先住民族関連ニュース

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アイヌ象徴空間500日前祝おう 11日、札幌でイベント

2018-12-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/05 00:27
 道は11日午後6時から、札幌グランドホテル(札幌市中央区北1西4)で胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の開設500日前カウントダウンイベントを開き、人気投票で選ばれた愛称やロゴマークを発表する。道庁赤れんが庁舎(同市中央区北3西6)に象徴空間をイメージした映像を投影するプロジェクションマッピングも11~20日に行う。
 イベントでは、開設PRアンバサダー(大使)を務める俳優の宇梶剛士さんとAKB48坂口渚沙さん(旭川市出身)によるトークセッションや、芥川賞作家新井満さんとアイヌ民族の演出家秋辺日出男さんが作詞作曲した「イランカラプテ―君に逢(あ)えてよかった」の合唱も披露する。
 プロジェクションマッピングは、アイヌ民族の暮らしや自然、象徴空間を紹介する5分の本編と、模様などを映し出す5分のインターバルを繰り返し投影する。11日は午後7時45分~8時半、12~20日は午後6時半~8時半。
 問い合わせは道象徴空間開設準備支援室(電)011・206・6473へ。(村田亮)
※「イランカラプテ」のプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/254754

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琉球人遺骨の返還求め子孫ら提訴 京都大が保管

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
北海道新聞 12/04 19:46 更新

 昭和初期に沖縄県今帰仁村の墓所「百按司墓」から持ち出した遺骨を保管しているとして、琉球王家の子孫らが4日、京都大(旧京都帝国大)に返還と慰謝料計50万円を求めて京都地裁に提訴した。
 原告側によると、アイヌ民族の遺骨については、大学が研究目的で保管する骨の返還を求める訴訟が起こされているが、琉球人の遺骨を巡る返還訴訟は初めて。遺骨の身元は不明だが、原告らが「祭祀継承者」として遺骨の所有権を有しているかが争点となる。
 原告は、統一王朝をつくった第一尚氏の子孫という2人と沖縄出身者ら3人。原告側は2017年から遺骨の閲覧や返還を求めていたが、京大が応じなかったため提訴に踏み切った。
 第一尚氏の子孫で、4日に京都市内で記者会見した原告の玉城毅さん(68)は「骨がないところに向かって拝んでいたのかと思うとむなしく、許せない」と話した。
 訴状によると、返還を求めるのは、京都帝国大医学部助教授だった故金関丈夫氏が1929年、墓所から人骨標本の研究として持ち出した少なくとも男女26体の骨。墓所を管理する子孫らの許可を得ないまま持ち去り、京大が現在も遺骨を保管していると主張している。
 今帰仁村教育委員会などによると、墓所は16世紀以前に、第一尚氏に関わる有力者らが葬られていたとみられている。
 京大は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/254645

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「琉球王朝の墓から遺骨持ち出し」 返還求め子孫が京大提訴

