元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

9月10日

2021年09月10日 | 吹奏楽
ほぼ欠かさず読んでいる田川伸一郎先生(スクールバンドサポーター)のブログに、新型コロナウィルス感染者が部内で出た、あるいは教育委員会からの指導で吹奏楽コンクール支部大会への出場を辞退した団体のことが書いてあった。

近隣では、青森県が県立学校に対して部活動を全面禁止とし、小中学校へも同様の措置を求めたことから、吹奏楽及び合唱コンクール支部大会への出場を辞退する学校が相次いでいるとのこと。


・・・何と言っていいか分からない事態だ(T_T)。


で、子どもたちが溌剌と演奏する姿が見たくなって、田川先生が指導した小学校の演奏を記録した『未来へのファンファーレ』(DVD&CD)を鑑賞↓




1993年の秋、サントリーホールで開催される『吹楽Ⅱ』というイベントに、全国大会で5年連続金賞を受賞した土気中学校と、当時躍進中だった常総学院高校が出演するとの情報が入ってきた。オタクwとしては「これを聴き逃せない」とばかりに速攻でチケットを確保、勇んで六本木へ向かったものだった(苦笑)。



ちなみに曲目は以下の通り(※全て邦人作品)↓

*大柏小学校:紅炎の鳥(田中賢)

*土気中学校:『天地創造』より ノアの箱舟-メインテーマ(黛敏郎)

*常総学院:管弦楽のための二つの祈り(別宮貞夫)


そこに最初に登場したのが田川先生の指揮する大柏小学校で、当時は全く聞いたこともなく、期待もしていなかったのだが、『紅炎の鳥』最初の音から圧倒された。サントリーホール一杯に響き渡ったバンドの音は、とても小学生のものとは思えないほど充実したもので、特に打楽器メンバーのアンサンブルの素晴らしさには舌を巻いた。

恐らくこの演奏がこの日のイベントのハイライトだっただろう。


土気中の『天地創造』は高校時代の自由曲だったこともあり、懐かしさを覚えると共に技術の高さに驚いたが、大柏小を聴いた後ではちと分が悪かったかな(苦笑)。常総学院に至っては、単に「上手かったな」という記憶しかない(>_<)。


その後の記憶は前後関係が曖昧だが、

①田川先生に直接お電話して、大柏小の定期演奏会のVTRを購入したこと(こちらも凄かった...)
②吹奏楽学会(当時)の資料で、田川先生の実践報告(研究報告:「私の小編成バンド活動」/1995)を読んで、感銘を受けたこと
③『合歓のバンドクリニック』に参加した際、田川先生とお話しする機会があったこと
④友人T氏と連れだって田川先生が大柏小を指揮した最後の定期演奏会を聴きに柏まで聴きに行ったこと(そういえば、舞台裏で田川先生と一緒にお弁当を頂いたっけw)

など、それぞれ思い出深い。


今回久しぶりにDVDを鑑賞して、小学生たちの直向きさと熱に改めて感動を受けたが、それ以上に驚いたのが田川先生の指揮の下で彼らが真剣に、真摯に音楽に向かい合っている事だった。

上手に演奏しようとしているのではなく、音楽を表現しようとしているのが凄い。要は、田川先生が日々音楽を求める指導を積み重ねてきたからなのだろう。


高校バンドを指導する現場からリタイアしてもうかなりになるが、ここ数年コンクールでは小学校(小学生?)の部に一番関心を持つようになったのは、結局のところ田川先生と大柏小の演奏に触れたことが一番大きかったんだろうなあ。

田川先生が退職して「スクールバンドサポーター」として全国の学校を指導で飛び回るようになってからは、岩手県内で何度かお話を伺ったり、一緒にお酒を飲む機会にも恵まれた。

またいつかお会いすることがあれば嬉しい。


PS1 ここ数日で書きたいネタが沢山溜まったので、この週末に出来るだけUPしたい(^^;)。

PS2 本日届いた物件↓


日曜日、いよいよ大学ラグビー開幕(^^)/!

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