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<留萌>歴史振り返る企画展に意欲 市の新しい学芸員・高橋愛未さん(22)

2022-09-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/16 05:00

高橋愛未さん
 市の新しい学芸員として今春に採用され、現在は所属する市教委生涯学習課で日々業務に当たる。留萌とは大学卒業まで縁もゆかりもなかったが、「市民のためになる資料を後世に残していきたい」と意気込んでいる。
 山形県内陸部の中山町出身で、東北芸術工科大(山形市)の歴史遺産学科を卒業。中学校の授業で歴史の奥深さに魅了されたことをきっかけに、大学では地元に伝わる口寄せ巫女(みこ)「オナカマ」文化の研究に熱中した。卒業論文は学科の最優秀賞に選ばれた。
 大学卒業後は民間企業への就職が内定していたが、「歴史に携わる仕事がしたい」と大学4年の12月に就活を再開。求人サイトを眺めていた時に、留萌市の学芸員募集のページに目が留まった。道内には旅行で一度訪れたきりだったが、「ニシン漁やアイヌなど北海道固有の文化を学びたい」と市の採用試験を受けた。
 現在は留萌市史の研究や郷土学習イベントの準備を担当している。印象的な仕事は、8月上旬に行った国指定史跡「旧留萌佐賀家漁場」の一般公開だ。「訪れた人たちが新たな発見に喜ぶ顔を見て、とてもやりがいを感じました」
 今後の目標は、未公開資料の整理を進めて、留萌の歴史を振り返る企画展示を開くこと。「歴史に関心がない人や、若い人たちに足を運んでもらえるようなイベントなど企画したい」と意欲を見せる。(吉川幸佑)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/731983/
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