強い信号くらいでは混変調を起こさない。
2代目はDD-SVFOを局発信号にしているだけで、違いは無いはずだが、強いSSB信号が広い範囲で聞こえていて同調点がはっきりつかめない。感度調整用の基板上のVRの設定を変えても、ATTで信号を絞っても改善されない。
2台並べてアンテナをそれぞれにつなぎ変えながら比較してみたが、特性の違いの原因は今のところ不明。局発信号のレベルの高低でもあって、影響しているのだろうか?
CWの方は、さほど強力な信号が無かったせいか、2代目も混変調はあまり気にならなかった。
1KHzのフィルター効果はまずまずで、ノイズがあまり気にならなくてワッチが楽な気がする。当然ながら、ハイカットしているので、こもったような音になっている。このあたりは、好みも関係しそうだ。
ローカット特性のある車載FMトランシーバ用外付けスピーカーをトランシーバに接続してみると、適度にローカットされて、はっきりとしたCW信号で聞こえるようになった。低周波アンプで低域をカットし、こもり音を改善するには、カップリングコンデンサーの値を小さくした方がよいのかも知れない。
周波数Up/DownのStepは、10Hzは細かすぎで、20Hzか25Hzくらいが使えるととてもFBな感じがするが、これはPIC ICのデータの変更をしなければならないので、手が出せない。
大きく周波数を変えるときは、「100Hz」または「1kHz」 Step に 「SEL」 SW を使って変更してから、周波数を動かすので大きな問題は無い。
まずは、以上がCWトランシーバが動き始めて1日目の感想である。