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16年度上期は白老町の観光入り込み客数は微増

2016-12-03 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 12/1)
全国から多くの人が集まったバイクイベント=2016年9月
 白老町の2016年度上期(4月~9月)観光入り込み客数は106万6011人で、前年度同期比0・2%(2170人)増となった。虎杖浜温泉地区が6・3%減と伸び悩んだものの、白老地区は6・8%増と好調で全体を押し上げた。町によると、アイヌ民族博物館の来館者が増えたほか、萩の里自然公園の利用者数も堅調に推移したことが大きいという。
 地区別の内訳は、虎杖浜温泉地区が50万2097人。前年度同期に比べ3万3790人の減少となった。「宿泊客」(1・0%増)や「スポーツ・レクリエーション」(19・4%増)は好調だったが、全体の半分を占める「飲食店・みやげ」が9・4%(2万7737人)減と大きく落ち込んだ。要因について担当者は「地元産の魚介類が例年になく不漁続きで、水産加工品の高値傾向も影響しているよう」と分析する。
 白老地区は56万3914人、6・8%(3万5960人)増だった。2020年の民族共生象徴空間開設などアイヌ文化への関心の高まりから、アイヌ民族博物館の来館者が堅調に推移。連動して「飲食店・みやげ」(7・3%増)や「文化・歴史」(同)などが前年度を上回った。
 「まつり・イベント」も代表する牛肉まつりや港まつり、バイクイベントなどが好天に恵まれたことで8・1%増と伸びており、全体を押し上げた。
 町は現在、象徴空間開設を見据えたまちづくりや積極的な情報発信を展開中。白老観光協会もキャラバン隊を編成し、虎杖浜地区への老人クラブ誘客など活発な取り組みを進めている。担当者は、こうした取り組みを追い風要素に全体の入り込み増を期待しているが、「目立ったイベントがない下半期は地元を代表する魚介類が観光の大きな要素。今の不漁が今後どうなるか不安要素の一つ」と懸念も示している。
http://www.tomamin.co.jp/20161245221

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