先住民族関連ニュース

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台湾先住民族 ウポポイで舞う 16、17日に特別公演

2024-03-16 | 先住民族関連

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北海道新聞2024年3月15日 20:49(3月15日 23:43更新)

ウポポイで行われた歓迎式で、歌を披露する台湾原住民族文化園区の一行(奥)

 【白老】台湾先住民族の博物館「台湾原住民族文化園区」の専属舞踊団「ナルワン音楽舞踏団」による特別公演が16、17日、胆振管内白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で行われる。15日、同施設で歓迎式が行われ、ウポポイの職員らと、伝統的な舞踊を披露し合って交流した。

 文化園区は先住民族の文化の保存と維持などを目的に一般公開されている台湾南部の国立の野外博物館。昨年12月、ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団(札幌)と台湾政府の原住民族委員会が連携協定を結んだことから実現した。

・・・・・

 特別公演では、台湾各地の先住民族に伝わる祭りの際の歌や踊りを上演。16、17日の午前11時半と午後3時半から、ウポポイの体験交流ホールで行われる。観覧は無料だが、高校生以上はウポポイの入場料が必要。

※「ウウェランカラプ」のプ、「クリムセ」のムは、それぞれ小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/988138/


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和田屯田記念館を改修へ 根室市教委 25年度着工

2024-03-16 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年3月15日 19:41(3月15日 19:53更新)

 【根室】市教委は15日の予算審査特別委で、建築から140年ほどが経過し老朽化する和田屯田記念館(西和田)について「屋根のふき替えや内外壁など全体にわたって改修する」と明らかにした。2024年度に実施設計を行い、25年度に着工する方針。

 記念館は1885年(明治18年)の建築とされる和田屯田兵村の被服庫内部を改装した木造建物で、道有形文化財に指定されている。近年は木材の一部が湿気で腐ったり、強風で外壁がはがれたりと、修復の必要性が高まっていた。

 社会教育課の藤沢進司課長は「文化財としての価値を保存しつつ、できる限り当時の材料を生かした工事になる」と述べた。久保田陽氏(会派紬(つむぎ))への答弁。

 日本100名城のひとつで、アイヌ民族のとりでや祭祀(さいし)の場などとして使われたとされる国指定史跡「根室半島チャシ跡群」のノツカマフチャシ跡(牧の内)周辺の駐車場拡張計画に関し、市教委は大型バス2台が止められる場所を確保する方針を示した。

 ・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/988083/


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マオリ文化を身近に 白糠の中高生、ニュージーランド研修の成果報告

2024-03-16 | 先住民族関連

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北海道新聞2024年3月15日 19:19

視察したニュージーランドの自然環境を紹介する参加者

 【白糠】国際交流を通して語学力を磨き、アイヌ文化への理解を深めてもらおうと町がニュージーランドに派遣した中高生が14日、役場庁舎で研修成果を報告した。

 町内の中高生8人は2月、アイヌ政策推進交付金を活用した町の海外研修事業でニュージーランドに5日間滞在した。報告会には教職員や保護者ら約15人が参加した。

 生徒は、同国の先住民族「マオリ」の文化がアイヌ文化と比較して、交流サイト(SNS)で広く発信されていることや、・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/988055/


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簾舞通行屋150年 郷土史刊行 200セット、まちづくりセンターで販売

2024-03-16 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年3月15日 10:00

【南区】簾舞地区まちづくり連合会は、簾舞と近隣地区の成り立ちを解説した「簾舞・豊滝・砥山 百五十年史~旧簾舞通行屋開設150年のあゆみ~」を発行しました。「旧簾舞通行屋(旧黒岩家住宅)」に住んでいた黒岩裕さん(77)を中心とする編纂(へんさん)委員会が、約3年がかりでまとめ上げました。150年の節目が札幌市の区制施行50周年とも重なり、南区の「未来へつなぐ笑顔のまちづくり活動推進事業」として出版事業が実施されました。

 記述によると、開拓使が1872年(明治5年)、簾舞地区に宿泊施設「通行屋」を設置した時から和人の定住が始まりました。それから150年。通行屋の建物は、開拓使から屋守(管理人)に任ぜられた初代黒岩清五郎さんから代々子孫に引き継がれ、大切に守られてきました。

