JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

HF帯の外来ノイズ (最終)

2015年06月26日 | 外来ノイズ

 今週の水曜日(6/24)導電テープなどで仮修理済みの碍子および金具類を本修理するためバケット車で来ていただきました。

 本修理は6.6kV配線の碍子、金具類をノイズの出にくい新しい型式のものに交換する作業で約 1 時間ほどで終了。
 結果は写真のとおりで、仮修理ではかすかに出ていた縞模様も完全に消えています。

 短波ラジオを使っ原因場所調査から始めてようやく全面解決に至りました。
ただ、ノイズがなくクリアに受信できるようになったものの、ここ数日は磁気嵐などで全く Codx が悪く環境改善の成果が見えません。Hi.

 

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HF帯の外来ノイズ (4)

2015年06月10日 | 外来ノイズ

 今日は四国電力から派遣された作業員の方が高所作業車を用いてノイズ発生源として疑わしい近所の電柱を詳細に調査・対策の実施を行っていただきました。

結 論 原因箇所と推定していた電柱の 6.6kV 配線に使用している碍子に不具合を発見し、応急措置を実施して大幅にノイズレベルが低減しました。

 ・ 対策実施前のノイズ、レベルは 9+ ( P.AMP2 ON )

 

 

 ・6月10日対策実施後のノイズ、レベルは 9+ ⇒ 2  ( P.AMP2 ON )

 斜め縞模様は見えていますが、S9+ ⇒ S2 と劇的にノイズレベルが低下しています。

 詳しい原因は 3相 6.6kVの真ん中の 1本の絶縁碍子 (2個シリーズに接続)の碍子同士を接続している金具の導通不良があり、これをゆするとノイズが消えたり出たりすることを確認したそうで、それぞれの碍子を繋ぐ金具に導電テープを巻いて導通を確実に確保すると現状のレベルまでノイズが低減。碍子同士を接続する金属の導通が問題と言われても本来碍子は電気絶縁するためのものなので、理由は理解しかねますが、現実にノイズが低減できているので可とします。

 なお、本修理は別途実施することとし、① 電柱に使用している碍子を全て更改する ②6.6kV電線を接続している金具を全てノイズをを出しにくい (接触性の良いもの?) タイプの金具に全て更改することとなりました。

 現状 (仮修理後) では薄い縞模様がまだ出ていますが、碍子・接続金具の更改が行われれば更に改善するものと思われます。
なお、本修理は今月中に晴天の日を選んで実施していただけるとのことで、原因箇所および対策がハッキリと判ったので一安心ですが、本当に良くなったのかしばらくは様子を見なければなりません。

 以上のようにキチンと結果を出すことができましたが、この原因カ所探査に活躍した測定器がこのラジオです。

 

 当初ノイズ調査に使用した中国製の2千円のトランジスタラジオでは、ノイズ発生源の電柱近くに行くとRF増幅部が飽和してしまうのか?混変調を起こしてしまってダイヤルを回してもどこも同じ状態になってしまい使い物になりませんでした。

 そこで、調査用に SONY の ICF-5800 をネットオークションで安く仕入れ、今回のために準備しました。
 この ICF-5800 では混変調も無くノイズの聞こえるバンド聴こえないバンドと確実に識別でき、ノイズの聞こえる帯域にダイヤルを合わせて 6.6kV の配線や碍子をゆすったり、たたいたりして不良カ所を発見したとのことです。

 近々実施される本修理により、ノイズが確実に消えることを期待しています。

 

 

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HF帯の外来ノイズ (3)

2015年06月08日 | 外来ノイズ

 スケジュールと天候の関係で電力会社の調査は延々になっていますが、ノイズそのものは晴天/雨天に関係なく、昼間を中心に相変わらず出ています。

 ネット上で調べてみると全国には外来ノイズで困っている方がたくさんいらっしゃり、その中出 3 エリアの OM さんがブログにこの記事と同様な内容で取り上げられていたので相談してみました。

 スペクトラムスコープ上の波形を見ると、家電製品の「スイッチング電源」 から発するノイズではないか?一時出回ったプラズマテレビもひどいノイズを発生する。いずれにしても近くの家の生活家電から発生しているのでは?とのコメントを頂戴しました。

 トランジスタラジオを使ってもう少し範囲を広げて探してみなければならないようです。

 

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HF 帯の外来ノイズ (2)

2015年05月27日 | 外来ノイズ

 アマゾンから注文していた短波帯 ( 3.7MHz ~ 23MHz ) の受信できるトランジスタラジオが届いてきたので早速手に持って自宅から半径 100m ほどの範囲でノイズ源調査を実施。

 自宅に近い電力柱 1 本の真下でかなりノイズが出ているのを発見。21m ~ 16m バンドで確認したところ広範囲にかなりのノイズが出ている。今までローテータを回してノイズレベルが上がる方向とも一致している。

 この 6.6kV の配線系統の前後の電柱ではノイズレベルが下がるし、電柱から 10m ほど離れるとこのトランジスタラジオではノイズが判らなくなる。( トランシーバーで受かる ノイズはプリアンプの SW を ON で S-9+10dB程度

 電力柱が特定できたので電力会社に連絡を行ったところ、確認のためにすぐに技術者を派遣すると言う。
 しばらくして 2 名の技術者の方が訪ねてきたので現地まで同行し、トランジスタラジオで現状のノイズを確認。6.6kV の配線をゆすってみて変化があるかどうか調べてみたが大きな変化は無い。最終的には、高所作業車・作業者を用意して改めて詳しく調査することとなった。

 DX 局相手に運用する時間帯は日の出前の早朝なので比較的ノイズレベルが低いが、日によってはノイズレベルが高い場合もある。
高所作業車を使った調査で原因が判明し、最終的にノイズ源が無くなればと思っている。

 

 

 

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HF 帯の外来ノイズ

2015年05月15日 | 外来ノイズ

 今年春先から気にしていたのだが、最近バンド全体 ( 10・14・18.21・24・28・50MHz帯 ) でノイズレベルが高く、写真のような周期的なノイズが発生している。昨日からそのノイズが余りにも気になるので記録してみた。

 ノイズの受信レベルが最大になる方向は北北西方向(330度) で、住宅が 4 件、お寺が 1 件あり、それより後ろは山になる。アンテナローテータを 360 度回転させてみると、330度(NNE)でピーク S-9+ となりおよそ 90 度、270 度方向では S-5 ~ 6 程度まで落ちる。

 アンテナの利得が異なるのでバンドによる絶対的なレベル差は余りハッキリしないが、いずれも S-9 前後 ( プリアンプ ON ) とハイレベルで、且つ写真のように周期的なノイズである。

 

 最近比較的大きな太陽光発電施設がご近所 (距離 300m) にできたが、① 昼夜関係なくノイズが発生していること、② 施設の方向は自宅から東北東になることなどから " シロ " であろうと考えている。

 短波帯の受信できるラジオがあれば近辺を探してみたいが、手持ちのラジオは中波帯と FM 放送帯しか受信できないので活用できない。

 自宅内ではもちろん ADSL モデムやあちこちに接続している小型スイッチング電源からノイズが発生しており、中波ラジオで聴いてみるとジャージャーと音が聴こえるが、① 配電盤の無線部屋の 200V 電源ブレーカー以外全てのブレーカーを OFF にすると、中波ラジオのノイズがピタッと聞こえなくなったこと、② HF 帯のノイズレベルは電源ブレーカーを OFF にしても変化しないことを確認できたので、このノイズは外来ノイズであることは間違いないと思っている。

 これから数日かけて、定量的な測定を行ってみることにします。

 

 

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