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「ゴールデンカムイ」杉元がバーサーカー化しなかったことで話はどっちに進んだんだ16話

2018-11-07 | アイヌ民族関連
ニコニコニュース 2018/11/05 09:45
アニメ『ゴールデンカムイ』(→公式サイト)。十六話は話が一気に進んで、舞台は旭川へ。
「第十七話 腹の中」は今日10月22日(月)23:00より、TOKYO MXほかで放送。オンライン配信はFOD独占配信中。
今回は第七師団の軍事の話と、杉元・土方側は捕らえられた白石奪還を狙う、戦略性の高い回。
「脱獄王」白石は唯一網走監獄に侵入できる人物→彼が第七師団に捕らえられてしまった→土方組・杉元組は奪還のために動く→白石は杉元が怖くて助けてもらうのを拒否中、という流れ。
白石1人のために命を危険に晒すのはちょっと……「まあいっか」というのは意見として出てくる。
とはいえこの件は、「一度裏切ったやつは何度でも裏切る」という、杉元の正義を問う話に発展する。
白石が土方に内通していた疑惑が持ち上がる中、「敵でも味方でもない」状態の集団で、杉元が他人に対しての「信頼」を確認しはじめる、重要な回だ。
ニセアイヌ回がカットされて浮かび上がったもの
十五話と十六話では、原作部分が大幅にカットされている。
一つは脱獄王白石の過去。もう一つはニセモノのアイヌの村に訪れる場面だ。
色々なキャラの過去話が今までもカットされているので、白石パートは仕方ないところではある。
(でも見たかったよ!「破獄」も元ネタの白鳥由栄的な話だよ、網走刑務所にもマネキンがおいてあるよ、OVA希望!)
ニセアイヌの村の話は、原作における杉元のキャラクター性が非常に濃く出ていた部分だ。
樺戸監獄の脱獄犯たちがアイヌの村をのっとり、潜伏。
杉元はほぼ1人で、鬼神のごとくニセアイヌを皆殺しにする。
アシリパを助けるための行動だ。にしても、いくらなんでも過剰。アシリパも怯える。
この作品で一番ヤバイのは杉元だ、というのを描くには欠かせないエピソードだ。
一期で耳ながおばけ(アイヌの子供のおもちゃ)がやたら丁寧に描かれていたので、それが伏線で今回もでてくるかなーと思ったのだが、むりだった様子。
オープニングで熊を投げている原作の牛山の姿もあるので、やると思ったんだけどなー。
虐殺パートをカットしたことで、あるセリフが原作以上に重みを帯びた。
アシリパ「殺さなくて済む人間は殺すな」
大量殺人したかしてないかで、この言葉の意味は全く変わってくる。
原作ではアシリパも、杉元によるニセアイヌ惨殺の様子を見ている。
もっとも原作ではコマも小さく、そこまで重要な扱いのセリフではない。しかも一連の出来事の流れの中ではなく、切り抜いて別の回に挟まれているもの。殺人の意識がほぼない鬼に、とりあえず釘刺しするくらいのシチュエーションだ。
だがアニメでは、このシーンをものすごく丁寧に描いた。アシリパの表情の真剣味もグッと増している。
命の価値観が軽すぎる、どんな相手でも殺す杉元像は薄くなった。
同時にアシリパの発言は、誰も殺したくない、という初期から言い続けている彼女の信念をより濃く、切実に反映するようになった。杉元がその言葉を、より真っ向から受け取る演出に変わった。
今回ばかりは原作を読んでいる人なら、カット・改変部分が気になってしまうのが仕方ない回。
それでも、仮に尺の都合でまとめたのだとしたら、相当うまいことやってくれたと思う。アニメだけ見るならきちんと物語が成立している。
ここから先もカットはあるだろうから、アニメなりの「杉元像」をどうまとめていくのかが、注目したい部分。以降の、殺す殺さない発言には、どう影響してくるんだろう?
戦争中毒なやつら
鶴見中尉たち第七師団サイドの話は、カラッとした狂気をうまく詰め込んでいる。杉元・アシリパが、「殺さない」「裏切る裏切らない」の話をしていたのと、ステージが違いすぎる。
舞台になっている旭川は、実際に1904年の日露戦争前から大日本帝国陸軍の第七師団が駐屯していた土地だ。
鶴見の元にやってきた、銃器開発者の有坂成蔵中将。彼はただ単に銃器が好きでしかたない人らしい。
有坂「沢山売れればたくさん人が死ぬ!私の兵器で!つくづく呪われた仕事だ!}
鶴見「あなたは美しいものが作れてしまうんだから作ったら良いんです、美と力は一体なのです」
鶴見は軍人かつ「死の商人」側の人間だ。
鶴見は人が死ぬ戦争を美しいと思っている人間。
榴弾砲により敵味方問わずぐちゃぐちゃになった人間の、血の雨の中を走り抜けるシーンのグロテスクをちゃんと描いてくれたのはナイス演出。
アイヌの金塊で銃器を作り続ける。戦争で儲けがうまれる。そのためにさらに戦争が起き続ける、という戦争中毒加減も、テンションがさらっとしすぎていてインパクト絶大。
しれっとアヘンを利用した金儲けの話をしながらゲラゲラ笑う2人は、演出が明るいだけにクレイジーさが引き立っている。
人死を含めてゲラゲラ笑ってしまう鶴見たちのノリは、残酷とかの次元では既に無い。
ただの野望ともちょっと違う。復讐のことしか見えていない二階堂を含め、彼らの目が見ているのは、生死を考えないうつろな美的感覚。
それらを比較的まともな月島軍曹視点で、客観的に見ることができる。彼の視点は今後も重要になるはず。
鶴見陣営の謎おじさん(最後まで誰かわからなかったおじさん)の、心底どうでもいいシーンはちゃんと入れているあたり、「ゴールデンカムイは変な作品」という軸がぶれていなかったのは、嬉しいところ。
やむを得ないカットはあっても「絞った末のシリアス一辺倒な話」にはしない意気込みが見える。
なおモルヒネが欲しくて暴れる二階堂に対して、鶴見が「ダメ、二階堂ダメ!」と指を叩くシーンは、マイケル・ジャクソンがバブルスに対してしつけるシーンのパロディだそうな。(たまごまご)
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4143207

