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GWはアイヌ民族博物館が面白い 体験メニューがいっぱい

2015-04-14 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 4/11)

(写真)大型連休もイベント目白押しのアイヌ民族博物館
 アイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は今月下旬からスタートする大型連休に合わせ、体験を中心としたイベントを企画している。期間中は楽器や工芸品制作など初めてのメニューも交えながら、多くの誘客を図る考えだ。
 連休期間中の最初のイベントとして、26日にアイヌ民族に関する話を交えながら自然観察を行う「ニタッタクッペ」を開催。
 祝日の29日は「知ってみようトンコリ」と題し、従来の企画内容を拡充。通常は約30分のところ、1時間に拡大してアイヌの民族楽器トンコリを使って約1時間にわたり、演奏や楽器などに関する知識を学べる企画だ。
 また、アイヌ語に触れてもらう企画として29日と5月3~6日の4日間、場内で「言ってみよう!イランカラプテ」を展開する。目印のポシェットを持つ職員にあらかじめ用意された数種類のアイヌ語であいさつすると、特製カードがもらえる特典付き。言語に関するイベントは今回が初めてで、担当者は「多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。
 5月は2~6日には自然ガイド、3日には「レクトゥンペ」と呼ぶ首飾りの製作体験(参加費1000円)を開催。
 4日にはアイヌ民族独特の口承文化を体験できる「オルシペアヌロー」の特別版も行われる。この企画は通常、散文説話、英雄叙事詩、神謡の3種類のうち1話を20分程度で紹介しているが、特別版ではすべてを紹介し、内容解説も行うぜいたくな内容。
 同日午後1時からは、アイヌ文様入りコインケースの製作体験(1000円)も開催。3種類のデザインから好きな柄を選べるのが特徴。製作時間は約2時間。
 各イベントは事前予約や先着制をとっているものもあり、希望者は事前に問い合わせが必要。博物館に隣接するポロトコタンでは、2020年に国立アイヌ文化博物館(仮称)を中核とする「民族共生の象徴空間」が整備されることが決まっており、アイヌ文化に対する関心も徐々に高まっている。連休を活用し、家族で文化を体験しながら楽しい休日を過ごすいい機会になりそうだ。
 各イベントの予約を含む問い合わせはアイヌ民族博物館 電話0144(82)3914。
http://www.tomamin.co.jp/20150424255
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