先住民族関連ニュース

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建築家の隈氏監修「メムアースホテル」開業 大樹町の自然 優雅に独占

2018-11-03 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 11/2(金) 14:07配信
 世界的な建築家隈研吾氏が監修した実験住宅などに宿泊できる「メムアースホテル」(大樹町芽武)が1日、オープンした。宿泊は1日・1組限定。初日は東京から訪れた3人が宿泊し、前衛的な建築群と雄大な十勝の自然を満喫していた。
 ホテルはLIXIL(リクシル)住生活財団(東京)が所有する住環境実証研究施設群「メムメドウズ」内にある。国内外の大学が参加する「LIXIL国際大学建築コンペ」の最優秀作品が2011年から毎年建設され、競走馬の牧場跡地約18万5000平方メートルに点在している。
 2016年にグランピング(豪華キャンプ)スタイルで3カ月間営業し、本格的なホテル開業に向け、映画「おくりびと」などで知られる放送作家・脚本家の小山薫堂氏が監修した。
 隈氏が設計し、アイヌの伝統民家「チセ」をモチーフとした寒冷地向け実験住宅「メーム」が宿泊棟となる。建築家伊東豊雄氏監修の倉庫を改修した施設「スタジオメム」が、ラウンジやレストランとして使用される。
 東京から友人2人と訪れた会社員の男性(38)は「十勝は初めて。広大な景色で驚いた。建築とアートが好きなので隈氏の建築物に宿泊できることは幸せ」と笑顔。乗馬を楽しみ、夕食でヒグマのジビエや十勝産野菜の料理を味わった。
 プロデューサーの佐藤剛史さん(31)は「スタッフが付き添い、自然と共存するライフスタイルを提案したい」と話している。宿泊は1泊2食付きで通常1人5万円(税別)。来年1月末(一部期間除く)までは半額で宿泊できる。ホテルのホームページから予約可能。問い合わせは同ホテル(01558・7・7777)へ。(松村智裕)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00010000-kachimai-hok

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伝統、サケのウライ漁 鮭川でシーズン迎える

2018-11-03 | アイヌ民族関連
山形新聞 2018年11月02日 22:16

金属製のおりの中に網を入れ、サケを捕まえる漁協メンバー=鮭川村川口・泉田川
 鮭川村で伝統のサケのウライ漁がシーズンを迎えた。早朝から漁協の組合員が泉田川に集合し、生きのいいサケを連日水揚げしている。
 ウライとはアイヌ語で梁(やな)を意味する金属製の仕掛けで、川を遡上(そじょう)するサケの習性を利用し、囲いにおびき寄せて閉じ込める。漁師が仕掛けに入って網で捕まえ、数人で引き揚げる。最上漁協鮭鱒(けいそん)部会鮭川支部ウライ組合(津藤多悦組合長)のメンバーが毎年10月中旬から11月末まで行い、多い時は日に200~300匹ほど取れるという。
 サケは参加者で分配し、塩漬けして寒風干しにする伝統食「鮭(よう)の新切(じんぎ)り」などに加工されるほか、卵は村内のふ化場で育てられる。
http://www.yamagata-np.jp/news/201811/02/kj_2018110200054.php

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短大生考案シカ肉料理 イオンで販売へ【釧路】

2018-11-03 | アイヌ民族関連
釧路新聞2018.11.02
釧路短期大学食物栄養専攻2年の小椋彩花さん(20)が、アイヌ民族の料理をヒントに考案した、シカ肉を使った料理「鹿のチタタプの豆乳スープ」が、イオン北海道(札幌)により商品化が進められている。今月末にも道内のイオン全店舗に並ぶ予定。小椋さんは「アイヌ文化やシカ肉に親しんでほしい」と話している。「鹿のチタタプの豆乳スープ」は、肉を包丁でたたいてミンチ状にして山菜と合わせるアイヌ民族の料理「チタタプ」から着想。シカひき肉と相性の良いゴボウ、釧路産のギョウジャニンニクを混ぜて団子にし、マイルドなみそ味の豆乳スープで仕上げた。価格は500円ほどで、釧路管内の2店舗をはじめ道内のイオン40店舗で扱う。学校給食での献立化も検討している。