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舌をペロリと出したりクンクンしたり。世界6か国の珍しい挨拶方法

2018-11-07 | 先住民族関連
カラパイア 2018年11月06日
 世界にはさまざまな文化があり、国によってタブーやマナーも多様だったりするが、挨拶にもいろんな種類があったりする。
 例えば握手やハグ、手を振る以外にも、互いの頬をくっつけるチークキスや、握りこぶしをくっつけ合うのはわりと知られている方法だが、頭を下げたりする日本の挨拶も他国の人からは変わった仕草に見えたりする。
 一部の国や民族のあいだで伝統になっている、世界でもちょっと珍しいとされる6種の挨拶をみていこう。
1. 額と鼻を合わせる (ニュージーランド)

 ニュージーランドの先住民、マオリ族の伝統的な挨拶は「ホンギ」という。
 ホンギはお互いの額と鼻をくっつけ、神からもたらされる活力のやり取りをするというもの。それは団結の象徴でもある。
 この風習はかつてマオリ族が訪問者と交わしたもので、相手を土地の人間とみなす意味があったが、今は一部のマオリ族を除き握手の代わりになっている。
ニュージーランドでホンギをする英王室サセックス侯爵とメーガン妃
2. 舌を突き出す (チベット)
 チベットの人々は自分の舌を突き出して人を出迎える習慣がある。これは7~9世紀頃にチベットにあった吐蕃(トバン)王国の王、ラン・ダルマの時代以後にできた伝統だという。
 ラン・ダルマは黒い舌を持つ王で、当時盛んだった仏教を厳しく弾圧し、仏教徒の殺害なども行ったため、国民から反感を持たれて仏僧に暗殺されたといわれている(諸説あり)。
 だが、その後も「残酷な王」の生まれ変わりを恐れたチベットの人々が、お互いに舌を見せて確認しあう風習ができ、それが挨拶になったそうだ。
3. 鼻のあたりを押し付けてこする (グリーンランド)
 グリーンランドの先住民カラーリット(グリーンランド・イヌイット)の伝統的な挨拶は、鼻から鼻の下までを相手の顔に押しつけてこするというもの。
4. 頬を押しつけて鼻をクンクンさせる (ツバル)
 ツバルでは片頬を相手に押しつけながら、匂いを嗅ぐように鼻をクンクンさせる伝統的な歓迎の挨拶があるそうだ。
5. 歓迎の布を見せて渡す (モンゴル)
 モンゴルでは知り合いや初対面のお客を迎えたときに特別な布を見せる。その布は絹か綿でできていて、相手は軽くお辞儀しながらその布を両手で受け取ることになっている。
モンゴルの伝統的な挨拶の様子
6. 相手の右手を自分の額にあてる(フィリピン)
 フィリピンでは、高齢の人の右手を持ちながら頭を下げ、その手の節の部分を自分の額に当てる風習がある。
 これは「マノ・ポ」という挨拶で年長者への深い尊敬を表す風習だという。
References:whenonearthなど /written by D/ edited by parumo
http://karapaia.com/archives/52267210.html

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