北海道新聞 06/18 21:38
道内に対する新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除されるのを前に、東胆振・日高地方の各市町は18日、休館していた公共施設の再開をはじめ、宣言解除に伴う対応を決めた。住民生活の制約は緩める一方、感染者の多い地域の住民は施設利用を認めないなど一定の対策を続け、感染の再拡大を防ぐ。
■他地域の利用制限も
政府は17日、道内の宣言を21日から解除し、宣言に準じた「まん延防止等重点措置」に移行すると決めた。道は措置の対象地域を札幌市などに限る方針で、東胆振・日高地方は飲食店への時短要請や酒類提供制限が原則解除される見通し。
苫小牧市は18日、独自に出した「感染拡大警報」を20日を期限に解除すると発表した。休館していた市内の公共施設53カ所は21日以降に再開。重点措置期間の7月11日まで、道内の措置対象地域や、道外の措置や宣言の適用都府県から訪れる人の利用は制限する。
市危機管理室は「胆振の状況は改善傾向だが、他地域からの人流はまだ抑える必要がある」と説明する。
むかわ町も、町内の公共施設41カ所のうち36カ所を再開するが、7月11日まで利用を町民に限る。穂別地区の4カ所は同日まで休館し、道の駅「四季の館」は今後再開時期を判断するとした。安平町は、柏が丘公園(愛称ポッポらんど)のみ6月末まで休止を継続。キャンプ場2カ所は当面、札幌市民の利用自粛を呼びかける。
厚真町は公共施設を全て再開するが、大半は石狩管内と小樽市の住民に限り利用を禁止。白老町も全施設を再開した上で、まん延防止等重点措置の対象など一部地域からの利用は控えるよう求める。町の担当者は「引き続き基本的な感染対策を徹底する」とした。
日高管内の各町も相次ぎ対応を決めた。新ひだか町は21日から、公共施設の時短営業や休館を全面解除。えりも、様似の両町も同様の対応を取る。浦河町は正式決定前だが「宣言が解除されれば21日から公共施設を再開する」としている。
白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」は宣言解除後の再開日を調整している。(杉崎萌、木村みなみ、河村元暉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/557241
道内に対する新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除されるのを前に、東胆振・日高地方の各市町は18日、休館していた公共施設の再開をはじめ、宣言解除に伴う対応を決めた。住民生活の制約は緩める一方、感染者の多い地域の住民は施設利用を認めないなど一定の対策を続け、感染の再拡大を防ぐ。
■他地域の利用制限も
政府は17日、道内の宣言を21日から解除し、宣言に準じた「まん延防止等重点措置」に移行すると決めた。道は措置の対象地域を札幌市などに限る方針で、東胆振・日高地方は飲食店への時短要請や酒類提供制限が原則解除される見通し。
苫小牧市は18日、独自に出した「感染拡大警報」を20日を期限に解除すると発表した。休館していた市内の公共施設53カ所は21日以降に再開。重点措置期間の7月11日まで、道内の措置対象地域や、道外の措置や宣言の適用都府県から訪れる人の利用は制限する。
市危機管理室は「胆振の状況は改善傾向だが、他地域からの人流はまだ抑える必要がある」と説明する。
むかわ町も、町内の公共施設41カ所のうち36カ所を再開するが、7月11日まで利用を町民に限る。穂別地区の4カ所は同日まで休館し、道の駅「四季の館」は今後再開時期を判断するとした。安平町は、柏が丘公園(愛称ポッポらんど)のみ6月末まで休止を継続。キャンプ場2カ所は当面、札幌市民の利用自粛を呼びかける。
厚真町は公共施設を全て再開するが、大半は石狩管内と小樽市の住民に限り利用を禁止。白老町も全施設を再開した上で、まん延防止等重点措置の対象など一部地域からの利用は控えるよう求める。町の担当者は「引き続き基本的な感染対策を徹底する」とした。
日高管内の各町も相次ぎ対応を決めた。新ひだか町は21日から、公共施設の時短営業や休館を全面解除。えりも、様似の両町も同様の対応を取る。浦河町は正式決定前だが「宣言が解除されれば21日から公共施設を再開する」としている。
白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」は宣言解除後の再開日を調整している。(杉崎萌、木村みなみ、河村元暉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/557241