商品化に向けて行われた試食会。「彩りや見た目が良い」と話す小椋さん(前列右から2人目)
http://www.hokkaido-nl.jp/article/8433

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「要衝」ニューカレドニア 4日に独立問う住民投票

2018-11-03 | 先住民族関連
東京新聞 2018年11月2日 朝刊
 【パリ=竹田佳彦】南太平洋の仏領ニューカレドニアで四日、独立の是非を問う住民投票が実施される。一九八〇年代には独立を求める武装闘争で多数の死傷者が出たが、現在も島内は独立派の先住民族と反独立派の移民系住民らに分裂。結果次第で、島内の緊張が再び高まる可能性がある。
 ニューカレドニアには世界有数のニッケル鉱山に加え、仏軍基地や通信衛星の拠点もある。近年、南太平洋に進出している中国を警戒するフランスにとって経済、軍事両面で重要で、影響力の確保が焦点になる。
 住民投票は、先住民族カナクの独立派と移民系の残留派、仏政府が一九九八年に結んだ協定に基づいて実施される。五月に現地を訪れたマクロン仏大統領は「結果を尊重する」と述べた。十月四日公表の世論調査では独立反対が66%、賛成が34%で、残留の意見が多数を占めている。
 ニューカレドニアは一八五三年、フランスが流刑地として植民地化した。六〇年代にニッケル鉱山が見つかると南太平洋や欧州、アジア各地から入植者が相次ぎ、やがて先住民族側と仏側との対立が先鋭化していった。一九八八年には急進独立派が仏憲兵隊宿舎を襲撃し、双方で十三人が死亡する事件も起きた。
 仏政府は、島の自治権拡大や島内への投資拡大、カナクと移民の格差解消を図ってきたが、島北部や離島に多いカナクに十分な恩恵は及んでおらず、不満は解消されていない。
 今年十月には、独立派住民がニッケル鉱山への道路を占拠する事案も発生。独立派は住民投票で独立反対が多数を占めることを警戒した投票の中止や、土地の返還、先住民の権利確立などを求めている。
 フィリップ仏首相は仏議会で住民投票が「リスクを伴う挑戦だ」と発言。仏紙レゼコーも「投票後の混乱で経済が悪化すれば、以前の内戦状態に戻る危険性がある」と指摘している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201811/CK2018110202000150.html

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知られざるロシアの魅力〜オーロラの町ムルマンスクで1/2~サーメ人の村

2018-11-03 | 先住民族関連
リスヴェル 2018年11月2日更新 フリージャーナリスト:横井弘海

サーミ民族独特のビーズ刺繍
オーロラが見える北極圏は、サーメ人と呼ばれる先住民族が昔から住んでいた場所です。オーロラハンティングが旅の目的でも、せっかく外国に行くのですから、昼間もいろいろな楽しみがあった方が絶対に良いはずです。
サーメ人は人為的な国境とは無縁で、フィンランドにもスウェーデンにも同じ言葉を話す民族がいます。独特な言葉と生活文化をもつ彼らの暮らしを紹介する「Saami Village」がムルマンスクから車で2時間弱のところにありました。これがなかなか楽しいのです。
現在、ロシアには1600人のサーメ人が住んでいます。北欧それぞれの国が同化政策を採り、彼らに定住を促し、言語を含めて基礎教育を行った結果、村長さんのヴィタリク・クルットさん(50歳)が話すには、「ロシアではサーメ人の言葉を話せるのは私たちの世代までです」という。
彼らの暮らしの一端を見せてくれるこの村で、サーメ人の伝統的な食事、遊び、生活を垣間見てきました。
彼らの娯楽は他愛のないことです。例えば、スポーツならサーメ人式サッカー、ラグビー、棒引き。サッカーはトナカイの毛皮を丸めたボールを蹴って、ゴールを狙う。ラグビーなら、同じボールでも自分より後ろに投げる。そして、棒引きは、敵と相対している人だけが木の棒を持ちあい、後ろに続く人たちは味方のおなかに手をまわして後方に引っ張り、棒をどちらかが奪うというもの。ロシア人の観光客は老若男女、かなり真剣にやるので、ためらわず一緒に童心にかえることができて本当に楽しいのです。
街中だけでなく、ここにも氷の滑り台がありました。相当スピードが出て、きゃぁきゃぁ言いながら、氷の上を滑りました。
トナカイのそりにも乗せてくれます。トナカイはサーメ人の財産だと言います。
冬には寒さのせいか、その生存率は60%だそうです。でも、財産という割にはこき使われているようで、トナカイ4頭で人間6人を引いて、村のコースを2周するアトラクションがありました。雪原を走る爽快さは人間には忘れられない楽しさですが、人間を下ろした後の。トナカイたちは、赤い舌を出してへトヘトの様子。彼らの肉は食用になり、毛皮は敷物になり、本当に人間には財産だと感じましたが、彼らにとっては災難だなぁとも思います。
食事は鮭とポテトのシンプルな塩味ベースのスープ、トナカイの肉のシチュー、そして、ツンドラ地帯に生育する苔や植物を煎じた味の濃いお茶をいただきました。食事中、アイヌを彷彿とさせる色鮮やかな代々伝わる刺繍の帽子を見せてもらいました。女性がかぶる帽子の前面の模様は子宝に恵まれることを祈る意味、そして、後ろ側には夫の名前が書かれているのだそうです。
https://www.risvel.com/column/723

