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高齢化した元島民が語る「北方領土」、戻れないかもしれない故郷

2018-11-14 | アイヌ民族関連
AFPBB News 11/13(火) 16:34配信
【AFP=時事】第2次世界大戦(World War II)終結から数日後、択捉(えとろふ)島の家に押し入ってきた旧ソ連軍兵士が10代の姉を連れて行こうとしたことを、長谷川ヨイ(Yoi Hasegawa)さん(86)は今でもはっきりと覚えている。
 銃を突きつけられながらも、兵士と姉妹との間に父親が立ちはだかり、「俺を殺してからだ!」と叫ぶと、兵士はそのまま何もせずに出て行ったという。
「そのとき、私もみんなも死ぬんだと思いました」と、AFPの取材に長谷川さんは語った。
 当時、長谷川さんはまだ13歳だったが、故郷である択捉島の懐かしい思い出はちゃんと残っていると話す。
 択捉島は第2次世界大戦後に旧ソ連が占領した4島のうちの一つ。日本では北方領土として知られているが、ロシアではクリル列島と呼ばれている。北方領土の帰属に関する問題は、日本とロシアの間で平和条約を締結する上で障害となっている。
 当時、子どもだった住民も今では高齢となり、故郷に戻ることの難しさを痛感している。1万7000人いた元住民の60%以上はすでに死去しており、生きている人たちの平均年齢も83歳となった。
 国後(くなしり)島に住んでいたという脇紀美夫(Kimio Waki)さんの父親は、旧ソ連による占拠を受け、重要な書類をかめに詰めて地中に埋めた。島に戻る日に備えての行動だ。
 だが、脇さんの父親は生きてその日を迎えることができなかった。現在77歳の脇さんも、帰還については悲観的だ。「こと領土に関しては全く動いていない。70年間動いていない」と脇さんは述べ、「本当に悔しい。その言葉以外に出てこない」と続けた。
 脇さんも、当時のことは鮮明に覚えている。「見知らぬ大きな大人が、機関銃を持って土足で家の中に上がり部屋を物色していた」「恐ろしくて、恐怖におびえていた」とその時の様子を振り返った。
 4歳だった脇さんはその後、家族で島にやってきた相手国の子どもと友達になった。だがその友好関係も3年後に突然終わった。島の日本人が強制退去させられたためだ。中には、底に板を敷いた漁網に入れられ、魚のように持ち上げられて貨物船に乗せられた人もいた。
「サンマみたいに扱われ、人間扱いされなかった」
■「あまりにも時間がない」
 最近、北方領土問題の解決策を模索する動きが、日ロ両政府の間で加速し始めている。
 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は9月、「前提条件なしに」日ロ平和条約を締結することを示唆した。
 北方領土をめぐる日本政府の主張は、北海道の先住民族であるアイヌがかつて住んでいたが、それ以外には歴史的に日本以外のどこにも属したことはなかった、というものだ。
 しかし、ロシア政府は、当時のフランクリン・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)米大統領と、旧ソ連の独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)との間で1945年に合意に至った、第2次世界大戦の「戦利品」というスタンスを崩さない。
 北方領土周辺の海は冬でも凍らないため、ウラジオストク(Vladivostok)に拠点を置く太平洋艦隊の軍艦や潜水艦の太平洋への航路として利用でき、ロシアの戦略上重要な位置を占めている。
 北方領土からからわずか数キロしか離れていない根室市の石垣雅敏(Masatoshi Ishigaki)市長は、「あまりにも時間がない」と訴える。
 ロシアは1956年、色丹(しこたん)と歯舞(はぼまい)の2島「譲渡(返還)」と引き換えに平和条約を締結することを提案した。しかし、日本側との折り合いがつかず、問題は先送りされた。
 だが石垣市長は、根室の人たちには2島案を受け入れる用意があるとし、「2島返ってきても、相当恩恵がある」と話した。
■「ロシアのもの」
 他方で、羅臼町の湊屋稔(Minoru Minatoya)町長は、草の根レベルでの交流は信頼関係の構築に役立つと指摘する。
 既にビザなし交流が行われており、元島民の中には故郷に戻り家族の墓参りをした人もいる。ロシアの人々もこのプログラムによって、日本を訪れている。
 まだ詳細の決定には至っていないが、日本とロシアは、漁業、農業、風力発電、観光などの分野で北方領土での経済活動を共同で進めることを検討している。
 ただ、湊屋氏は、経済協力が問題解決の最善の方法かということについて懐疑的だ。「信頼関係できていない人に『こんな大きなプレゼントがあるよ、どうぞ受け取って下さい』と言われて素直に受け取れるのか」
 シンクタンク「カーネギー・モスクワセンター(Carnegie Moscow Center)」のアジア太平洋問題部門責任者アレクサンドル・ガブーエフ(Alexander Gabuev)氏は、経済プロジェクトによって、北方領土の日本への帰属を確認することは難しいと思われるとしながら、「クリル列島はロシアのものだというロシアの立場は変わらないだろう」と続けた。
 海岸で馬に乗ったこと、家族で木を切り倒し家まで馬そりで運んだこと、ストーブで暖めたれんがをタオルで包み布団の中で暖を取ったこと、骨身に染みる寒さのこと──問題が解消されるまで、長谷川さんの故郷の島は、思い出の中にだけ存在する。
 脇さんは現在、故郷の国後島から約25キロ離れた羅臼に住んでいる。ロシアがクナシルと呼ぶ国後島が、晴れた日には肉眼で見えるほどの距離だ。
 だが、脇さんは言う。「近くて遠いんです」 【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000029-jij_afp-int

