先住民族関連ニュース

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探検家 松浦武四郎のアイヌの人たちとの交流描いた絵本が完成

2021-06-05 | アイヌ民族関連
NHK 06月03日 19時59分

江戸時代末期の探検家、松浦武四郎が現在の道北に調査に訪れた際のアイヌの人たちとの交流を描いた絵本が完成しました。
この絵本は、「悠久の大河松浦武四郎が見た天塩川」です。
松浦武四郎は北海道が「えぞ地」と呼ばれていた江戸時代末期、あわせて6回、調査に訪れた探検家で、「北海道」の名付け親として知られています。
絵本は上川地方や留萌地方の10市町村などが作ったもので、武四郎が1857年、現在の道北を調査に訪れたさい、天塩川流域で見た自然やアイヌの人たちとの交流を描いています。
このうち現在の音威子府村では、クマの猟の様子や地元の長老からアイヌの人たちに伝わることばを教えてもらうエピソードが軽快なイラストとともに紹介されています。
この絵本はおよそ600冊発行され、道内の学校や図書館などに寄贈されました。
絵本を発行する事務局の名寄市では、「絵本を通じて、武四郎の足跡を知ってほしい。また、当時のアイヌの人たちの暮らしに触れてほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210603/7000034914.html

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コロナ後見据え情報発信強化 道観光振興機構

2021-06-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/05 05:00
 北海道観光振興機構が、新型コロナウイルスの感染収束後に向けた情報発信を強化している。アイヌ文化などテーマごとに三つのウェブサイトを設けたほか、LINE(ライン)で旬な観光情報を随時配信する。
 サイトは「アイヌガイドポータル」(https://ainu-guide.visit-hokkaido.jp/)、「ようこそ! ほっかいどう温泉ワールド」(https://www.visit-hokkaido.jp/onsen/)、「北海道サイクリングツーリズムガイド」(https://hokkaido-cycling.visit-hokkaido.jp/)で3月に開設した。それぞれの見どころやモデルコース、愛好家インタビューなどを紹介している。
 LINE公式アカウントでは今月中旬から週1、2回、「機構のキャラクターが道内各地を旅する」という設定の写真を投稿する予定。担当者は「感染が落ち着いた後の旅行需要の底上げになれば」と話している。(堀田昭一)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/552038

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松浦武四郎像 白老へ 松阪市民の前川さんから寄贈 仙台藩白老元陣屋資料館に設置

2021-06-05 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021/6/4配信
幕末に蝦夷地(北海道)を調査した探検家・松浦武四郎(1818~88年)の像が、生誕地・三重県松阪市の市民から白老町に贈られ、仙台藩白老元陣屋資料館に設置された。アイヌ民族に支えられながら各地を踏査した武四郎は、白老にも足跡を残している。元陣屋資料館は「今は新型コロナ対策で臨時休館中だが、再開した際には多くの人に見てほしい」としている。

仙台藩白老元陣屋資料館に設置された松浦武四郎像
 寄贈したのは、武四郎の功績をPRしている松阪市の市民団体代表の前川幸敏さん(74)。同市の松浦武四郎記念館と白老町の旧アイヌ民族博物館の姉妹博物館締結(2014年)に尽力し、その後も白老と交流を続けている。
 FRP(繊維強化プラスチック)の台座に乗せた像は、ウレタン製で高さ180センチ、重さ約50キロ。刀を腰に差し、方位磁石を手にした姿をかたどり、ブロンズ色に塗装した作品で、5月に白老町に届いた。
 前川さんは、白老町での東京五輪聖火リレーを盛り上げたいと、武四郎像の寄贈を思い付き、自費で制作したという。13日に予定されていたリレーは新型コロナウイルスの感染拡大で中止になったが、町は、寄せられた像を元陣屋資料館に展示することにした。
 北海道の名付け親としても知られる武四郎は、蝦夷地調査の日誌でアイヌ民族の風習や暮らしを詳しく紹介した。白老にも足を運び、幕末に仙台藩が築いた北方警備拠点・白老元陣屋の様子などを「東蝦夷日誌」に記した。
 民族共生を願った武四郎の像は、地元アイヌ民族との関係を重視したとされる白老元陣屋の跡地に収まった。共生社会の大切さを訴える像を展示した資料館の武永真館長は「寄贈に感謝したい」と話している。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/21902

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異なる分野で互いに刺激 長井の猪股さん夫妻、旺盛な創作意欲