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
毎日新聞2018年12月4日 21時33分(最終更新 12月4日 22時49分)
 昭和初期に旧京都帝国大(現京都大)の人類学者が、研究目的で沖縄の中世の首長らの墓所から遺骨を持ち出し、現在も保管する京大が返還しないのは違法だとして、琉球王朝の子孫ら5人が4日、京大に遺骨の返還と慰謝料計50万円を求めて京都地裁に提訴した。アイヌ民族の遺骨返還を求める訴訟は複数起こされ和解が成立するなどしているが、沖縄の遺骨の返還訴訟は初めてという。
 訴状によると、墓所は沖縄県今帰仁(なきじん)村にある「百按司墓(むむじゃなばか)」。14~15世紀の風葬墓で、今帰仁城(ぐすく)に拠点を置いた琉球統一前の北山(ほくざん)王国や、1429年に琉球初の統一王朝を建てた第一尚氏時代の貴族らを葬ったとされる。
 原告は第一尚氏の子孫という2人と照屋寛徳・衆院議員(沖縄2区、社民党)、沖縄出身で琉球民族遺骨返還研究会代表の松島泰勝・龍谷大教授ら。
 訴状によると、1928、29年に京都帝大助教授だった金関丈夫氏(故人)が百按司墓など県内の古墓所を調査した際、子孫や地域住民の了承を得ずに少なくとも59体分の遺骨を持ち出した。うち26体分は京大にあり、33体分は後に金関氏が教授を務めた台湾の国立台湾大(旧台北帝国大)に保管。昨年以降、原告側が両大学に返還や情報開示を求め、台湾大は応じる意向を示したが、京大は応じなかった。
 原告側は、沖縄では遺骨は先祖神として崇拝の対象で、その祭祀(さいし)を子孫や畏敬(いけい)追慕の情を示す者が行う慣習があり、第一尚氏の子孫2人や畏敬追慕する3人は民法上の「祭祀承継者」に当たると主張。所有権と、憲法に基づく民族的、宗教的自己決定権があり、それらを侵害する京大の対応は違法だとしている。
 記者会見した松島教授らは「戦後も継続する歴史的・構造的な差別、植民地主義的政策の清算を問う訴訟だ」としている。京大は毎日新聞の取材に遺骨の保管を認めたうえで、「訴状を見ていないのでコメントは差し控える」としている。【澤木政輝】
アイヌ遺骨保管の北大は順次和解
 アイヌや沖縄の人々の遺骨は戦前、研究目的で研究者らが墓を掘り返すなどして収集した。文部科学省の調査によると、12大学で計1676体のアイヌの遺骨が保管されていることを確認。近年、アイヌの団体や個人による返還訴訟が相次ぎ、1015体が確認された北海道大は順次和解に応じている。
 京大はアイヌの遺骨も87体保管。他にも鹿児島県の徳之島、喜界島、奄美大島の住民有志が、戦前に人類学者に収集された約260体の遺骨返還の要求書を今年5月に京大に提出したが、京大からの応答はないという。【菅沼舞】
https://mainichi.jp/articles/20181204/k00/00m/040/280000c

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琉球王家の子孫が京大提訴 持ち去られた遺骨返還求める

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
朝日新聞 2018年12月4日20時34分
 旧京都帝国大(現京都大)の人類学者が1929年、沖縄県今帰仁村(なきじんそん)の墓から26人の遺骨を研究用に持ち去ったとして、琉球王家の子孫ら5人が4日、京大に遺骨返還と原告1人あたり10万円の慰謝料を求めて京都地裁に提訴した。
 原告は、1406~69年に沖縄を治めた王家「第一尚氏(しょうし)」子孫の亀谷(かめや)正子さん(74)と玉城(たまき)毅さん(68)=ともに沖縄県うるま市=と、沖縄出身の3人。
 訴状によると、京都帝大の金関丈夫(かなせきたけお)助教授(1897~1983)は、第一尚氏がまつられた百按司(ももじゃな)墓から、子孫や地元住民らの許可を得ずに遺骨を持ち去った。保管している京大は、原告が求める遺骨返還に応じなかったとしている。
 原告は、霊魂がやどる遺骨を奪われ、祖先をまつれず、憲法が保障する信仰の自由を侵害されたと主張。遺骨返還を求める先住民族の権利を認めた国連宣言などにもとづき、遺骨の所有権があると訴えている。一方、京大広報課は「訴状を見ていないのでコメントは差し控える」としている。
 提訴後の会見で、玉城さんは「民族の尊厳を回復するために遺骨を返してほしい。骨がない墓を拝んでいたのかと思うと、むなしく許せない」、亀谷さんは「先祖の遺骨を何が何でも取り返したい」と述べた。(川村貴大)
https://www.asahi.com/articles/ASLD4544HLD4PLZB00Y.html