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胆振東部地震復興へ4本柱 胆振振興局、プロジェクト公表

2018-11-03 | アイヌ民族関連
室蘭民報社2018/11/2 11:43
人材育成、食と観光…
 胆振総合振興局は1日、胆振東部地震の復興プロジェクト「今こそ、元気に、たちあがろう、いぶり!」を公表した。社会資本や産業基盤の復興、人材育成、食と観光の振興、アイヌ文化・縄文遺跡群を生かした地域づくりを通し、本庁と連携しながら復旧・復興、地域創生を目指す。同日道庁で開かれた地域づくり推進本部員会議で、山口修司局長が高橋はるみ知事に提案した。
 プロジェクトは(1)安全・安心な生活や地域を支える社会資本と産業基盤の復興(2)地域の未来を担う人材の育成(3)6次観光の推進による食と観光の振興(4)アイヌ文化・縄文遺跡群を生かした地域づくり―の4本柱で構成。
 (1)は、公共土木施設や農地・農業用施設、社会福祉施設、学校、商店などの早期復旧・復興、農業経営の安定、被災3町の復興計画作りなどを通して胆振の強靱(きょうじん)化を図る。地震の経験や教訓を踏まえ、一日防災学校や復興状況を発信するプロモーションを展開し、防災意識を高める。
 (2)は、地域と振興局、教育局の連携を加速する「(仮称)いぶり人財懇談会」の設置や就業体験機会を通した地域産業の魅力発信、管内の地域おこし協力隊OB・OGと連携した定住促進、涼しい夏を生かした首都圏の若者と対象とした合宿の受け入れ促進などで、復興を確実に進める「元気な人材」の呼び込みと定着を目指す。
 (3)は、工場見学や洞爺湖有珠山ジオパークといった地域資源を生かした「いぶり旅・ストーリーツーリズム」の推進、地域限定の「道民ふっこう割り(仮)」の創設、地域と食を結びつけた食のブランド化、宮蘭フェリーの利用促進などを通して国内外に「元気な胆振」を発信し、復興を加速化する。
 (4)は、2020年の民族共生象徴空間開設に向けた地域の受け入れ態勢の整備を進め、縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた機運を醸成する。
 高橋知事への説明は非公開。同局によると知事は「胆振の課題は地震被災地の復旧・復興であり、引き続き対応をお願いしたい。宮蘭フェリーは宮古市の期待が高い。交流の深まりを期待しており、振興局としてもサポートを」などと述べたという。
(有田太一郎)
https://this.kiji.is/430920279662937185?c=220450040231249399