 開拓使は道内を移動する旅客や貨物運搬の便宜を図るため各地に通行屋や駅逓所を設置。現在の札幌の市域と近隣合わせて8カ所あったといわれますが、開拓使の廃止とともに消え、唯一残ったのが、黒岩家が住み続けた「旧簾舞通行屋(旧黒岩家住宅)」です。1984年に札幌市有形文化財の指定を受け、郷土資料館も併設して86年から公開されています。

 今回の出版に際して、黒岩家4代目当主で郷土資料館館長の裕さんが主筆を務めました。地域の人々の営みがどのように始まり、さまざまな変遷を経て今に至るかを膨大な資料や古地図と古写真、自らの記憶に残るエピソードを交えて書きつづりました。その記述の裏付けを確かなものにするため、編纂委員の一人で簾舞まちづくりセンター所長の山北尚志さん(70)が史料や文献を調べ、校正を行いました。

「簾舞・豊滝・砥山 百五十年史~旧簾舞通行屋開設150年のあゆみ~」上下巻

 A4判で上下巻計488ページ。上巻では、先史時代の海獣の化石発見でかつては豊平川上流域まで海であったことや、幕末の探検家・松浦武四郎がこの地を歩き、簾舞の語源であるアイヌ語の「ニセイオマップ」を地名に記した日記も紹介されています。上巻は昭和の終わりまで。下巻は平成から令和4年(2022年)までを記載しました。

 ・・・・・・・

 上下巻1セットで4180円。限定200セット。購入希望者は29日までに、簾舞まちづくりセンター、電話596・2059(午前9時~午後5時)へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/987250/


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西島松5遺跡出土品、重文指定へ 喜びに沸く恵庭の関係者 「しっかり保存活用する」

2024-03-16 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年3月15日 0:00(3月15日 23:48更新)

文化審議会が重要文化財に指定するよう答申した「西島松5遺跡出土品」(恵庭市郷土資料館提供)

 【恵庭】国の文化審議会が15日、市の「西島松5遺跡出土品」を重要文化財(重文)に指定するよう答申したことを受け、地元の関係者らは喜びに沸いた。市は貴重な文化資源として、保存により一層力を入れながら、地域文化を活用したまちづくりを推進していく考えだ。

 同遺跡は市内を流れる柏木川沿岸の台地に位置する。遊水地建設工事に伴い、道埋蔵文化財センターが2000~05年に敷地約2万1千平方メートルを発掘調査したところ、7~8世紀の土坑墓と8~9世紀の周溝墓の計90基が見つかった。墓からは当時の漆製品や金属製品など167万点が出土している。

 文化審議会はこのうち、土器、金属製品など218点を指定するよう答申。本州で製作されたとみられる装飾付き大刀(たち)や蕨(わらび)手刀(てとう)などの金属製品が170点以上出土し、道内で見つかった同時期の金属製品の4分の1を占めていることなどから、当時の石狩低地帯と本州との交流を考える上で「極めて重要な考古資料」と評価した。

 重文になれば、市内では06年に指定された「カリンバ遺跡出土品」に次いで2例目となる。答申を受け、市郷土資料館の長町章弘学芸員(53)は「貴重な資料にしてもらい、うれしい限り。これからは一層しっかりと保存活用していく必要があり、身が引き締まる思い」と決意を新たにする。

 ・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/988218/


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改築の白老交番完成、運用開始 アイヌの伝統的な住居をモチーフ

2024-03-16 | アイヌ民族関連

室蘭民報2024/03/15 15:30

 昨年9月から改築していた白老町東町の苫小牧警察署白老交...

ここから先の閲覧は有料です。

https://www.muromin.jp/news.php?id=102850


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アジアの魅力 世界に発信 国際観光映像祭、阿寒湖畔で開幕

2024-03-16 | アイヌ民族関連

釧路新聞3/15(金) 11:05配信

映像祭の成功を祈り披露されたアイヌ古式舞踊

 国内外から寄せられた観光映像の審査、表彰などを行い世界に発信する「第6回日本国際観光映像祭(JWTFF)」が13~15日にかけて、北海道釧路市阿寒湖温泉の阿寒湖アイヌシアター「イコロ」で開かれている。道内での開催は初めて。14日には開会式が行われ、全国各地の映像作家ら約100人が一堂に会した。

