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ニュージーランド先住民族マオリの若者が北海道平取町へ 短期留学でアイヌ文化に触れる(動画)

2018-12-13 | アイヌ民族関連
HBC 12/12(水) 20:12配信

アイヌ文化に触れようと、ニュージーランドの先住民族の若者が、日高の平取町に短期留学しました。
ニュージーランドの先住民族、マオリの伝統の踊り「ハカ」。
披露する3人は、ニュージーランドから来たマオリの高校生です。
3人は、10月から12月10日まで、短期留学生として平取高校に通いました。
最も力を入れていたのは、アイヌの言葉や踊りの習得です。
アイヌ語は、文字を持たないことから、消滅の可能性があると危惧されています。
言葉や踊りを指導している関根健司さんと真紀さんの夫妻は、何とかアイヌ文化を残したいと活動しています。
留学生2人は、関根さんの家にホームステイしました。
「(みんなアイヌ語が)しゃべれない状態で、どん底からのスタートみたいな気持ちでいるので、何をしても新たな一歩であって、新たな試みみたいな感じがあるから、やりがいはある」(アイヌ語講師・関根健司さん)
「マオリ語が公用語になるまで苦労した話とかも向こうで聞いてきたけど、アイヌ語もそうなったらいいですよね」(アイヌ工芸家・ 妻の真紀さん)
ニュージーランドのマオリ語も、政府による英語教育の推進で、50年ほど前までは消滅の危機にありました。
「(マオリ語は)曽祖父が話せたけど、その子どもに教えなかった。理由は、マオリ語を話すと罰を受けたから」(マオリ族の留学生 ペラニコ・バードさん)
「マオリとアイヌは似ていて、アイヌ語を取り戻すことの苦労を知っている。アイヌ文化を知ることで何かサポートしたい」(マオリ族の留学生 カレエラ・バードさん)
しかし、今ではマオリ語教育のための学校が作られるなどして、持ち直しつつあります。
言葉は文化そのもの。
3人は日常的にマオリ語を使っています。
先月、札幌で開かれたアイヌ文化のイベントで、日頃の練習の成果を披露しました。
アイヌの踊りをはじめ、最後には堂々とマオリ伝統の踊りを披露した留学生たち。
会場は彼らのパフォーマンスにひき込まれました。
「クール。楽しかった。勉強になりました」(マオリ族の留学生 ペラニコ・バードさん)
北海道にとってかけがえのない、アイヌ文化の灯を消してはいけないと、マオリの留学生たちが訴えかけているようでした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000020-hbcv-hok

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アイヌ施設に関心持って 札幌で500日前イベント

2018-12-13 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2018/12/12 10:51
政府が北海道白老町で建設を進めるアイヌ文化施設「民族共生象徴空間」に関心を持ってもらおうと、道は11日、札幌市で「開設500日前カウントダウンセレモニー」を開いた。2020年4月24日のオープンを目指しており、愛称を「ウポポイ(大勢で歌うこと)」とすることも発表した。

北海道庁赤れんが庁舎の外壁に浮かび上がるアイヌ文化を紹介する「プロジェクションマッピング」(11日夜、札幌市中央区)=共同
セレモニーでは、アイヌ民族の大学生らが舞踊を披露し、高橋はるみ知事が「訪れた人がアイヌ文化に触れ、体験してもらえる施設。機運を盛り上げていきたい」とあいさつした。象徴空間のPRアンバサダーで、自らもアイヌにルーツを持つ俳優、宇梶剛士さんらのトークショーも行われた。
観光名所の道庁赤れんが庁舎では、アイヌ文化を紹介する映像が外壁に浮かび上がる「プロジェクションマッピング」も始まった。20日まで毎晩行われる。
象徴空間には、国立アイヌ民族博物館のほか公園や慰霊施設などが整備される予定。愛称は、一般投票で三つの候補の中から選んだ。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38825610S8A211C1CR0000/

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ウポポイ、国際舞台へ情報発信 G20、ラグビーW杯でアイヌ舞踊模索