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米カリフォルニア州森林火災、死者44人に トランプ氏が「大規模災害」を宣言

2018-11-14 | 先住民族関連
AFPBB News 11/13(火) 10:13配信
【AFP=時事】(更新、写真追加)米カリフォルニア州史上最悪の規模となった森林火災は12日、発生から5日目を迎え、北部と南部を合わせた死者数は44人に達した。現在も火災の消火作業が続けられているが、炎は風にあおられて北部の丘陵地にも延焼している。
「キャンプファイア(Camp Fire)」と名付けられた北部の火災で、州都サクラメント(Sacramento)北方のシエラネバダ(Sierra Nevada)山脈の丘陵地帯では、死者数が州史上最悪とされた85年前の森林火災の29人を超えた。コリー・ホニー(Kory Honea)保安官は記者会見で、「さらに13人の遺体を収容し、これまで確認した死者数は42人になった」と発表。今回の火災について「カリフォルニア州史上、最悪規模のものだ」と述べた。
 警察によると、同州ビュート(Butte)郡パラダイス(Paradise)では228人が行方不明となっているが、その多くは危険地域外の緊急避難施設に逃れた約1400人に含まれているとみられる。
 今回の森林火災では、乾燥したカリフォルニア州内を最大風速約30メートルの強風にあおられた炎が急速に広がり、約25万人が避難を余儀なくされており、これまでに発生した森林火災の中でも最大規模のものとなっている。
「キャンプファイア」は州史上、最悪規模の死者数を記録しただけでなく、パラダイスでは家屋6500棟が焼失し、実質的に町は地図上から消滅した。
 州北部と南部を合わせての死者数は、12日までに少なくとも44人となった。
■トランプ大統領が「大規模災害」を宣言
 現地では、鼻をつく臭いのする煙が空に立ち込め、太陽光がさえぎられる中、遠方のワシントン州やテキサス州からの消防隊員5100人以上が加わって、延焼を阻止すべく消火活動が続けられている。
 また、多数の犠牲者を捜索するために人類学者やDNA研究所が支援する捜索チームが編成され、焼け跡で遺体を捜索し身元を特定する作業を行っている。しかし、中には遺骨の破片しか残っていない遺体もあるという。
 こうした事態を受けて、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領はカリフォルニア州に「大規模災害」を宣言。州、各自治体、先住民居留地の復興支援のために補助金を拠出するよう連邦政府に指示したと、ホワイトハウス(White House)が声明で明らかにした。
■マイリー・サイラスさんも被災
 カリフォルニア南部にある米歌手マイリー・サイラス(Miley Cyrus)さんの家も今回の森林火災で焼失した。サイラスさんはツイッター(Twitter)で「私のコミュニティーを襲ったこの火災に完全に打ちのめされている」と打ち明ける一方で、自分は幸運な方だったと述べ、「今、一番重要なことは私の動物たちと愛する人が無事に避難できたということ」とツイートした。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000010-jij_afp-int