 JWTFFは観光映像をテーマとしたアジア唯一の映像祭。世界最大の観光映像祭ネットワーク「CIFFT」にも加わっており、アジア地域の魅力を伝えて誘客を促すような優れた映像を世界に届ける役割を担っている。今回のテーマは「美しき人々、生きる学びの空間へ」で、国際部門に1036本、日本部門には過去最高となる242本の応募があった。

 初日は、審査員らが出品された作品などについて語り合うフリートークをユーチューブでオンライン配信。2日目は開会式や応募作品の上映、北海道に関するフォーラムを開いた。

 開会式は映像祭の成功を祈るアイヌ古式舞踊で幕開け。続いて実行委員長の大西雅之鶴雅ホールディングス社長が「寄せられた応募作に描かれる世界各地の人々の営みを見ることで、自らの生き方を見つめ直すことにつながれば」とあいさつし、開会を宣言した。

 映像祭では、応募作品の上映や映像作家によるフリートーク、「北海道映像とアドベンチャートラベル」のテーマでフォーラムが行われるなどした。

 総合ディレクターの木川剛志和歌山大学観光学部教授は「阿寒湖での実施で、参加者がアイヌ文化に興味を持ってくれたと思う。観光映像は観光そのものの縮図。映像を通じ、在るべき観光の姿が見えてくるはずだ」と話していた。授賞式は15日午後3時からで、式の様子はユーチューブで配信する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b718ddb740d177a3d39056457e7ae802c77d1e60


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アマゾンの「刺さないハチ」蜂蜜は妙薬 先住民族から学ぶべき生活の知恵、収入源にも

2024-03-16 | 先住民族関連

ニューヨークタイムス更新日:2024.03.15 公開日:2024.03.15

養蜂用の巣箱に出入りするハリナシバチを眺める子ども=Brenda Rivas Tacury via The New York Times/©The New York Times

ペルーの先住民居住地ロレトで育った子どものころ、エリベルト・ベラはアマゾンの熱帯雨林で、父が樹木から野生のハリナシバチの巣を採取するのを見ていた。二人は一緒に、その巣から蜂蜜をしぼった。蜂蜜は、風邪やそのほかの病気の治療に使われた。

アフリカや欧州原産で南北米大陸じゅうに広がり、おなじみになった侵略的外来バチと違い、ハリナシバチはアマゾン原産種だ。

英語名「stingless bees」の通り、ハリナシバチの一番の特徴は刺さないこと。その蜜は水のように飲み下せるほどさらさらしていて、後口は酸味があると言われている。多くのペルー先住民が、天然の薬として利用している。

ベラの父は、どうやってハチを救えばいいのか知らなかった。逃げていくものもいれば死んでしまうものもいた。「私たちは巣を取り、取った巣は森の地面に放置した。ハチは死んだ」とベラは話す。

ベラの採取方法はいまや、もっと進化している。ハリナシバチの巣76個を四角い木箱に入れ、木の杭につけて家の周りに置き、家族で管理している。

この人工的な巣にはそれぞれ複数の引き出しがあるが、蜜を取るのはそのうち一つだけ。ベラはこれを「蜂蜜のつぼ」と呼び、これ以外はハチのために残す。「ハチも生きなきゃいけない。全部を奪ってしまったら、逃げていってしまうだろう」

アマゾン流域は、数百種のハリナシバチのふるさとだ。だが、森林伐採が進んで熱帯の風景を農場や牧場に変えた。その結果、ハリナシバチやその他の固有の花粉媒介者が、絶滅の危機に直面している。農薬や気候変動、また、ハリナシバチより農地に適応しているミツバチとの競争が、負荷をさらに重くしている。

ハリナシバチの蜜で生計を立てている人は、ベラとその家族を含めて数少ない。ベラの手法を改良するのを手伝ったのは、ペルー・アマゾン研究所の昆虫学者セザール・デルガドだった。養蜂の魅力をさらに広めたいと考えている。「養蜂は、森と地域社会が気候温暖化に順応するのにとても良い方法だから」

ハリナシバチはアマゾンに自生する植物の多くを受粉させる。このハチを中心に地域経済を構築することは、森林破壊と闘う創造的な方法だ、と化学生物学者のロサ・バスケス・エスピノザは言う。アマゾン国際研究所の創設者でもある。