2018-12-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/13 05:00
 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、2020年4月24日開設の胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」(愛称・ウポポイ)について「認知度はまだまだ低い」と述べ、来年開催される国際的な会議やイベントで情報発信に努める考えを示した。6月に大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合などでの、アイヌ民族の舞踊披露を模索している。
 菅氏は、内閣府による8月の世論調査で象徴空間の認知度が道内で約40%に対し、全国は9%に留まったことを問題視。「開業に向け道外へのPRにも積極的に取り組む」と強調した。
 来年はG20首脳会合に続き、9~11月にラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が札幌ドームを含む会場で開催される。政府関係者によると、こうしたイベントの式典などでアイヌ民族の舞踊を披露し、象徴空間をPRすることを検討している。実現すれば、昨年2月の冬季アジア札幌大会開会式以来の大きな舞台となり、20年の東京五輪・パラリンピック開会式での採用に向けても弾みとなるとみられる。
 政府は象徴空間の「年100万人来場」の目標を掲げており、菅氏は会見で、玄関口となる新千歳空港での情報発信の重要性も指摘。アイヌ総合政策室は、同空港国際ターミナルビルにあるアイヌ文化展示コーナーを拡充するため、関連予算を19年度予算案に盛り込む方針だ。(古田夏也)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/257334

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もっと武四郎

2018-12-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/12 17:00
 「北海道」命名から150年目の今年、名付け親の松浦武四郎に学ぶ多くの事業が行われ、関連本の出版も相次いだ。
 東京都世田谷区の静嘉堂(せいかどう)文庫美術館が開催した「幕末の北方探検家 松浦武四郎展」では、武四郎がアイヌ語地名で作った地図「東西蝦夷(えぞ)山川地理取調図」の複製を展示していた。
 日ロの北方領土交渉が急展開した折、視線は北方四島に向いた。
 武四郎は1849年に四島を調査した。6度の蝦夷地探査の3度目だ。南下するロシアの脅威を長崎で知り、危機感を抱き北を目指した武四郎。それまでにも増して緊張を強いられた旅だったろう。
 後の「三航蝦夷日誌」で国後、択捉両島について「紅夷赤狄(こういせきてき)と境を接せし洋中の孤島なれば、第一の要所とすべきこと…」と、国境警備の重要性を説いている。
 アイヌ民族に対する松前藩の収奪を武四郎が批判したのも、ロシアから国を守るには、まずアイヌの人々と文化を守るべきだと考えたから。そうした中で、彼らのよき理解者となった―。
 松浦武四郎記念館(三重県松阪市)の山本命(めい)主任学芸員は「松浦武四郎入門」(月兎舎)にそんな趣旨を記す。北海道との縁の契機は国防だが、やがて共生の思想に目覚めていった。
 維新後は明治政府の開拓判官として、アイヌ民族の困難な生活実態の改善を目指すが、聞き入れられずに半年余りで辞任する。
 武四郎を知らずに北海道の歴史は語れない。さらなる研究が進み、全国の人にもっと知られることを期待したい。(蛭川隆介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/257137

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来場100万人 課題は認知度 ウポポイあと500日 博物館4割完成 アイヌ語解説文も着々 出張公演など発信強化