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絶望するにはまだ早い。米中間選挙下院選で国民が見せた「正気」

2018-11-14 | 先住民族関連
ブロゴス 2018年11月13日 04:45MAG2 NEWS
11月6日に行われた米中間選挙の下院選で、民主党を勝利させたアメリカ。2年前の大統領選でトランプ氏を選んだ米国民ですが、その「過ち」に気づき始めた表れなのでしょうか。ジャーナリストの高野孟さんは自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、今回当選を果たしたいわゆる「マイノリティー」と呼ばれる5人の議員を紹介しています。
※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2018年11月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。
トランプは中間選挙結果を「大成功」と言うけれど……──社会の底から湧き上がる「正気」の力に期待しよう
米中間選挙の中途半端としか言い様のない結果を、どの面から切り取るかはなかなか悩ましいことではあるけれども、私は、トランプ大統領の「白人男性中心主義」とそれ以外のすべての人々への「差別主義」、その対外的な拡張として「米国第一主義」とそれに基づく世界のすべての国々に対する「恫喝主義」という病的な偏向をうっかり選択してしまった米国社会が、それから2年後に、その誤りを是正しうる力を残しているのかどうかというところに注目してきた。
つまり、米国は「正気」を取り戻せるのか、ということである。そして結論は、絶望するにはまだ早い、ということである。
どちらが勝ったのか?
トランプ大統領は、元々、下院で敗北することは織り込み済みで、だからこそ上院の過半数維持と有力州での知事選勝利に全力を傾けてきた。その結果、すくなくとも上院ではすでに51の過半数を確保(11日13時現在のCNN速報、残りは再集計のフロリダ州など3)したので一応、彼の勝利と言えないことはない。
しかし、選挙前も共和党は51議席、そのうち42は非改選で9議席のみが改選となったことを思えば、非改選議席という過去の遺産に頼っての辛うじての現状維持であって、トランプが「大成功」と自慢するほどのものではない。
それに対して、2年ごとに全議席が改選される下院では、民主党が32議席を伸ばして225、共和党はその分を減らして200で(同上、残りは10)、過半数を譲った。こちらは全議席改選なので、直近の民意がストレートに出ているわけで、つまり有権者は、トランプの暴走に対して下院が法案や予算案の審議を通じてブレーキをかける役目を果たすよう民主党を勝たせたのである。
トランプ陣営は、「これでかえって物事が進まないのは民主党の抵抗のせいだと攻撃しやすくなり、2年後の大統領選に向けて有利」と言っているようだが、それはいくら何でも「負け惜しみ」というもので、トランプがこれまで以上に手続きを無視して大統領令を乱発して独裁ぶりを強化すれば、内外政策はますます手詰まりとなるだろう。
マイノリティーの反乱
票数や議席数以上に重要なのは、この民主党の巻き返しを下から突き上げた社会的なパワーの質である。それは一言で言って、トランプが一人前の米国人と認めてこなかったマイノリティー、すなわち女性、黒人はじめ少数民族、異教徒、移民、性的少数者、若者などで、彼らの怒りが1つの反乱となって燃え上がったのである。
象徴的なのは、「ニューヨーク州14区」で当選したオカシオ=コルテスで、プエルトリコ出身の母親とサウスブロンクス生まれの父親を持つ28歳の女性、下院議員として史上最年少である。ボストン大学で経済と国際関係を学んだが、小商売を営んでいた父親が亡くなったため、卒業後はブロンクスに戻り、レストランのウェートレスやバーテンダーなどをしながら、12年には子どもたちの教育を目的とした出版社を立ち上げるなど社会活動に取り組んできた。16年の大統領選挙ではバーニー・サンダース上院議員の選挙スタッフとして働き、従って今も「米民主社会主義者(DSA)」のメンバーである。
先住民女性の下院議員も初めて誕生した。しかも2人である。「カンザス州3区」のシャリス・デイビッズは、38歳の元格闘技選手で、レスビアン。LGBTであることを公にしている連邦議会議員の当選は初めてである。もう1人は「ニューメキシコ州1区」のデブラ・ハーランド、57歳で、プエブロ族出身の母親とノルウェー系米国人の父親を持つ。12年のオバマ選挙陣営に参加し、後に同州の民主党議長にも選ばれている。
イスラム教徒の女性下院議員も初めて誕生した。しかも2人。これまでにイスラム教徒の下院議員は男性が2人いるが、女性は初めて。「ミネソタ州5区」で圧倒的な得票で当選したイルハン・オマルは、ソマリア生まれの37歳。8歳の時に両親と共に母国の内戦から逃れ、ケニアの難民キャンプで4年間を過ごした後、1997年にミネソタ州に移住した。16年から同州下院議員を務めていた。もう1人は「ミシガン13区」のラシダ・タリーブ、42歳。パレスチナから移民してデトロイトで労働者として働いた両親から生まれ、法律を学んだ後、ミシガン州下院議員となった。
以上の5人のうちコルテスとタリーブは、マイケル・ムーア監督の新作『華氏119』で取り上げられ、立候補することになった経緯や選挙活動の様子などが描かれているらしい。
トランプ再選はあるのか……
こういう結果なので、トランプが言葉どおり「大成功」と思っているのか、それは強がりで本当は怯えているのか、本当のところは分からない。1つだけはっきりしていることは、そのどちらであるにせよ、彼の唯我独尊ぶりはますます酷くなって、米国民のみならず全世界にさらに迷惑を及ぼすだろうということである。
いま米国社会が抱えている深刻な問題はどれも、米国本来の多様性原理に立ち戻って、多民族・多文化主義を一層進化させる方向で立て直すことなしには解決しないだろう。またいま世界が抱えている問題はどれも、ポスト覇権時代の多極化原理を確かめ合って、国際協調と多国間対話の手法で粘り強く解きほぐしていく以外に打開の道は見つからないだろう。
高野孟
https://blogos.com/article/338324/