しかし、この取り組みを成功させるためには、熱帯雨林に暮らす先住民の知識と生活様式を組み込む必要があるとバスケス・エスピノザは強調した。「自立的な過程であり、地域共同体の文化に沿ったものでなければならない」

ハリナシバチの蜂蜜は新型コロナウイルス大流行のさなかにペルーの先住民の間で人気が高くなった、とバスケス・エスピノザは解説する。コロナウイルスによって大打撃を受けた時、上気道感染症の治療の代替薬として好んで使われるようになったからだ。銀行口座を持たないために政府の援助が受けられなかったへき地の人びとにとって、蜂蜜の販売が収入源にもなった。

デルガドとバスケス・エスピノザはこれをきっかけにして、人工の巣を使ったハリナシバチの飼育を広めたいと考えている。二人はまた、先住民の共同体と協力して、より持続可能な形の蜂蜜の回収方法を探っている。

アシャニンカ族(訳注=ペルーからブラジルにかけて居住する先住民)共同保護区のパークレンジャー、リチャル・アントニオは、ハリナシバチの飼育というアイデアを広めるために区内を回っている。そして、人びとは学ぶことに意欲的なんだと気づいた。

「唯一の課題は材料不足」と指摘する。養蜂のための資材が限られていることは、より広い問題の映し絵でもある。ペルーの現行法では、国益に資する種として認められているのはミツバチだけなのだ。

つまり、ハリナシバチの養蜂家や天然蜂蜜の採取者は、事業拡大に必要な資金提供を受ける多くの機会を逸している。加えて、製品の評価は普通のハチがつくる金色のねばねばの水分と糖度が基準になっているため、ハリナシバチの作る蜜は法的には蜂蜜とみなされない。これが、販売業者が食品安全や品質を示すラベルを製品に貼って販売を促進することを妨げる障害になっている。

「これは蜂蜜なんだ」とデルガドは嘆く。「他の土地から来てこれを買う人たちも、これが蜂蜜だと分かっている。ただ、法的には違うってだけだ」

デルガドとバスケス・エスピノザはまた、学術文献上では知られているハリナシバチについての知識を広く普及することにも取り組んでいる。二人は2023年9月に科学誌「Food & Humanity」で、2種のハリナシバチから採った蜜の化学的特徴に関する研究を発表した。まだ予備的な段階だが、二人はこの蜜に抗炎症と抗菌作用、その他の健康増進作用という特性があることを発見した。

二人はまた、この蜜の中に環境汚染物質の痕跡があることを報告した。ハリナシバチが農薬にさらされた土地で授粉した結果という可能性が高い。

この蜂蜜の効用は、ハリナシバチが授粉するアマゾンの樹木の樹脂に由来するのかもしれない、とクラウス・ラスムシェンは指摘する。デンマークのオーフス大学の昆虫学者で、今回の研究には関わっていない。「こうした樹脂は、いろいろな樹木が自身の負った傷を保護するために使う」。

樹木は自分でつくり出せるものしか使えないが、ハリナシバチは森じゅうから集めることができる。つまり、その蜂蜜には有益な特性が多様に含まれる。

さらに、デルガドとバスケス・エスピノザはアントニオとともに、熱帯雨林の中でハリナシバチを見つけた場所とその種類を地図に落としている。そのデータは森林伐採率と比較され、近い将来どのくらいハリナシバチの数が減るかを予見するのに使われる。

科学者たちはまた、「民族の知識」と呼ぶものを記録し続けている。アマゾン先住民が何世代にもわたって培ってきた、ハリナシバチに関する伝統的な知識のことだ。これには、特定の病気を治療するのにどのハチの蜜が最適か、といったことも含まれる。

デルガドにとっては、これは今も研究者が先住民の知識に学ぶべきだということを示している。「科学が混乱することはあっても、先住民は違う」と話す。

彼らは、こうした取り組みの成果を学術誌に発表し、協力してくれた先住民を共著者にすることを計画している。

「おそらく、先住民は英語で話すことも科学的手法について話すこともできない。しかし、それ以上に、ハリナシバチに近づき、導き、標本を採取するための多くの情報を提供してくれている」とバスケス・エスピノザは言う。

