行ってみたい!日高 情報をイッキ見!!
NHK2022年10月11日(火)午後4時14分 更新
ほっとニュース北海道。
午後6時40分からの《地域の時間》では、皆さんが暮らす地域の”ご近所”のニュースや話題、詳しい気象情報をお届けしています。
10月3日~7日、道央・胆振・日高の皆さんには「行ってみたい!日高」をテーマに毎日各地から中継で情報をお届けしました。
これからの季節にもおすすめの情報を本文にまとめました!ぜひご覧ください。
DAY1サラブレッドだけじゃない!
文化と音楽薫るマチ 新冠町
初日は新冠町。
道の駅のお隣にあるレ・コード館からお伝えしました。
全国から寄贈された101万枚を超えるレコードを所蔵し、貴重な機材や音源にふれられる施設です。
この日は新冠中学校放送部の皆さんも見学に。町ではよく知られた施設であることも教えてくれました。
さらに、併設された町民ホールからも中継。
講演会や演奏会が行われるほか、町民がさまざまな催しや発表の場としても活用している場所です!放送では、12月10日にこのホールで定期公演を開催する市民劇団ど・こ~れ新冠の皆さんにもお集まりいただきました。
DAY2家族で楽しみたい
海も山も!日高町満喫プラン!
二日目は日高町。
海側にある門別競馬場からの生中継!
もともと調教施設だったことからコンパクトなつくりとなっており、パドックとコースが近接。さらにパドックにはかなり近づけることから、競馬好きだけではなく、子どもや競走馬好きも楽しめるスポットとなっていました。最近は大きなカメラを片手に撮影に夢中な人も増えているんだとか。
放送ではバケツジンギスカンや名物のそばなど、競馬場グルメもご紹介!
さらに、はずれ馬券供養箱なるスポットまで登場しました。また“山”日高からは、大自然を満喫できるアクティビティーの魅力いついてもお伝えしました。
日中hは各地をめぐり、レース日には夜9時ごろまで見られるナイトレースを楽しみながらの夕飯なんていかがでしょうか?
▽日高町について詳しくはコチラを(リンク先冒頭は新ひだか町の予告、少し下にスクロールすると門別競馬場情報をご覧いただけます)!
DAY3新ひだか町の魅力発掘!
横連携で日高を盛り上げたい
三日目は新ひだか町と浦河町の話題を、新ひだか町三石地区にできた情報発信&交流拠点から。
拠点の運営をしている仕掛け人は遊び心にあふれる男性。町の自然を遊び尽くせるようにと様々なツアー開発を行っています。
さらに、横連携を強めることで日高エリアの観光をより強くしようと企み中!雨天時にお互いに受け入れを融通することでハズレなしのアクティビティースポットにするなど、すでに検討が始まっています。今後に期待が集まります!
町のみなさんもたくさん応援に駆けつけてくださいました。ありがとうございます。
▽新ひだか町の拠点や浦河町からご紹介したスルメイカについて詳しくはコチラから(リンク先冒頭はえりも町の放送予告、少し下にスクロールすると新ひだか町の情報が見られます)!
DAY4日高のうまいもん大集合
えりも町と様似町より
四日目はえりも町の漁協直売店からの生中継。
おとなり様似町で10月末まで楽しめるサケ漁体験とあわせて、魅力的な海の幸をご紹介しました。
なかでも9月から始まった定置網によるマツカワガレイやブリ、10月から始まったタラやシシャモなど、えりも自慢の近海でとれる魚種が揃いました。1匹まるまる持って帰っても自分では捌けない…という方向けに、漁協職員が捌いて販売してくれることもご紹介しました。
さらにお近くの寿し店の大将が腕をふるってキンキの煮付け、タラ鍋、ブランド鮭・銀聖の握りなどせっかく来たなら食べて欲しいとっておきの味覚を映像でご堪能いただきました。ぜひみなさんもえりも町へ!
DAY5現代との融合も!平取町
未来につなぐ二風谷アイヌの精神
最終日は平取町。
3年前にオープンした平取町アイヌ工芸伝承館・ウレㇱパからお伝えしました。
出演者で撮影した集合写真…、どうやっても中央の赤いキャラクターが気になりますよね。まずはそこからご説明しましょう!
