NHK 11月22日 12時15分
釧路市の研究機関が、研究目的として慶応大学に貸し出していたアイヌ民族の遺骨が、22年ぶりに返還されていたことがわかりました。
文化財の保護や活用に取り組む釧路市埋蔵文化財調査センターは、所蔵するアイヌ民族の遺骨を研究目的として慶応大学に貸し出していました。
センターは研究が終わったはずだとして遺骨の返還を求め、これまでに貸し出した6体のうち大半が戻っていましたが、頭の骨など1体の一部は引き続き研究の必要があるとして返還されていませんでした。
遺骨は、今は定年退職している当時の教授が自宅で保管していましたが、ことしになって大学の学部が事態を把握し、遺骨はことし2月、22年ぶりに返還されたということです。
これについて地元への遺骨の返還を求めていた阿寒アイヌ協会の廣野洋会長は、「遺骨を物としか思っていない感じがした。戻ってきた遺骨の地元での慰霊を検討したい」と話しています。
また慶応大学広報室は、「関係者に迷惑と心配をかけたことをおわびします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181122/0005855.html?fbclid=IwAR1M5K-UAB9CjY76rSis4E7kIi-OqG_3ZZE1M-D-9-clpLgi-BzXDVZKKDM
釧路市の研究機関が、研究目的として慶応大学に貸し出していたアイヌ民族の遺骨が、22年ぶりに返還されていたことがわかりました。
文化財の保護や活用に取り組む釧路市埋蔵文化財調査センターは、所蔵するアイヌ民族の遺骨を研究目的として慶応大学に貸し出していました。
センターは研究が終わったはずだとして遺骨の返還を求め、これまでに貸し出した6体のうち大半が戻っていましたが、頭の骨など1体の一部は引き続き研究の必要があるとして返還されていませんでした。
遺骨は、今は定年退職している当時の教授が自宅で保管していましたが、ことしになって大学の学部が事態を把握し、遺骨はことし2月、22年ぶりに返還されたということです。
これについて地元への遺骨の返還を求めていた阿寒アイヌ協会の廣野洋会長は、「遺骨を物としか思っていない感じがした。戻ってきた遺骨の地元での慰霊を検討したい」と話しています。
また慶応大学広報室は、「関係者に迷惑と心配をかけたことをおわびします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181122/0005855.html?fbclid=IwAR1M5K-UAB9CjY76rSis4E7kIi-OqG_3ZZE1M-D-9-clpLgi-BzXDVZKKDM