昨年、彼女とデルガドは地球法センター(訳注=米コロラド州に本拠を置き、地球上の環境を守る立法、運動、教育の推進を目的としている団体)と協力し、ペルー議会に対し、ハリナシバチの国益に資する種への認定を請願した。

この提案は、ハリナシバチの保護に法的な根拠を与え、人びとにこのハチが地域の生態系の重要な構成要素だという認識を深めてもらうことを目的としている。法律を改正することで、養蜂家が資材を購入したり地元市場に出荷したりする際の資金調達の選択肢が広がるだろう。

法案が立法化されるかどうかは不透明だが、すでにバスケス・エスピノザは地域の変化を目の当たりにしている。より多くの販売業者がハリナシバチの蜂蜜の価値を認識するにつれ、価格が上がってきている。以前は半リットル3ドルだったものが、今では20ドルにもなる。

また、蜂蜜の収穫者は、アマゾン原産で健康に役立つと信じられている2種類の植物をより多く植えるようになった。ハリナシバチの多くの種が巣を作る樹木ドラゴンズブラッド(訳注=南米北東部原産で、樹液が血液に似ている)と、ハリナシバチのえさとなるカムカム(訳注=フトモモ科の常緑低木)だ。

ハリナシバチの養蜂が広まり、家族ぐるみでより積極的に関わる人も増えている。サンマルティン(訳注=ペルー北部の県)の先住民養蜂家メチタ・バスケスは言う。「養蜂には、私たちみんなが参加している。女性も男性も、子どもたちでさえも。子どもたちは本当に楽しんでいる」

普段は家で子どもの世話をしている母親たちの間で、養蜂に対する熱意が特に高まっているという。バスケス・エスピノザは、この動きはへき地の先住民共同体で女性が自信をつけ、能力を発揮し始めるというより大きな変化を反映していると見ている。

地元原産の花粉授粉者・ハリナシバチのことを知らないペルー人は多いが、少なくともある学校では次世代を担う子どもたちにハリナシバチのことを確実に伝えている。

ペルー北東部にあるヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレトという学校で教える環境エンジニアのベティ・トーレスは、数学の授業に必ずハリナシバチを取り入れる。生徒たちは、ハリナシバチがどれくらいの速さでどれくらいの距離を飛ぶことができるかを計算し、人工の巣を作るのに必要な木の量を計算する。

トーレスは生徒たちを自宅に連れていき、飼育している12個の巣を見せたり、養蜂について教えたりもする。「子どもたちが飼育方法を身に付け、家族で養蜂できるようにするのが私の目標。巣一つあれば始められるから」(抄訳)

(Katrina Miller and Rosa Chávez Yacila)©2024 The New York Times

https://globe.asahi.com/article/15194701


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教皇「先住民の知恵と科学」テーマの研究集会参加者と

2024-03-16 | 先住民族関連

バチカンニュース15 3月 2024, 11:30

教皇フランシスコ、先住民の知恵と科学をテーマとするワークショップ参加者と 2024年3月14日 バチカン宮殿  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

教皇フランシスコは、先住民の知恵と科学をテーマにしたワークショップの参加者らとお会いになった。

 教皇フランシスコは、3月14日、先住民の知恵と科学をテーマにしたワークショップの参加者らとバチカン宮殿でお会いになった。

 「先住民の知恵と科学。脆弱性とレジリエンスのための解決策における知識と科学の融合」をタイトルとしたこのワークショップは、教皇庁科学アカデミーと社会科学アカデミーの共催により、ここ数日バチカンで開かれていた。

 教皇は同研究集会の参加者らを温かく迎えられた。まだ多少風邪の症状が残る教皇は、用意された挨拶文を国務省のピエルルイジ・ジロリ師の代読に託された。

 この中で教皇は、気候変動や生態系の多様性の喪失、食料や衣料の危機などの急務の課題に対し、包括的かつ豊かで人間的なアプローチを可能にするために、先住民の知恵と科学という二つの知識の形を共に合わせる試みは有意義なことと喜ばれた。

 先住民の偉大な叡智の価値を認め、統合的で持続可能な人類の発展に役立てることを目的とする研究は、人類という大きな家族の中に存在する文化や伝統、精神の多様性を守る必要を国々や国際機関にアピールするチャンスにもなる、と教皇は指摘。