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琉球人遺骨の返還求め子孫ら提訴 京都大が保管

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2018年12月4日 19:35
 昭和初期に沖縄県今帰仁村の墓所「百按司墓」から持ち出した遺骨を保管しているとして、琉球王家の子孫らが4日、京都大(旧京都帝国大)に返還と慰謝料計50万円を求めて京都地裁に提訴した。
 原告側によると、アイヌ民族の遺骨については、大学が研究目的で保管する骨の返還を求める訴訟が起こされているが、琉球人の遺骨を巡る返還訴訟は初めて。遺骨の身元は不明だが、原告らが「祭祀継承者」として遺骨の所有権を有しているかが争点となる。
 原告は、統一王朝をつくった第一尚氏の子孫という2人と沖縄出身者ら3人。原告側は17年から返還を求めていたが、応じなかったため提訴に踏み切った。(共同通信)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/354641

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琉球遺骨返還、京大を提訴 「盗掘し権限なく占有」

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
京都新聞 【 2018年12月04日 21時00分 】
 昭和初期に京都帝国大(現京都大)の人類学者が沖縄県今帰仁(なきじん)村にある地元の首長を葬った「百按司(むむじゃな)墓」から研究目的で遺骨を持ち去ったとされる問題で、首長の子孫や沖縄県出身の大学教授らが4日、遺骨を保管している京都大に対して返還や慰謝料を求める訴えを京都地裁に起こした。研究目的で持ち出された遺骨の返還訴訟は、北海道のアイヌ民族の訴訟に続き全国で2例目。
 訴状によると、返還を求める遺骨は、京都帝国大医学部解剖学教室助教授だった金関(かなせき)丈夫氏(1897~1983年)が、1928~29(昭和3~4)年に百按司墓から持ち出した26体(男性15体、女性11体)の骨。金関氏が墓を管理する親族らの許可を得ずに、盗掘したとしている。遺骨は、現在も京大が人骨標本の研究材料として、何ら権限なく占有していると訴えている。
 原告は、15世紀に琉球王朝を開き、同墓に埋葬されたとされる王族「第一尚氏」の子孫2人と、沖縄県出身で琉球民族遺骨返還研究会代表の松島泰勝・龍谷大教授ら計5人。沖縄では、先祖の霊魂は骨に宿るとして遺骨そのものが崇拝の対象となっているとし、遺骨が本来あるべき場所にないため、憲法が保障する信仰の自由や民族的、宗教的自己決定権が侵害されたと主張する。
 持ち出された遺骨が誰なのかが判明していないため、訴訟では、原告に遺骨の返還を求める権利があるのか(原告適格)が争点となるとみられる。
 京都大広報課は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20181204000151

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「遺骨を返して」“琉球人”子孫が京大を提訴 90年前に研究目的で持ち出す(動画)

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
MBS 12/4(火) 19:08配信

 昭和初期に研究目的で沖縄の墓から持ち出された遺骨をめぐり、子孫らが京都大学に対して返還を求める裁判を起こしました。
 遺骨の返還を求める訴えを起こしたのは、15世紀に沖縄を治めた第一尚氏の子孫と沖縄出身の大学教授など5人です。訴状によりますと、約90年前、京大の前身である京都帝国大学の助教授が、第一尚氏の一族が祀られた墓・百按司墓(むむじゃなばか)などから59体の遺骨を研究目的で持ち出しました。そのうち26体は現在も京大が保管していることが確認されていて、原告の一部が遺骨の返還や情報開示を求めてきましたが、京大は応じてこなかったということです。
 「(遺骨を)私たちに断りもなしに持っていった」(第一尚氏の子孫)
 「ぜひ私の祖先を返してもらって、平和を与えてほしい」(第一尚氏の子孫)
 今回の提訴について、京大は「人骨の取り扱いについては、墓がある今帰仁村(なきじんそん)の教育委員会と現在協議中です」としています。大学を相手に遺骨の返還を求めた裁判はアイヌ民族の訴訟に続いてですが、アイヌ民族の訴訟はすでに和解により一部返還されています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00025564-mbsnewsv-soci

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「喜界村赤連」表記の板発見 遺骨箱の一部か、京大ごみ集積所に放置

