北海道新聞 2025年4月20日 4:00

生態や歴史深掘り 共存考える
道内ではヒグマが冬眠から覚める時期を迎えている。今年も市街地や農地への出没、被害などの増加が心配される中で、捕獲や駆除といった対策とともに、共存について考えることも大切だ。そのためには私たちがヒグマへの理解を深めていくことも欠かせない。ヒグマの生態や、人間との関わりの歴史などを分かりやすく紹介する本書は、多くの手がかりを与えてくれる興味深い一冊といえる。
著者は動物地理学、分子系統進化学が専門の生物学者。北海道大学大学院理学研究院教授などを経て現在は同院特任教授を務めている。ここでいう動物地理学、分子系統進化学という学問は、耳慣れない読者も少なくないだろうが、それらの研究からヒグマについて明らかになってきたことも多い。
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