 世界が紛争拡大への道をたどる今、古来の知恵と科学、先住民の共同体と科学者の共同体という異なる世界の開かれた対話の姿勢の大切さを強調された。

 教皇は、先人の知恵の遺産と科学的探究の成果の双方から生きる力をくみ取りながら、これからも真理・自由・対話・正義・平和のために共に働いてほしい、と関係者らを励まされた。

https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2024-03/workshop-indigenous-peoples-knowledge-and-sciences.html


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森山直太朗、NZの先住民・マオリの聖地を巡る「言葉では記号化できない涙が幾度も流れた」<ドラマ 地球の歩き方>

2024-03-16 | 先住民族関連

ザ・テレビジョン2024/03/15 12:00

「」(毎週土曜深夜0:00-0:30ほか、BSテレ東ほか/Leminoで独占先行配信/TVerにて見逃し配信)の「 ニュージーランド『キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド~レインガ岬』」編が、3月16日(土)から3週に渡って放送。ニュージーランドを旅した森山直太朗の様子とコメントが届いた。

4人の旅好き芸能人が新たな国の魅力を発見「ドラマ 地球の歩き方」
本作は、2024年に創刊45周年を迎え、“海外旅行のバイブル”的存在として長年愛されている書籍シリーズ「地球の歩き方」と旅好き芸能人がコラボレーションしたオリジナルドラマ。
、、、森山直太朗の4人が、編集部から世界の国々について特集を組んでほしいと依頼を受け、三吉が韓国、森山未來がタイ、松本がサイパン、森山直太朗がニュージーランドへ旅立つ。
一度は行ってみたかった場所、以前通った場所など興味・関心の赴くままに、現地スポットを自らの足で巡り、新たなグルメや景色、名所、人々に出会い、その国の新たな魅力を発見しながら、オリジナル特集ページを完成させていく。
映像配信サービス“Lemino”では、全エピソードをテレビ放送7日前に先行配信。最新話は毎週日曜日に配信予定で、特別インタビューや未公開映像が収録されたスペシャルエピソードも配信している。

森山直太朗、キャンピングカーを運転し先住民・マオリの聖地を巡る
同ドラマのラストを飾る森山直太朗がニュージーランドを旅した様子は、「キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド〜レインガ岬」編として、3月16日から3週に渡って放送。キャンピングカー好きの森山直太朗が、現地で見つけた“旅のお供”を運転し、先住民・マオリの聖地を巡る。

森山は「食べ物をもらったら食べ物を、歌をもらったら歌を」ともらったものと同じものでお返しする先住民・マオリの儀式や死後の魂が旅立つ場所といわれるマオリの聖地・レインガ岬の言い伝えを知り、人間の持つ根源的な部分、つまり「なぜ生きているのか、なぜ歌を奏でているのか」ということに少しでも触れられるのではないかと思ったと語る。
今回、マオリのあいさつ「ホンギ」、歓迎の儀式「ポフィリ」、ニュージーランドのラグビー代表チームが試合前に行うことでも有名な舞踊「ハカ」もマオリの人と一緒に体験。本意気のハカを間近で見た時に、自分の中にある知らない感覚を呼び覚まされたような気がし、この旅では言葉では記号化できない涙が幾度も流れたという。森山直太朗の歌声がニュージーランドの広大な自然に響くのも見どころのひとつだ。

森山直太朗コメント「ノマド生活の若者たちを見て、ただならぬ覚悟を感じた」
この旅でマオリの皆さんをはじめノマド生活をしている若者たちとの交流、本当にいろいろな出会いと別れがありました。
特にノマド生活の若者たちは、何にも束縛されない生き方を選んでいましたが、現実的にその生き方を選ぶにはそれ相応の覚悟と勇気、それを楽しむ想像力が必要です。彼らが実際に生活している姿を見て、人生をより自分らしく生きていくためのただならぬ覚悟を感じました。
そして一人のおじさんが知らない異国の地へ一人で旅に出るとこんなにもあたふたしてしまうのかという姿も見どころのひとつだと思いますし、その中で気づきを得ていくところもこの珍道中の面白さですので楽しんでいただければと思います。

森山直太朗がマオリの自然&儀式を体験 in ニュージーランド 3月16日(土)深夜24:55~

https://www.youtube.com/watch?v=ER7rFrN279s

https://thetv.jp/news/detail/1187380/


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