平取町の公式キャラクターで「ビラッキー」といいます。
「be lucky」からきていて、好物で平取町特産のトマトを食べすぎたことから赤いトマトの体になった”妖精”です。豚の鼻に牛の角、写っていませんがしっぽはスズランと、町の特産や自慢がちりばめられています。
そんなビラッキーと一緒に登場した観光協会の斎藤忍さんはトマトに加えて平取町で見られるきれいな景色を紹介してくれました。
まずは今月下旬には見ごろを迎えるという義経神社。
そして、毎年5月下旬に見ごろを迎える「すずらんの野生の群生地」です。
以前、70MAPで平取町のすずらんを取材した内部キャスターは「いいかおりですよね~」とその魅力を語っていました。
関連記事:これまでにお伝えした70MAPはこちらから
平取町からの中継は3年前にできた平取町アイヌ工芸伝承館ウレㇱパから。匠の道沿いにあります。
二風谷アイヌの工芸品には、北海道で唯一経済産業大臣の指定を受けた伝統的工芸品があります。
ひとつは「二風谷イタ」。

100年以上前から沙流川流域で暮らすアイヌの人たちなどによって受け継がれてきた木製のお盆。アイヌ文様やウロコ彫りが施され、美しさも兼ね備えた工芸品です。
もうひとつは「二風谷アットゥシ」。
オヒョウなどの樹皮の繊維で糸をつくりアットゥシカラペという機織り機を使って織られた反物のことです。水に強く、通気性に優れています。
その魅力を放送で教えてくれたのは、二風谷民芸組合代表理事で職人の貝澤守さんです。
見せていただいたイタは貝澤守さんの父親・守幸さんが彫ったもの、アットゥシは母親の雪子さんがつくったもの。このうち早くに亡くなった父の作品について「丁寧な仕事。いまでも尊敬する彫り手です」とお話されていました。
ご自身も技術を受け継ぎ、文化をつなごうとされている守さん。
後進の育成や応援にも力を注いでいます。
中継にはウレㇱパを拠点に活動している職人のひとり、二風谷アットゥシをつくる柴田幸宏さんにもご出演いただきました。
着用しているマスクもアットゥシです。
さらにはジャケットやネクタイもつくっているといいます。
貝澤さんは「頼もしく思っています。こうした若い職人が活躍できる場をつくるのも大切ですね」と話していました。
貝澤さんも柴田さんも自らの作品を販売する他、二風谷アイヌクラフトプロジェクトにも参加。貝澤さんはアイヌ文様を施した万年筆を、柴田さんはアットゥシを使ったベルトを発表しています。
伝統を守り、魅力を発信するために新たなチャレンジにも積極的に取り組む貝澤さんの「背中を見せる」立ち居振る舞いが印象に残りました。
さらに放送ではウレㇱパでできる体験のうちレーザー加工もご紹介。私が挑戦しました。
好きなアイヌ文様と文字を決めて手書きでデザインを考案。
施設長の新井貞則さんがデジタル化して、一気に専用の機械で彫り上げてくれます。
新井さんは「このほかにも木彫のペンダントづくりの体験もあります。アイヌ文様を皆さんの暮らしにも取り入れてもらうことから、アイヌについて知るきっかけになればとこうした体験を行っています」と話していました。どんな体験ができるのかや必要な費用など詳しくは施設のホームページなどでご確認ください。
こうした中継シリーズh冬にも実施予定!
次回はみなさんのマチにお邪魔するかもしれません。お楽しみに!
おまけ
中継シリーズの放送期間、毎日、NHK北海道の公式Instagram(NHKのサイトを離れます)で放送の予告をしていました。このうち、えりも町からの中継予告をご覧になった方はいらっしゃったでしょうか?
その際に使用した画像がこちら。
この中で「セタチューは何タイプ?」と呼びかけたところ1件、回答をいただきました!ありがとうございます。
ポケットモンスターをご存じない方にはなんのこっちゃかと思いますが、実は各キャラクターには「ほのお」や「みず」「でんき」などのタイプが割り当てられていて、あえて瀬田を分類するとどんなタイプなのかをお尋ねした次第です。いただいた答えはマイルドタイプの1つ。しっかり考えていただきありがとうございました。
実はわたくし、このシリーズのマンホールを見つけると必ず写真を撮っておりまして、そのことをちらっと伝えたらこのような凝った質問が生まれた次第でした。わかる人にしかわからない内容となり申し訳なかったのですが、仕掛けたインスタ班も私も反応をいただきほっとしました。
これからも #ちょっとニッチな北海道 をテーマに発信していきますのでSNSもぜひフォローをお願いいたします。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/caster/t_seta/slug-n98822179e0f3