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「ゴールデンカムイ」おまけ「道画劇場」17話。谷垣ニシパが大変だ

2018-11-14 | アイヌ民族関連
おたスケ 2018年11月13日 18:23
ショートアニメhttps://www.youtube.com/watch?v=l7onwHAiSgs

TVアニメ「ゴールデンカムイ」の本誌連載時の扉絵やコミックスのおまけを中心に繋げたショートアニメ「ゴールデン道画劇場」#17「セイピラッカ編」が公開された。谷垣ニシパが大変なことに!!
■TVアニメ「ゴールデンカムイ」とは
原作は野田サトル先生の同名コミック。監督は難波日登志さん、助監督は川越崇弘さん、シリーズ構成は高木登さん、キャラクターデザインは大貫健さん、アニメーション制作をジェノスタジオが担当する。
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。名をアシ(リ)パというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?
杉元佐一役を小林親弘さん、アシ(リ)パ役を白石晴香さん、白石由竹役をを伊藤健太郎さん、鶴見中尉役を大塚芳忠さん、尾形百之助役を津田健次郎さん、谷垣源次郎役を細谷佳正さん、土方歳三役を中田譲治さん、牛山辰馬役を乃村健次さん、永倉新八役を菅生隆之さん、二階堂浩平/洋平役を杉田智和さん、二瓶鉄造役を大塚明夫さん、辺見和雄役を関俊彦さんが演じる。
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
関連リンク
TVアニメ「ゴールデンカムイ」特設ページ
TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト
関連声優ページ
伊藤健太郎
大塚芳忠
津田健次郎
細谷佳正
中田譲治
杉田智和
大塚明夫
関俊彦
http://www.ota-suke.jp/news/231280

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《ブラジルラグビー》マオリ・オールブラックス相手に奮闘=3万4千人の声援受けるも、意地のワントライならず