2018-12-05 | ウチナー・沖縄
南海日日新聞 12/4(火) 13:01配信
 旧帝国大学の人類学者らによる鹿児島県の奄美大島や喜界島、徳之島の風葬墓などからの遺骨持ち出しに絡み、喜界島の遺骨を保管していた箱の一部とみられる板が京都大学のごみ集積所から見つかっていたことが3日までに分かった。板は現在、沖縄県の市民団体が保管しており、奄美の「京都大収蔵の遺骨返還を求める奄美三島連絡協議会」が年内にも引き取り、年明け以降、保管方法などを検討する方針だ。
 遺骨保管箱の一部とみられる板は2014年11月に同大学の学生が見つけた。その後、一時、アイヌ民族の遺骨返還運動支援組織が保管していたという。板には「大隅國大島郡喜界村赤連ダンムチノ下」の文字と、遺骨4体分の標本番号とみられる数字が記されている。
 旧帝国大学の研究者による遺骨持ち出し問題では、北海道や南西諸島から遺骨が持ち出されたとして住民団体が返還を求める運動を展開している。
 奄美でも、京都帝国大学(現在の京都大学)の清野謙次教授らが1933~35年にかけて奄美大島、喜界島、徳之島で遺骨を収集し、大学に寄贈したことが文献などで分かったとして、学識経験者らが今年3月、遺骨返還を求める要望書を同大学に送った。これまでに回答はないという。
 遺骨保管箱の一部がごみ集積所から見つかったことについて、奄美三島連絡協議会の大津幸夫代表は「祖先の遺骨を収めていた箱をごみ扱いされたことに怒りを覚える。収集した遺骨の現状も含め、京都大はしっかりと説明すべきだ」と指摘。協議会事務局は▽保管箱の一部が発見された経緯▽箱の中にあった遺骨の行方と保管状況―の2項目についての質問状を11月19日付で京都大に送付した。
 南海日日新聞も同大学に対し、同協議会の質問状への対応などを問い合わせているが、3日までに回答はない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00010002-nankainn-l46

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ゴールデンカムイ」野田サトル著

2018-12-05 | アイヌ民族関連
日刊ゲンダイ 公開日:2018/12/05 06:00
 第1回に取り上げるのは人気マンガ「ゴールデンカムイ」(1~15巻)。明治時代の北海道を舞台に、刑務所から脱走した囚人たちの体に彫られた入れ墨を巡って欲望爆発。どこかにある金塊を奪い合う宝探しアクションだ。しかし、読みどころはそれだけじゃない。物語の中で中心的な役割を果たす、アイヌの少女アシリパが作るジビエ料理の数々が、じつにうまそうなのである。
 僕は狩猟免許を取得し、冬になると信州で鳥撃ちに励んでいる。自分で捕ったカモなどは解体して、肉はもちろん、骨からもスープを取って残さず使うようにしている。そうしろと言われたからではなく、生き物の命を奪ったからには、使えるものはすべて使いたくなるのだ。しかも、味が絶品。とくに鍋のあとで食べる雑炊のうま味ときたら……。
 とまあ、ジビエには慣れている僕から見ても、このマンガの狩猟&食事シーンの描写はリアルさが半端ない。シカや熊の捕まえ方なんて序の口。松ボックリで作った罠にかかったリスの脳みそを食べるシーンが詳細に描かれたりもする。そんなものまでと驚くが、かわいい少女と脳みそ料理のギャップのせいか、アイヌの食文化が抵抗なく頭に入ってくる。
 文字だけじゃわからない。写真じゃグロい。マンガだからこそ、超絶マニアック描写がエンタメになるのだと思う。
 とくに序盤の5巻あたりまでは、狩猟とジビエの要素でぐいぐい読ませるパート。作者は現代の生活からは想像もできない闘いの舞台に読者を誘うため、“食べる”という行為を徹底的に利用しているともいえるだろう。僕はまんまとその企みにやられ、壮大な金塊争奪戦の渦に巻き込まれ、続刊の出る日を指折り数えて待っているところだ。
(集英社 540円+税)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/243018

