先住民族関連ニュース

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アイヌ伝統漁再び 千歳川本流でサケ捕獲

2018-12-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/29 23:26 更新

木の柄の先端にかぎ針の付いた「マレク」でサケを捕る千歳アイヌ協会の会員(西野正史撮影)
 【千歳】千歳アイヌ協会は29日、千歳市の千歳川上流部で伝統漁具「マレク」(もり)を使ったサケの捕獲を始めた。若手への技術伝承のため、道から来年1月末までに50匹を上限とする許可を受け、初日は3匹を捕った。協会によると、千歳川で1990年にマレク漁が復活後、本流で行うのはこれが初めて。
 許可区間は市水明郷の王子製紙第4発電所ダムの下流700メートルで、温かな湧き水を求めて厳冬期もサケが自然産卵する。期間は12月15日~1月31日。
 この日は協会会員ら5人で産卵床を壊さないよう注意しながら、雄1匹、雌2匹を捕らえ、年配者が10代の若者に突き方を教えた。捕らえたサケを鳥獣にも分け与えるため、頭部を切り落として現地に残した。1月中にあと2~3回行い、捕獲したサケはトバに加工して儀式で用いる。
 千歳川では1990年から、例年9月のサケを迎える儀式で1日だけ、農業用水取水口などでマレクでの捕獲が行われてきた。協会は技術伝承の機会を増やそうと、サケマスふ化増殖団体の同意を得た上で、道の許可を受けた。
 千歳アイヌ協会の中村吉雄会長は「歴史的な一歩。関係機関と協調しながら将来は期間や区間を拡大できれば」と話した。(中川大介)係機関と協調しながら将来は期間や区間を拡大できれば」と話した。(中川大介)
◆マレクのクは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/263209

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災害ない新年願って 東胆振、日高 官公庁や企業 仕事納め

2018-12-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/29 05:00
 東胆振・日高地方の多くの企業や官公庁は28日、仕事納めとなった。各職場では年末の訓示が行われ、胆振東部地震の発生など激動の1年を振り返り、新年への期待を新たにした。
 苫小牧市役所では岩倉博文市長が庁内放送で職員にあいさつ。2月の平昌冬季五輪で苫小牧ゆかりの選手が出場した女子アイスホッケー日本代表の健闘などを挙げ「今年は多くの話題を世界に発信できた。来年も明るい話題を届ける市政運営に努めたい」と述べた。
 白老町では戸田安彦町長が職員50人に訓示。2020年4月に開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」について「町内の機運を高めることが一番の仕事。アイヌ文化とどう関わることができるか考えていこう」と呼び掛けた。
 新ひだか町では大野克之町長が三石、静内両庁舎であいさつ。三石庁舎では職員約40人を前に、胆振東部地震による停電や断水への対応をねぎらい「来年は新たな気持ちで、災害のない年になれば」と語った。
 浦河町の日高振興局では松浦英則局長が庁内を回り、各部署の職員を激励。地域政策課では職員約20人に対し、新年度から日高管内産の春ウニや桜の名所を生かした新たな観光PRに取り組むことを挙げ、「地域のために心を一つにし、笑顔を忘れずに頑張ってほしい」と話した。(金子文太郎、川崎博之、中橋邦仁)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/262967