2018-12-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/12 09:54
 【白老】道内各地のアイヌ文化の復興拠点となる民族共生象徴空間(ウポポイ)が2020年4月に開設される胆振管内白老町のポロト湖畔では、建設が急ピッチで進んでいる。中核施設の「国立アイヌ民族博物館」は約4割が完成し、展示エリアの解説文などアイヌ語をカタカナ表記する執筆作業も始まった。政府は、「年間来場者100万人」の目標を掲げるが、認知度は依然として低く、PRが大きな課題だ。地元白老町でも100万人への期待は高いが、周辺一帯の整備計画は財政上の事情もあり縮小を余儀なくされており、全体像はなお不透明だ。
 ウポポイは、アイヌ民族文化財団(札幌)が運営主体となり、道内初の国立博物館のほか、舞踊を披露する体験交流ホールや伝統的コタン(集落)、工芸品を制作する工房などを備える「国立民族共生公園」、各大学などが保管する身元不明のアイヌ民族の遺骨を集める慰霊施設からなる。
 発注者の開発局によると博物館建設は骨組みの段階で進捗率(しんちょくりつ)は44%。公園部分も7月に基礎工事を始め、いずれも来年11月に完成予定だ。慰霊施設は高さ27メートルのモニュメントが今年3月に工事が完了、慰霊行事を行う施設は外観ができ、骨を納める「墓所」も来年6月末の完成を目指す。
 博物館内の解説文などアイヌ語のカタカナ表記の執筆作業には、帯広や旭川など全道のアイヌ民族約20人が協力している。館内は第1言語をアイヌ語とする方針だ。執筆者に内容のイメージを伝え、アイヌ語をまずカタカナ表記してから日本語に翻訳する手法だ。文章の末尾には「○○方言」と記す。博物館設立準備室の佐々木史郎主幹は「アイヌ文化の地域ごとの多様性を感じてほしい」と話す。
 体験交流ホールではアイヌ民族の伝統舞踊に加え、最新の映像音響機器などを使ってアイヌ民族の世界観を分かりやすく体感できる演出を検討中。財団は11月に舞踊の踊り手を新たに7人採用し、先住民族政策の先進地である台湾やニュージーランドで視察やトレーニングを重ねている。
 政府は、「来場100万人」の目標達成に向け、その内訳を「道内5割、道外3割、海外2割」と想定。ウポポイをはじめ道内各地のアイヌ民族関連の施設を巡る周遊観光や、道内外からの修学旅行、各国の先住民への関心が高い外国人観光客などの訪問を期待している。
 ただ内閣府が8月に公表した全国世論調査によると、象徴空間を知っている人は9・2%、道内に限っても39・5%にとどまる。今夏に決定予定だった入場料などはまだ公表されておらず、関係者も「施設の具体的な内容が見えず、PRしにくい」と漏らす。
 関係機関は来年度、旅行会社へのプロモーションやイベントでの出張公演など発信を強化する方針。同財団民族共生象徴空間運営本部の山上俊行本部長補佐は「アイヌ文化を通じ、民族の多様性を感じるという他にはない強みを伝えていきたい」と話している。
■観光商業ゾーンは大幅縮小
 「あと千日を祝ったと思ったら、あっという間に500日を迎えた。町民全体で100万人の来訪者を迎え入れる準備を進めたい」。白老町で開かれたカウントダウンイベントで戸田安彦町長は町民に呼びかけた。
 町が整備する、象徴空間と最寄り駅のJR白老駅の間の「観光商業ゾーン」は大幅な縮小を余儀なくされた。町は当初、ゾーンに町の特産品販売やアイヌ民族の工芸品製造の機能をもつ中核施設「地域文化・観光研修センター」の建設を想定。整備費を約4億円と見積もり国の交付金活用を目指した。しかし、運営費や維持費など町議会が求めた中長期的な財政負担の道筋を示せず6月に断念した。
 現在、町が示す計画案は、観光情報の発信を軸とするインフォメーションセンターと約90台分の駐車場を町などが整備し、隣接地に民間事業者が宿泊施設や飲食店などを展開する商業区域を設ける。総事業費は2億1700万円と当初の約半分だ。年内に商業区域に出店する民間事業者の公募を始める予定だが、商業施設の着工は来春以降で、ウポポイ開設までに開業できるかは不透明だ。
 町は「インフォメーションセンターは象徴空間開設までにオープン予定だが、商業施設は民間事業なので開業時期は個々の事業者による」としている。(斉藤千絵、金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/257052

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アイヌ民族象徴空間 カウントダウン行事 白老町民 祝500日前