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「殺してくれと懇願した」ウイグル族女性が語る、中国の収容所での拷問・虐待

2018-12-05 | 先住民族関連
NewSphere  Dec 4 2018
AP Photo / Maria Danilova
 11月26日、少数民族であるウイグル族の1人が、収容所で受けた拷問や虐待について詳細を語った。そこには、中国政府によって拘束された宗教的に少数派である何十万人もの人々が収監されている。
 ワシントンで記者たちに語ったミリグル・トゥルスン氏は、2017年に中国で再度逮捕された。この2度目となる逮捕の際には、尋問は4日間続き、寝る時間も与えられなかったという。さらに髪の毛をそられ、身体検査を強制された。3度目の逮捕後、扱いはさらにひどくなった。
「この拷問が続くならば死んだ方がましだと考え、私を殺してくれと懇願しました」トゥルスン氏(29)は、ナショナル・プレス・クラブの会合で記者たちに語った。
 人権団体によると、中国政府が提唱する「民族的統一」を中国・西部において推進するため、当局はこれまで200万人に及ぶウイグル族を拘束したという。11月26日、26ヶ国から集結した270名以上の学者たちが声明を発表し、「重大な人権侵害と先住民族の文化に対する意図的な攻撃」が中国で起きていることについて、人々の関心を集めた。
 声明によると、「収容所では、被拘束者のほとんどがウイグル族であるが、ひどく暴力的な監視下に置かれ、精神的なストレスにさらされている。母語の使用を禁じられ、信仰や文化的慣習を放棄することを強いられているのだ。収容所の外では、1000万人を超える少数派のテュルク系イスラム教徒の住民は、密に張り巡らされた監視システムや検問、住民同士の監視体制により、個人的自由が厳しく制限されている」
 トゥルスン氏は中国で育ち、大学で英語を学ぶためにエジプトへ渡った。間もなくして夫と出会い、三つ子を授かった。2015年、家族に会うために中国を訪れたトゥルスン氏はすぐに拘束され、幼い子どもたちと引き離された。3ヶ月後に釈放された時、三つ子の1人は亡くなり、他の2人は健康に問題を抱えていた。子どもたちは手術を受けたとトゥルスン氏は話す。トゥルスン氏が2度目に逮捕されたのは、それから約2年後だった。
 数ヶ月後、トゥルスン氏は3度目の拘束をされ、60名の女性たちとともに、窮屈で息のつまるような刑務所の監房に3ヶ月間収容された。そこでは睡眠は交代でしか取れず、監視カメラの前でトイレを使用することを余儀なくされ、中国共産党を称える歌を歌わなければならない。トゥルスン氏や他の被収容者たちには、服用すると気絶する錠剤や、女性によっては出血したり生理がなくなったりするような白い液体など、得体の知れない薬が強制的に投与された。同じ監房にいた9名の女性が、3ヶ月の間に亡くなったという。
 トゥルスン氏はある日、部屋に連れて行かれ、高い椅子に座らされた。両方の手足は固定された。
「当局の職員たちはヘルメットのようなものを私の頭の上に乗せました。感電させられるたびに全身が激しく震え、血管に痛みを覚えました」トゥルスン氏の回顧録が通訳によって読み上げられた。
「それ以外のことは覚えていません。口から白い泡が出てきて、意識が薄れていきました。耳に入ってきた最後の言葉は、おまえがウイグル人であることが罪なのだ、というものでした」
 トゥルスン氏はようやく釈放され、子どもたちをエジプトに連れていくことができたが、中国に戻るよう命じられた。カイロに到着した時点でトゥルスン氏は米国当局に連絡を取り、その後2018年9月に渡米、バージニア州に定住した。
 ワシントンにある中国大使館がコメントの要請に応じることはなかった。中国当局は収容所の存在を否定してきたが、軽犯罪者は「職業訓練センター」に送還されると述べている。
 米国務省は、2017年4月以降、中国政府によって政治的な再教育施設に収監されたウイグル族、カザフ族、その他イスラム教徒は80万人から200万人以上になる可能性もあると推定する。
「このような非生産的な政策を止め、独裁的に収監したすべての人々を釈放するよう、アメリカは中国政府に対して要求を続ける。ウイグル自治区当局者に対する措置を検討することも含め、人権侵害や虐待を犯す人々に対して説明責任を追及することを我々は確約する」と、米国務省は述べた。
By MARIA DANILOVA, Associated Press
Translated by Mana Ishizuki
https://newsphere.jp/world-report/20181204-1/

