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「東日本」被災の松から笛 恵庭の小野さん、南相馬で演奏会 「復興の思い新たに」

2024-05-30 | 先住民族関連

伊藤凱 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 21:28(5月29日 21:54更新)

手作りしたラブフルートが並ぶ工房で、福島県南相馬市の「奇跡の一本松」から作った笛を見つめる小野さん

 【恵庭】アメリカ先住民族の伝統的な縦笛「ラブフルート」を市島松の工房で作り続けている小野昭一さん(71)が6月2日、東日本大震災で被災した福島県南相馬市で、地元住民との交流会とミニコンサートを開く。小野さんは被災地で被害を受けた松を使って笛を作り続け、今回は初めて全国の購入者も現地に集まり、一緒に笛を奏でる。小野さんは「東北への思いを抱く人たちとともに、現地の人と復興の思いを新たにする機会にしたい」と話す。

 小野さんは2011年10月に被災地支援の基金を立ち上げて以来、東北の避難所や保育園に野菜、コメなどの食物やおもちゃを届けたり、現地で笛の演奏会を開いたりして、被災地との交流を深めてきた。

 同年冬からは、岩手県陸前高田市の「高田松原」の松を原料に笛の制作を始めた。景勝地として知られる高田松原では、津波で約7万本の松が流された。笛に込めたのは震災で亡くなった人への鎮魂と、現地住民の誇りだった松を新しい姿に生まれ変わらせたいとの願い。これまでに作った本数は「覚えていない」が、購入希望があった道内外の数十人の手に渡っている。

 ・・・・・・・・・

 小野さんは「東北の風を伝える笛の音色で被災地の人の心を癒やし、元気を与えたい。開催地は遠いが、東北に特別な思いがある人はぜひ参加して」と話す。交流会参加や笛の購入などの問い合わせは小野さん、メール(loveflute@ravenono.com)へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018194/

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