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台湾先住民ツォウ族の村に嫁いで 結婚・移住手続き編

2018-12-30 | 先住民族関連
ニッポン。コム[2018.12.29] 品川 真紀【Profile】

嫁ぎ先の阿里山・楽野村の風景(筆者撮影)
台湾と関わって20年以上になるが、私が台湾先住民族の文化に触れたのは実はごく最近のことだ。がむしゃらに50回以上も彼らの村や祭典を訪れるうち、これが自分のライフワークだと感じるようになり、2017年のある時、私の目の前に一人のツォウ族の男性が現れ、運命に引き寄せられるまま、私たちは結婚することになった。
昨今、日台カップルは珍しくない。私の身辺にも数多くいる。しかし私は山に住む先住民族に嫁いだ。必要な書類さえそろえていれば問題なく手続できるだろう一般的なカップルとは訳が違った。私の予想をはるかに超える大変な出来事の連続だったのだ。
台湾での婚姻届の手続きからつまずく
結婚は当人らの思いだけでは形にならない。必要な書類を提出して初めて成立する。
私は書類を準備するに当たり、まず個人のブログ等に紹介されている先輩らのアドバイスを参考にした。どうやら台湾で先に手続きをする方が書類も少なく済むらしい。台湾での必要書類は私の戸籍謄本1通、台北駐日経済文化代表処もしくは日本各地にある台湾の弁事処より発行された婚姻要件具備証明(独身証明書)およびパスポートの3点。私は戸籍謄本を持って台北駐大阪経済文化弁事処へ出向き、翌日に交付された独身証明書を持って台湾へ向かった。
台湾での結婚手続には事前に台湾の戸政事務所(日本の役所に当たる政府機関)で入手した「結婚書約」(婚姻届)が必要で、結婚の証人となった二人の署名捺印もなければならない。まずは婚姻届を完成させ、帰国前日の午前中に阿里山郷にある嘉義県竹崎戸政事務所阿里山弁公室を訪れた。
そこは1日に何人訪れるか分からない静かな事務所で、早速書類を提出すると、何と2日かけて取得した有効なはずの独身証明書が違うという。そんなはずはない、私は取得した際に窓口担当者に間違いはないか何度も確認した。おまけにパソコンの婚姻登録システム上のフォームでは日本人名の入力ができないとまで言われた。戸政事務所のシステムの問題ならこちらはどうすることもできない。私は全く想定外の事態にいら立ち、「書類は日本の事務所に直接確認して、入力方法に関してはそちらで尋ねるなりして、何とかしてほしい」と伝え、一旦引き下がった。午後に連絡があって再び出向くと、独身証明書と入力の件は解決したが、今度は私の戸籍謄本の中国語訳がいるという。それは私が事前に調べた情報にはなかった。しかもこれは必須書類で、独身証明書を取得する際に窓口で言われなかったのかとまで問われた。
言われなかったのだ――。
そこで事務所と話し合い、ひとまずは日本の公証役場で証明してもらったものを、訳文は後日提出し、届自体はこの日の受理となった。こうしてほぼ1日かけて台湾での結婚が成立し、夫の戸籍謄本の配偶者欄に私の名前が入った写しが発行された。
日本では国籍の表記でつまずく
台湾での手続きが完了すると、今度は3カ月以内に日本での結婚手続きを行わなければならない。夫の来日に先立って私の本籍地の役所へ出向き、必要書類に関して確認。この際に一つ問題が浮上した。婚姻届の夫の国籍を「中国」と書かなければならないということだ。
1日目は説明だけ聞いてそのまま帰宅したが、納得がいかず数日後にもう一度役所へ向かった。中国と書かなければならない根拠を示してもらったが、到底納得のいくものではなかった。夫は台湾で一番古くから住んでいる人々であり、彼らとは関係がない中国と書くことを夫のアイデンティティーが許さなかった。窓口担当者も初めは逃げ腰だったが、私の押しと粘りと熱弁に少しずつ動かされ、法務局に国籍を「台湾」と記入していいかどうか確認を取ってくれた。回答が来るまでの間、担当者はインターネットで個人的にいろいろ調べていたようで、何だか台湾や先住民族に興味を持ってくれたように感じた。そして法務局からの回答で、記入は「台湾」でよいが、入力時に「中国」と読み換えるとのことであった。戸籍法がそうであるのでやむを得ない。お互いに最大の譲歩をした形で合意に達した。そしてまた行き違いが発生してはいけないので役所にあらかじめ婚姻届を提出する予定日時を伝え、来日した夫とそろって役所へ向かい、夫の戸籍謄本と日本語訳文を付けて提出し、受理された。法務局での手続を経て約1週間後、私の戸籍謄本には夫の国籍は「中国」と記載されていたが、「婚姻の方法」という項目には「台湾の方式」とあった。こうして無事に日本での結婚の手続きは終わった。
戸政事務所での経験から念を入れて行動する
次は台湾で生活するために必要な手続き、配偶者ビザと外国人にとって身分証明書代わりとなる居留証の申請である。まず台北駐日経済文化代表処のホームページから「一般ビザ申請書」を作成する必要がある。また、申請時には「無犯罪証明書」と「健康診断書」も併せて提出しなければならない。そこで初めに無犯罪証明書の取得に動いた。これは所轄の都道府県警本部での申請となる。ビザ申請に必要であることを証明するため、ビザ申請書の写しを持参した。鑑識課に通され、全ての指の指紋を採取された。2週間後、結果の入った封筒が交付され、ビザ申請の際には未開封のまま提出するように求められた。
一方、健康診断書は書式が決まっており、病院の指定もあった。日本でも台湾でも可能だが、台湾の方が費用は格段に安く予約も不要とのことなので台湾で受けることにした。しかし台湾では結果が出るまで5~10日程度かかるらしく、後述するが、居留証の申請ではビザ取得から14日以内に行う必要があり、スケジュール管理に注意を要した。検査項目は胸部X線撮影、はしかの抗体と梅毒の有無。ぎょう虫検査の項目もあったが、日本人は不要だった。私が受診した嘉義市内の病院では1580元(約5800円)だったが、日本では3万円程度かかるようで、金額の差に驚いた。
以上2点と一般ビザ申請書、そして夫の戸籍謄本の写しをそろえて台北駐大阪経済文化弁事処へ向かった。その他パスポートの写しや写真が必要だったが、代表処や弁事処などによって必要な提出物が少し違うという。ビザと併せて私は自分の戸籍謄本が正式なものであると証明する書類の発行を依頼した。ところがその窓口では「これは不要の場合がほとんどですよ。それでも証明書の発行を申請しますか?」と言われ、ふと、阿里山での独身証明書のやり取りを思い出した。あの時この証明書を取得していれば訳文は必要なかったのではないか。そのことに気付いた私は「いえ、絶対発行してください。それがなくて以前大変なことになりましたから」と言って申請した。翌日無事にビザは発給され、申請した際に提出した証明写真も返された。これを台湾で居留証申請の際に提出するようにとのこと。また申請に当たってはビザ取得から14日以内に最寄りの移民署で申請しなければいけないと注意された。
ハプニングは続いたが、最終的に居留証を取得する
再び台湾に向かった私は、嘉義市移民署へ向かった。ところが、移民署はビザに添付された住所から別の場所に移転していた。なんと最新情報ではなかったのだ。しかしこれまでの苦労を思えばゴールはもうすぐ。気を取り直して、翌日改めて移転先へ向かった。すると今度は阿里山郷の住民は嘉義市では取り扱いできない、嘉義県移民署に向かえとのこと。しかも証明写真は持参した青背景のものでは受理できないので白背景で撮り直せときた。この辺りまで来ると、さすがに怒り心頭だったが、後日改めて嘉義県移民署へ向い、約2週間後、無事に居留証を取得した。苦労が多かった分、喜びもひとしおだった。
こうして恐らく国際結婚カップルの多い都市部では経験しなかっただろう数々の困難を乗り越え、どうにか台湾での生活をスタートさせることができた。しかし驚きや困惑はこれからであった。都会育ちの日本人女性が阿里山のツォウ族集落での暮らしになじむまで、まだ多くの困惑が待ち受けていたのだ。
https://www.nippon.com/ja/column/g00626/

