北海道新聞 11/05 09:59 更新
英国などで販売されている「ゴールデンカムイ」の英語版
【ロンドン河相宏史】明治時代後期のアイヌ民族を描いた人気漫画「ゴールデンカムイ」の外国語版が、海外約20の国と地域で出版され人気を呼んでいる。英国では日本文化の研究者が内容を評価。漫画を通し、アイヌ文化の魅力が世界に発信されている。
漫画はアイヌ民族の少女が、日露戦争の帰還兵らと金塊を探して道内を回る冒険物語。北広島市出身の漫画家野田サトルさん原作で、2014年から集英社の「週刊ヤングジャンプ」に連載されている。単行本は15巻まで出版され、計830万部以上を発行している。
集英社によると、海外では15年9月の台湾を皮切りに、アジアや北米、フランス、スペインなどで、それぞれの国の言葉に翻訳されて出版。英語圏では6巻まで発売され、5万部以上を発行しているという。
英国ではロンドン中心部の若者向け書籍・雑貨店で販売。大英博物館で日本ギャラリーを担当するニコル・クーリッジ・ルマニエール学芸員は全巻を購入し、「ストーリーが面白く、アイヌ文化や北海道を理解できる。翻訳版の出版はとても意味がある」と話す。
集英社広報部は「本作で描かれる冒険や人間ドラマには国を問わず読者に訴える力がある。ほかの作品の翻訳版と比べても順調に売れている」とし、さらなる販売拡大に期待している。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/244992
英国などで販売されている「ゴールデンカムイ」の英語版
【ロンドン河相宏史】明治時代後期のアイヌ民族を描いた人気漫画「ゴールデンカムイ」の外国語版が、海外約20の国と地域で出版され人気を呼んでいる。英国では日本文化の研究者が内容を評価。漫画を通し、アイヌ文化の魅力が世界に発信されている。
漫画はアイヌ民族の少女が、日露戦争の帰還兵らと金塊を探して道内を回る冒険物語。北広島市出身の漫画家野田サトルさん原作で、2014年から集英社の「週刊ヤングジャンプ」に連載されている。単行本は15巻まで出版され、計830万部以上を発行している。
集英社によると、海外では15年9月の台湾を皮切りに、アジアや北米、フランス、スペインなどで、それぞれの国の言葉に翻訳されて出版。英語圏では6巻まで発売され、5万部以上を発行しているという。
英国ではロンドン中心部の若者向け書籍・雑貨店で販売。大英博物館で日本ギャラリーを担当するニコル・クーリッジ・ルマニエール学芸員は全巻を購入し、「ストーリーが面白く、アイヌ文化や北海道を理解できる。翻訳版の出版はとても意味がある」と話す。
集英社広報部は「本作で描かれる冒険や人間ドラマには国を問わず読者に訴える力がある。ほかの作品の翻訳版と比べても順調に売れている」とし、さらなる販売拡大に期待している。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/244992