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神秘的な自然とアイヌ文化に触れる、阿寒摩周国立公園

2018-11-03 | アイヌ民族関連
読売新聞 2018.11.1

 この秋、紅葉観賞の旅先に選んだのは、「ひがし北海道」。2018年9月に発生した北海道胆振いぶり東部地震の影響が心配されていますが、以前と変わらない大自然と環境のすばらしさを実感することができました。いくつかの旅行会社が観光復興を応援するために発売したクーポン「北海道ふっこう割」を活用する商品も登場。この秋冬は、北海道が注目のデスティネーションとなりそうです。
カムイが宿る北の大地で大自然にパワーをもらう
 釧路から阿寒湖までは車で1時間強。湿原で羽を広げるタンチョウや、草むらで飛び跳ねるエゾジカを車窓に見つけては歓声をあげる、楽しいドライブです。
 阿寒湖は、約15万年前の噴火によって誕生したカルデラ湖。雌阿寒岳と雄阿寒岳を望むダイナミックな景観や、数々の野生動物や特別天然記念物のマリモが生育する自然環境は、圧倒的な存在感で訪れる人を迎え入れています。
 ここは北海道有数の温泉地でもあります。湖畔には30軒ほどの温泉ホテルや旅館が並び、手湯や足湯がところどころにあって、湯煙の中のそぞろ歩きも楽しめます。にぎわう温泉街はレジャー感があり、それでいて雄大な自然に抱かれて秘境感もあり。そんな阿寒湖は、リフレッシュを目的とした週末旅行にもぴったりの場所。
 阿寒湖の魅力は、大自然だけではありません。ここに息づくアイヌの文化もまた、旅したくなる理由のひとつ。温泉街の一角には日本最大級のアイヌのコタン(集落)があり、伝統的な生活を守っています。
 阿寒湖周辺を散策して何度も出会うのが、アイヌ独特の文様や木彫りの作品。アイヌコタンはもちろん、通りやホテル内など、いたるところに展示されているのです。それらはただ美しいというだけでなく、力強さがあるものばかり。見ているだけで、パワーをもらったような気持ちになります。
 自然や動植物、生活道具などあらゆるものに神(カムイ)が宿るとして敬い、自然に感謝し共存するのがアイヌの考え方。日々、目の前のことばかり気にしてしまい、視野が狭くなりがちなこの頃、彼らの伝統的なライフスタイルに、生きるヒントがあるような気がしました。
見る人の心で湖面の色が変化する?! 神秘の湖
 阿寒湖が位置する阿寒摩周国立公園は、北海道で最も歴史のある国立公園のひとつです。9割以上が未開発地域として保護され、国立公園の中でも原始的な姿を残しているといわれています。
 阿寒湖から足を延ばしたのは、車で30分ほどの「オンネトー」。約2万年前の雌阿寒岳の噴火によってできた、周囲約2.5キロメートルの小さな湖です。その名は、アイヌ語で「年老いた沼」や「大きな沼」を意味します。
 手つかずの自然と聞くと、ワイルドでダイナミックなイメージを抱くものですが、ここで見られるのは神秘的で静かな風景。雌阿寒岳と雄阿寒岳に見守られ、ひっそりとある湖は、湖面に光をたたえ、エメラルドグリーンともブルーともいえない、なんとも複雑な色に輝いていました。
 オンネトーは、天候や風向き、見る位置によって湖の色が様々に変化することから「五色沼」とも呼ばれています。私は20年ほど前にも一度来ているのですが、そのときとも違って見えるのが不思議でした。もしかしたら、見る人の年齢や心によっても、湖面の色は変化して見えるのでしょうか。
 オンネトーは山奥にありながら、近年はSNSなどで発信されるようになり、有名な観光地となっています。とくに紅葉シーズンは大型バスがやって来ることもありますが、冬期(12月上旬~4月中旬)は周辺の道路が車両通行止めになることから、静けさを取り戻します。
 冬は、気泡を閉じ込めたまま氷結したオンネトーが格別に美しいのだとか。アクセスはスノーシューを履いて雪道をトレッキングするしかありません。でも、その姿を見るために、また訪れたいと思っています。
 雄大な自然が息づく阿寒摩周国立公園はレンタカーが必須というイメージもありますが、「阿寒エアポートライナー」や「ひがし北海道周遊観光バス」など、便利なバスも運行されています。冬期も毎日運行しているので、ペーパードライバーや雪道の運転に自信がない人でも、安心して旅のプランが立てられそうです。
https://otekomachi.yomiuri.co.jp/escape/20181101-OKT8T110858/

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