2018-11-14 | 先住民族関連
ニッケイ新聞 2018年11月13日 New!
サッカーの人気には遠く及ばないが、ブラジルでも南部を中心にラグビーはプレーされている。(参考画像・Marcelo Pinto)
 黒一色のユニフォームから〃オールブラックス〃の愛称で世界的に畏怖される、ラグビーのニュージーランド代表。ニュージーランドの先住民族であるマオリ族出身者だけで構成され、オールブラックスのBチームとも評される、マオリ・オールブラックスが10日、サンパウロのモルンビ競技場でブラジル代表と親善試合を行い、35対3で勝利した。
 世界のラグビー界では決してトップレベルではないブラジル代表が初めて世界一流レベルのチームと試合をしたことは、ブラジルラグビー界にとって画期的な出来事となった。
 オールブラックスは国際試合の開始前に、ハカと呼ばれる民族舞踊を披露する慣わしがある。マオリ・オールブラックスもブラジル代表を前にハカを披露し、3万4千人を超える観衆は大いに盛り上がった。
 ブラジル代表は健闘したが、開始3分にマオリ・オールブラックスが先制トライあげた。前半を2トライ・2コンバージョンでしのぎ、14対0で折り返したブラジルは、後半に敵陣でマイボールスクラムを押し込み、ペナルティを得ると、それをブラジルに帰化した元ニュージーランド人のジョシュが決めて3点を返した。
 降りしきる雨の中、マオリ・オールブラックスはその後も3トライをあげ、コンバージョンキックもすべて成功し、35対3まで点差は広がった。ブラジルも意地のワントライを目指し、最後まで奮闘するも、力及ばずそのままノーサイドとなった。
 ブラジルラグビー連盟は2013年より、ニュージーランド・ラグビー連盟とパートナーシップを組み、ラグビーの本場ニュージーランドに選手を送り出し、トレーニングや研修を受けさせている。この計画ではすでに12人のブラジル人がニュージーランドを訪れた。
 現在の南米のラグビーはアルゼンチンが牽引しており、アルゼンチンに加え、ウルグアイが来年日本で行われるラグビーW杯に南米代表として出場する。(11日付ブラジル各紙より)
https://www.nikkeyshimbun.jp/2018/181113-01topics.html

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南米から伝わる魅惑の酒、コカの葉を使った薬草リキュール「コカレロ」に、新タイプ‟ネグロ”が登場!

2018-11-14 | 先住民族関連
pen-online 2018.11.13 文:西田嘉孝

収穫まで最低18カ月をかけた最高級のコカの葉のみを使用しています。「コカレロ ネグロ」(700ml)¥5,400(税込、希望小売価格)
クラブシーンなどから人気に火がつき、いまや感度の高い大人たちの“定番酒”となっている「コカレロ」。ブランド名の由来は、伝統的なコカの葉の栽培者を指す呼称である“コカレロ(Cocaleros)”から。この薬草系リキュールにはその名の通り、南米・アンデス山脈の渓谷やアマゾンの奥地で栽培された、最高級のコカの葉が使用されているのです。コカの葉から特殊な蒸気蒸溜で香味成分のみを抽出し、ジンでお馴染みのジュニパーやアマゾンガラナ、オレンジピールやジンジャー、緑茶をはじめとする多様なボタニカルをブレンド。南米では古くから、伝統的なハーブ酒としても親しまれています。
そんなコカレロの“新たな顔”として登場したのが「コカレロ ネグロ」。この新製品ではコカの葉などに加え、神々への供物としてアイマラ(アンデスの先住民族)のシャーマンが儀式にも使用するアヒパンガ(唐辛子)、さらにはロコト・ペッパーといった、南米・アンデスならではのボタニカルも使われています。その香りはスパイシーかつフレッシュで、味わいはどことなくエキゾチック。アルコール度数は29%とテキーラやウイスキーより低めなので、冷やしてショットで飲むにもちょうどよく、ほどよい甘みと独特な香味があるので、カクテルの割材に使っても新たな発見がありそうです。いつものお酒にちょっとした変化が欲しい――。そんなお酒好きにもぜひお薦めしたい、刺激に満ちたプレミアムな薬草系リキュールの登場です。
「コカレロ ネグロ」をコーラと割った‟リブレ”や、ジンジャービアと割った“スパイスボール”、”ひょうたん型の小さなオリジナルグラスを使用した、ジンジャービア x コカレロ ネグロの “スパイスボム”さらにはハバネロを一滴垂らした“ネグロ ハバネロ”など、楽しみ方は自由自在です。
●問い合わせ先/アイデイ商事
http://cocalero.jp/
https://www.pen-online.jp/news/food/cocaleronegro/1

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