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「ゴールデンカムイ」最新16巻が発売 大英博物館も注目[コミックスベストセラー]

2018-12-30 | アイヌ民族関連
ブックバン 12/29(土) 8:00配信
 12月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『3月のライオン(14)』が獲得した。
 第2位は『ゴールデンカムイ(16)』。第3位は『ONE PIECE(91)』となった。
 2位の『ゴールデンカムイ(16)』は明治時代の北海道を舞台にした伝奇マンガ。コミックスは累計830万部を突破し、2016年には第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」を受賞した話題作だ。今月5日にはイギリス・ロンドンにある大英博物館の公式Twitterのヘッダー画像に、同作のヒロインでアイヌ民族の少女「アシリパ」が使われたことでも話題になった。同博物館で来年5月から公開される展示会「Manga マンガ」のプロモーションの一環だが、世界で最も権威のある博物館のひとつである大英博物館が同作に注目していることにSNSでは驚きが広がっている。ファンからは「さすが解ってる!」「さすが世界を代表する博物館」などその慧眼を称える声が溢れ、またアニメ版でアシリパ役を務める声優の白石晴香さんも「す、すごい…」「見ただけで鳥肌が立ちました」と感動の声をあげている。
https://twitter.com/britishmuseum/status/1070250078831566848
1位『3月のライオン(14)』羽海野チカ[著](白泉社)
夏まつり以降、急接近したあかりと島田と林田。不思議な3人の関係は時にすれ違い、時に重なり合いながら三月町や川本家を舞台に周囲の人々も巻き込んでいく。そして秋も深まる頃、零にとって最後となる駒橋高校の文化祭を迎えるが、奇しくも同じ日に開催される職団戦の会場に零はいた。クラスの出し物に奮闘するひなたと立会人を務める零。それぞれの場でそれぞれの思いを抱えながら過ごす秋の一日が始まる――。(白泉社ウェブサイトより)
2位『ゴールデンカムイ(16)』野田サトル[著](集英社)
この旅は…取り戻す、金塊の謎を解く、父の記憶を辿る旅。杉元、鶴見、土方一行は、それぞれの戦いへ。幕末の人斬り、ハラキリ、少女団。射線が死線! ロシアVS山猫スナイパー対決開始!!  いつも以上に何でもござれ! 樺太闇鍋ウエスタン・第16巻!!! !!! ! 
3位『ONE PIECE(91)』尾田栄一郎[著](集英社)
ワノ国に上陸したルフィは、ある少女と出会い、物語は動き出す!!  散らばった仲間は何処に!? そしてこの国に隠された衝撃の事実とは!? 波乱必至のワノ国編本格始動!!  “ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!! (集英社ウェブサイトより)
4位『進撃の巨人(27)』諫山創[著](講談社)
5位『乙嫁語り(11)』森薫[著](KADOKAWA)
6位『五等分の花嫁(7)』春場ねぎ[著](講談社)
7位『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦(12)』赤坂アカ[著](集英社)
8位『古見さんは、コミュ症です。(11)』オダトモヒト[著](小学館)
9位『転生したらスライムだった件(10)』伏瀬[原作]川上泰樹[漫画]みっつばー[キャラクター原案](講談社)
10位『寄宿学校のジュリエット(11)』金田陽介[著](講談社)
〈コミックスランキング 12月26日トーハン調べ〉
Book Bang編集部 2018年12月29日 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181229-00562237-bookbang-ent

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