2018-12-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/12 05:00

 【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の開設まで500日となった11日、記念のカウントダウンイベントが町中央公民館で開かれた。アイヌ古式舞踊や開設までの日数を示すカウントダウンボードが披露され、町民約500人がオープンに向け機運を盛り上げた。
 2020年4月24日に一般公開予定の象徴空間は、中核施設となる道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、伝統的なコタン(集落)を再現し民族舞踊を披露する体験交流ホールがある「国立民族共生公園」などからなる。17年5月に着工し、博物館の工事は11月30日現在で全体の4割まで進んでいる。今後は体験交流ホールなどの建設を進め、19年度末の完成を目指す。
 イベントでは、象徴空間を運営する公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌)の職員がムックリ(口琴)演奏とアイヌ古式舞踊を披露。戸田安彦町長や白老アイヌ協会の新井田幹夫会長らがカウントダウンボードの幕を引き、「あと500日」の文字があらわれると、町民から大きな拍手が起こった。最後は、この日公表された象徴空間の愛称「ウポポイ」(大勢で歌うこと)にちなんで、いずれも町観光大使のゴスペルシンガーKiKiさんと町出身の歌手ミトカツユキさんらが合唱した。
 財団の村木美幸・象徴空間運営本部長代理は「町民のみなさんが500日を大いに盛り上げてくれた。私たちも身を引き締めて開設準備にあたりたい」と話した。
 今後、町はカウントダウンボードを町役場に設置するほか、防災行政無線で芥川賞作家新井満さんとアイヌ民族の演出家秋辺日出男さんが作詞作曲した「イランカラプテ―君に逢(あ)えてよかった」を毎日午後0時35分ごろから約1分間、流す。(金子文太郎)
◆イランカラプのプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/257092

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白老・アイヌ民族象徴空間 愛称「ウポポイ」 室蘭でもお披露目

2018-12-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/12 05:00

 白老町で建設されているアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の開設500日前となった11日、カウントダウンイベントがむろらん広域センタービル(室蘭市海岸町1)で開かれ、人気投票で選ばれた象徴空間の愛称「ウポポイ」(大勢で歌うところ)が発表された。
 会場の1階ロビーで「ウポポイ」と記された新たなカウントダウンボードが披露され、集まった市民ら約50人から拍手が送られた。胆振地区連合アイヌ協会の沢田一憲副会長(苫小牧アイヌ協会会長)がアイヌ民族の楽器「ムックリ」を演奏し「アイヌ民族について幅広く理解してもらい、文化を伝承、創造する拠点として大変期待している」とあいさつした。
 この日は札幌市と白老町でも同様のイベントが開かれた。象徴空間は2020年4月24日にオープンする。(横山清貴)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/257091

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<ウポポイ 共生の森開設へ>違い認め合いながら踊る、生きる アイヌ財団の2人、入魂「鶴の舞」