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【SYD】12/31~1/1 シドニー・ニュー・イヤーズ・イブ2018

2018-12-05 | 先住民族関連
日豪プレス 2018年12月4日
シドニー・ニュー・イヤーズ・イブ2018
Sydney New Year’s Eve 2018

©Image courtesy of City of Sydney
世界的にも有名なシドニーの新年を花火と共に迎えるイベント。大晦日の午後6時にシドニー・ハーバーの中心で行われるウォーター・ディスプレイを始め、アボリジニーなど先住民族の式典、午後9時にはハーバー・ブリッジと4つの遊覧船から打ち上げられる花火など、年越し前にもイベントが目白押し。そして午前0時に打ち上げられるメインの花火は、ハーバー・ブリッジやオペラ・ハウスなど7カ所から放たれ、壮大な花火の競演を鑑賞できる。ウェブサイトで49カ所の花火の鑑賞スポットを紹介しているが、チケットが必要な所もあるので早めの確認をお薦めする。
▼会場:Sydney Harbour
▼日時:12月31日(月)6PM~2019年1月1日(火)0AM
▼料金:無料
★Web: sydneynewyearseve.com/fireworks
http://nichigopress.jp/localnews/174516/

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NZを訪問した文大統領、両国の「類似性」を強調

2018-12-05 | 先住民族関連
(朝鮮日報日本語版) 12/4(火) 9:02配信
 ニュージーランドを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日(現地時間)、パツィー・レディ・ニュージーランド総督に会って南北関係改善について説明し、自身が追求する「包容国家論」とニュージーランド政府の政策の類似性を強調した。
 文大統領は4日、同国のジャシンダ・アーダーン首相との首脳会談に先立ち、レディ総督が主催する公式歓迎式と国賓昼食会に出席した。
 文大統領はこの日、「『世の中で最も重要なのは人、人、人』という(ニュージーランドの先住民)マオリ族ことわざが非常に印象的だ。私もずいぶん前から『人が先』というスローガンを使ってきたが、お互いに通じる点がある」と述べた。「包容国家」は所得主導成長の延長線上で政府が推進する経済・社会政策であり、「人が先」は文大統領が大統領選挙時に使用していたスローガンだ。
 文大統領は同国在住韓国人との懇談会で、「平和の韓半島(朝鮮半島)、正義のある公正な大韓民国を必ず作り上げる」と述べた。同国在住韓国人団体の代表で、当初この懇談会に出席すると伝えられていた楊正哲(ヤン・ジョンチョル)元大統領府広報企画秘書官の実兄ヤン・ジョンソク・コリアンレビュー発行人は出席しなかった。
 文大統領は同日午前、ニュージーランド・オークランドの戦争記念博物館を訪問し、無名勇士の塔に献花した。ニュージーランドからは6・25(朝鮮戦争)時に6050人が参戦し、このうち45人が戦死した。しかし、戦争記念館前では文大統領が到着する前から、文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のソウル答礼訪問に対する賛否双方のデモが行われた。
 金正恩委員長ソウル答礼訪問反対デモをしていた10人は「独裁者・金正恩を助けるのではなく、北朝鮮市民たちを助けよ」という英語のプラカードを手に、文大統領に反対するという意味の「Moon out」というシュプレヒコールを繰り返した。一方、「より良い世の中ニュージーランド韓国人会」所属の同国在住韓国人約150人は太極旗(韓国国旗)とニュージーランド国旗、そして統一旗を振りながら文大統領を歓迎した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00080006-chosun-kr

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