2021-06-05 | アイヌ民族関連
山形新聞2021/06/04 10:20
 長井市成田の猪股忠さん(75)美喜子さん(72)夫妻は、異なる分野で熱心に創作活動をしている。元高校教員の忠さんは明治期の教育者や哲学者らの青春にスポットを当てた評伝を自費出版し、近く3作目を出す。美喜子さんは物語などを題材に人形制作と随筆を手掛けている。
忠さんは秋田県出身。本県に高校教員として赴任し、長井工業高などで国語を教えた。民俗学に興味を持ち、白鷹町の「柳田国男を読む会」に所属して会誌に文章を掲載。退職後に「形あるものを残したい」と執筆を決意した。
2018年に初めて著した「明治の青春」(644ページ)は、北海道帝国大教授などを務めた藤原正(上山市出身)の生涯をたどりながら、旧制一高時代に親交のあった後の哲学者、出版人らの青春時代に焦点を当てた。取材や資料集めを含めて制作に約6年を費やした。今年2月には旧制一高時代に衝撃的な自殺を遂げた藤村操を紹介する2作目を刊行。近く出す予定の3作目では、旧松山町出身の阿部次郎(哲学者、作家)を取り上げる予定だ。
 美喜子さんは白鷹町出身。30代の頃、当時携わっていた幼児教育で子どもの感性を育む教材として人形を活用できないかと制作を始めた。主に手掛けるのは「球体関節人形」。人に近いポーズを取ることができるのが特徴だ。自身の心の移ろいなどを投影させ、何げない姿勢や視線などで背景を想像させる。長井、上山両市で教室を主宰している。
 近年は作品展に絡めた随筆の執筆も。2018年には、僧侶「良寛」を題材に白鷹町文化交流センターあゆーむで開いた展示会に合わせ、人物や背景に思いをはせながら自身の心の動きをまとめた冊子「心緒」(59ページ)を初めて出版した。「文章作りと人形作りを並行すると、自分の中で何か大きく深いものが膨らんでいく」。近くあゆーむで遠野物語をテーマに作品展を計画しており、関連する座敷童子(ざしきわらし)などの人形制作の傍ら、昨年10月に2作目の冊子「心象」(58ページ)を出した。
 忠さんと美喜子さんは校正を兼ねて相手の本を読むことも。互いの考え方や文章構成に触れ「改めて尊敬の念を覚える」(美喜子さん)という。2人とも旺盛な制作意欲をのぞかせ、忠さんは「戦後史など書きたいものが頭の中にある」、美喜子さんは「遠野物語の次は(北海道の先住民の)アイヌを題材にしたい」と話している。
https://news.goo.ne.jp/article/yamagata/region/yamagata-20210604102057.html

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「狙われる恐怖」乗り越え病気の子供救う…イスラエル女性の葛藤 現地にいる日本人が生の声を取材

2021-06-05 | アイヌ民族関連
AERA 6/4(金) 16:00
 武力衝突が続いていたイスラエル軍とパレスチナ武装勢力が5月21日、停戦に入った。ガザ空爆で非難を浴びたイスラエルにいる筆者が、心を痛める市民の気持ちを報告する。AERA 2021年6月7日号の記事を紹介する。
*  *  *
 ウゥー、ウゥー。サイレンが響き渡る中、迎撃ミサイルが空中で爆発し、振動で家が揺れる。発令から爆弾が到達するまで90秒。イスラエルの田舎町に住む筆者の自宅にシェルターはない。居間のテーブルの下にじっとうずくまる。迎撃率は9割。運を天にまかせるしかない。
 でも、日本にいる母親にはLINE(ライン)でこう伝えた。
「まず落ちてこないから大丈夫だよ」
 そんな緊張の日々が5月21日、やっと終わった。武力衝突を続けてきたイスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスなどの武装勢力が停戦に入った。
■恐怖を乗り越えて活動
 今回の衝突は、イスラエル占領下の東エルサレムをめぐるパレスチナ側の反発がきっかけだった。イスラエル軍によると、ハマスが実効支配するガザ地区から4千発以上のロケット弾が発射され、イスラエル国内で13人が死亡。イスラエル軍は空爆で報復し、テロリスト200人超を殺害したと発表した。国連は242人が死亡し、今のところ少なくとも129人は民間人だと発表した。武装勢力の誤爆でも複数死亡したようだとしている。
 筆者は仕事のためイスラエルに来た。現地の歴史や政治とは関係ない国際プロジェクトだ。だが、建国でアラブ人(パレスチナ人)を追い出したユダヤ系イスラエル人に良心の呵責(かしゃく)はないのか疑問だった。筆者はかねて、土地を奪われた、米国や日本の先住民族についても関心を寄せてきた。
 同僚のシャロン(49)に聞いた。高校生の息子を育てるシングルマザーだ。
 強硬派ユダヤ人のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区への入植。イスラエル側の差別を目の当たりにしている。「ユダヤ系イスラエル人」というレッテルから罪悪感を持ち、ただ「シャロン」個人として生きられない苦しさと闘ってきたという。
「どこかに行けるなら。でも、私たちはどこへ行けば?」
 誠実であろうとする人ほど苦しむ複雑さがつらかった。
 西岸地区との検問所でパレスチナの病気の子どもを預かり、病院に運ぶボランティアもしている。検問所付近はいつ衝突が起きてもおかしくない。
「狙われる恐怖はゼロじゃない。その恐怖を乗り越えて、続ける」
(敬称略)(ライター・秋葉玲央)
※AERA 2021年6月7日号より抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/a16e053f3f5b8adeb66a2b1ed3bda4f122658a10

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