2018-12-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/12 05:00
 【白老】アイヌ文化復興の拠点となる民族共生象徴空間(ウポポイ)が2020年4月に開設される胆振管内白老町で11日に開かれた500日前イベントで、隣り合ってほほ笑む2人がいた。運営主体のアイヌ民族文化財団(札幌)の踊り手で、アイヌ民族の新谷史織(しんたにしおり)さん(25)と和人の伊藤彩花(あやか)さん(22)。ルーツも性格も異なる2人だからこそ、「一緒に舞台に立つことに意味がある」。「共生」を掲げるその場所で、違いを認め合う楽しさが踊りににじむ。
 クマの霊を送る勇壮な踊り「イヨマンテリムセ」で、11日のイベントが幕を開けた。約500人の来場者の前で、仲間たちと踊りを披露した2人は「たくさんの人がウポポイを支えていると実感した。これからも一回一回を大切に踊りたい」と前を向いた。
 2人は財団の前身の旧アイヌ民族博物館(白老)に2015年に入社し、舞踊公演を担当した。中でも2人一組で踊る「鶴の舞」は、自然と共生してきたアイヌ民族の精神性が表れた特に人気の演目だ。難易度が高く体力も使うが、観客が少なくても率先して舞台に上がっていたのが新谷さんと伊藤さんだった。
 2人の鶴の舞は、黒い着物が絶妙なリズムでひらひらと舞い、まるで親子ヅルが互いを気遣い合って飛び立つようだ。明るいムードメーカーの新谷さんと、冷静で実直な伊藤さん。性格も趣味も正反対というが「一人でも見てくれる人がいるなら、ちゃんと踊りたい」という仕事への姿勢はよく似ていた。
 2人の踊りへの自負には、それぞれの思いがある。白老町出身の新谷さんはアイヌ民族の母と和人の父の間に生まれた。大学を卒業するまで伝承活動に関心はなく、「自分はアイヌだと意識していなかった」。
 母の勧めで同館に就職して初めて、かつて同じ場所で働いていた曽祖母の舞踊を映像で見た。「自分のルーツに触れるのがうれしかった」と新谷さん。だからこそ、差別や偏見を恐れ今もアイヌ民族であることを明かせない人が多くいることにもどかしさが募る。
 苫小牧市出身の伊藤さんは高校の授業として訪れ、たまたま見たアイヌ舞踊に魅了され、卒業後に入社した。やりがいと同時に、いまだ社会には「アイヌへの誤解が多い」とも感じる。「チセ(伝統家屋)に住んでいるの?」「日本語が上手ね」などと言う来館者も少なくないからだ。
 「和人の自分に何が伝えられるんだろう」と悩むこともある。だがアイヌ民族を巡る抑圧や差別の歴史、地域ごとに多様な文化の魅力、何よりも一緒に働くアイヌ民族の仲間のことをもっと知ってほしいと思う。
 2人は現在、ウポポイ内で伝統舞踊を常時公演する体験交流ホールの担当として開設準備や踊りの訓練に励む。「アイヌ文化が自然に社会の中にあって、違いを認め合いながら暮らすことが当たり前になってほしい」。異なるルーツの2人で舞台に立つことが、そんなメッセージになることを願っている。(斉藤千絵)

 ウポポイの開設前500日を皮切りに、準備の動きや現場の思いを伝える「ウポポイ 共生の森開設へ」を随時掲載します。
※「イヨマンテリムセ」の「ム」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/256966

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沈みゆく島 島民に移住計画 米ジャン・チャールズ島

2018-12-13 | 先住民族関連
FNN PRIME 2018年12月12日 水曜 午後1:09

シリーズでお伝えしている「地球環境SOS」。
12日は、「海面上昇」の問題です。
だんだん上がってくる水、その高さは、およそ20cm。
これは、世界の海面水位の平均値が、この100年余りの間に上がった高さにあたります。
これが早ければ、およそ60年後の2080年ごろには、最悪で、およそ60cmから1メートル程度にまで上昇する予測もあります。
茨城大学によりますと、このまま海面上昇が進んだ場合、浸水の可能性がある面積は、およそ60年後には、日本列島とほぼ同じ面積になるというのです。
またその場合、海面より低い土地に住むことになる人口は、最悪の場合、1億人を超える可能性もあります。
そこで、まさに今、海面上昇の影響を受け、水没の危機にあるアメリカの島を取材しました。
アメリカ南部ルイジアナ州。
ジャズの発祥の地として知られる、ニューオーリンズから、車でおよそ1時間半。
取材班は、水没の危機にあるジャン・チャールズ島に向かった。
島に通じる唯一の道路だが、両側からは水が迫っていて、わずかな水面上昇で、この道自体が水没してしまいそう。
水位が高い日の道路の写真を見ると、自動車で通るのも困難な様子。
島を上空から撮影した55年前(1963年)の写真。
およそ30年後(1993年)には、大半の陸地が海に変わり、道路だけが、かろうじて残った状態に。
さらに15年後(2008年)には、その道路も途切れてしまい、現在(2016年)では、島の98%が水没している。
ルイジアナ大沿岸地学者のアレックス・コルカー准教授は、「ジャン・チャールズ島は、ほかの地域と同じように土地が沈んだり、失われている。地盤沈下や気候変動による世界的な海面上昇も原因の1つ」と話した。
かつて多くの住民が暮らしたこの島、水などの被害により住めなくなり、廃虚と化した住宅が多く見られる。
島には、かつて先住民族ら250人以上が暮らしていたが、浸水とともに、大半が島を去るなどし、現在はわずか50人を残すのみ。
ジャレッド・ダルダルさんも、島を離れた1人。
元ジャン・チャールズ島民のジャレッド・ダルダルさんは、「水位が上がると本島への移動ができなくなり、仕事にも行けないし、子どもたちは学校にも行けない。確実に悩みの種だ」と話した。
一方で、島を離れたくないという人もいる。
先祖代々この島に住む、クリス・ブルネイさん。
漁業を主な収入源として暮らしてきた。
ジャン・チャールズ島に住むクリス・ブルネイさんは、「わたしはこの場所を捨てたくないし、失いたくない。手放したくもない。ここは、わたしの出身地で、わたしの先住民としてのアイデンティティーなので」と話した。
こうした中、アメリカ政府は2016年、島民の移住計画を実行に移した。
およそ55億円の予算で内陸に新しい街を作り、島民を住まわせようという。
ルイジアナ州移設計画担当者のマット・サンダース氏は、「(移設先は島から)北西におよそ56km。現在の島からそれだけ離れるのは、地域社会が将来、洪水やハリケーンの影響を受けないようにするため」と話した。
移住計画は、2022年までに完了する予定で、島の歴史は、終焉(しゅうえん)を迎えることになる。
https://www.fnn.jp/posts/00407548CX

