中央フォーカス台湾2024/05/29 18:44
北部・新北市原住民族行政局と同市三鴬地区に暮らす台湾原住民(先住民)族が共同で運営するリパハカ特色農園で25日、農作業の体験などを通じて食や農業について学ぶイベントが開催された。参加者は野菜の収穫や原住民料理の試食などを体験し、原住民に伝わる農業の知恵や野菜に関する知識などへの理解を深めた。同局が26日、報道資料で発表した。
農園に関わる原住民族の一人は、都市の子供が普段目にする野菜はほとんどが市場で買ったものや、すでに処理されたものであり、野菜がどのように育つかや、野菜と雑草の見分け方も知らないと指摘。自らの手で収穫することを通じて、食卓に並ぶ食べ物が簡単には手に入らないものだということを実感できると話した。
アミ族に伝わるおにぎり「ムム」が振舞われた=新北市政府原住民族行政局提供
(黄旭昇/編集:田中宏樹)