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光り輝く道庁赤れんが…プロジェクションマッピングで「ウポポイ」PR 20日まで連夜 札幌市

2018-12-13 | アイヌ民族関連
HBC 12/12(水) 17:32配信

再来年、胆振の白老町に民族共生象徴空間、「ウポポイ」が開設されます。
そのPRで、道庁の赤れんが庁舎が連日、光り輝きます。
道庁赤れんが庁舎をダイナミックに染めるプロジェクションマッピング。
北海道の大自然とアイヌ文化を描いた光が、音楽とともに躍動します。
アイヌ文化の発信拠点となる民族共生象徴空間「ウポポイ」が白老町に開設されるのは、再来年の4月。
それを記念したプロジェクションマッピングは、今月20日までの毎日、午後6時半から8時半まで、道庁の赤れんが庁舎を鮮やかに彩ります。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000013-hbcv-hok

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「トランプさん 辺野古中止して」 ロバート梶原さん 県系4世が署名活動 請願へ10万筆目標

2018-12-13 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2018年12月13日 05:00

ホワイトハウスの請願サイトで、名護市辺野古の新基地建設中止に向けた署名を呼び掛けているロバート梶原さん
 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事を、少なくとも県民投票がある来年2月24日まで止めてほしいと、トランプ米大統領宛ての請願を募るインターネット署名が8日から始まっている。署名はホワイトハウスの請願サイト「We the People」で募っており、日本時間の12日現在、約7300筆が集まっている。開始から30日以内に10万筆が集まれば、ホワイトハウスから請願に対する返答が60日以内に届く。発起人のハワイ在住県系4世、ロバート梶原さん(32)は「ぜひ、沖縄の多くの人々にも署名に協力してほしい」と呼び掛けている。
 請願は「県民投票まで辺野古、大浦湾の埋め立てを止めてほしい」と題し、新基地建設に反対する玉城デニー知事の誕生や長年にわたる県民の抗議にもかかわらず、日本政府と米軍は沖縄の民意を無視していると指摘している。トランプ氏宛てに「工事を中止させて米国が真の偉大な国であると示してほしい」と訴えている。
 梶原さんは母方が中城村出身。同村海外移住者子弟研修に参加した経験があるほか、ハワイ先住民族の活動にも携わっている。共に独立国だった沖縄とハワイがたどった歴史や現状は似ているとし、辺野古での抗議活動にも何度か参加した。「多文化のバックグラウンドを持ち、英語が話せる自分なら、沖縄と米国の間に橋を架けることができると思った。米国人に訴えるには、彼らが理解できる方法で取り組まなければならない」と話している。
 署名は13歳以上なら誰でもでき、サイトで氏名とEメールアドレスを入力した後に届く確認メールの指定箇所をクリックすると署名が完了する。サイトのアドレスはhttps://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-847937.html

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