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元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2023 2月16日

2023年02月16日 | 吹奏楽
昨日から何となく吹奏楽の音源を何だかんだと聴いている。



憧れをだきしめて-宝塚市立宝梅中学校吹奏楽部

全日本吹奏楽コンクール5年連続金賞受賞を記念する特別演奏で披露された『ロマネスク』が大好き。
最近はあまりコンクールで聴かれなくなってしまったスウエアリンジェンの小品だが、実にしっとり、そしてたっぷりと歌っている。

もう30年近く前の話になるが、仙台で開催された東北吹奏楽指導者講習会の講師として宝梅中の渡辺先生が招かれたことがあった。
その時に地元の袋原中学校吹奏楽部をモデルバンドにこの『ロマネスク』を指導するという講習があったのを今でもとてもよく覚えている。
あんなシンプルで易しい(と思っていた)曲が、渡辺先生と袋原中の生徒たちによって凄く感動的な曲に仕上がったのだった。
合歓のクリニックでもその指導の様子を見たことはあったが、改めて渡辺先生の指導力に感銘を受けたものだ。


夜の懇親会で少しお話しする機会があったのだが、その時に「なぜ特別演奏で『ロマネスク』を取り上げたのですか?」と質問したところ、

「とても良い作品だからです。名曲ですね。」

と先生は即答された。
その思いがあの演奏に込められていたのだなと、心から納得した次第。




そして車で聴き始めたのがこちら↓



Highlights WMC 2017 - Symphonic Wind Band Vol.2

例によって知らない/聞いたことのない作品ばかり(苦笑)。
だが、作品も演奏も十二分に面白い。


日本の「12分」という演奏時間がいかに日音楽的なものかを痛感する...。


*演奏曲目-バンド

● パースシャー・マジェスティ (サミュエル・ヘイゾ) -フォルクスガルム吹奏楽団

● ラプソディア・ヘルナンディナ (サンティアゴ・クイント・セルナ) -王立エイスデン吹奏楽団

● パンとシリンクス (カール・ニールセン / arr. ジョス・ヴァン・デ・ブラーク) -【コンサート部門第2位】 バーデン=ヴュルテンベルク州吹奏楽団

● 交響曲第1番「カラー・オブ・リブ」 (ジャン=フランソワ・ミシェル) -ラ・コンコルディア・フリブール

● ザラスシュトラの地 (アミル・モルックポーア) -【第3部門チャンピオン】 サレジオ・デル・ニーニョ・ジーザス・シンフォニック・バンド

● ドゥーウィロブ (ハーディ・メルテンス) -ミュザート・ユース・ウインド・オーケストラ

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2023 2月2日

2023年02月02日 | 吹奏楽
今日はヤマハ吹奏楽団浜松の音源を聴こうとライブラリーを探していたら、こんなのも見つけてしまった。


レジェンダリー・シリーズ:秋田南高校吹奏楽部


同:花輪高校吹奏楽部



ビムズ・エディションズ・バンド・コレクションVol.1
(福田滋&リベラ・ウインド・シンフォニー/伊福部昭、團、黛  他)



奏楽堂の響き 1
(同上/伊福部、芥川、黛、團、別宮、眞鍋)

こうなると聴きたくなってしょうがない(苦笑)。
ということで、空き時間にチマチマ聴いとります。


どれも最近はとんと耳にしなくなった、いやそもそも実演を耳にすることがほとんど(全く?)ないような作品ばかり。
勿体ないなあ。
いい作品は沢山あるのに(>_<)。


最近Twitterのフォロワーさんに中高の吹奏楽部員の皆さんが少しずつ増えてきているようだが、話題になるのはやはりコンクールの流行曲の事がおおい。
端で見ているといずれ廃れていくだろう作品も多いと感じるのだがなあ........。


ああ、今日も愚痴っぽくなってしまった(^^;)

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2023 2月1日

2023年02月01日 | 吹奏楽
卒業式&還暦誕生日のちょうど1カ月前。
退職まで後丸2カ月。


色々と考えることの多い一日だったような気がする(苦笑)。


さて、今日は今聴いている音源(グールドの『平均律』)やら、『指輪』のデトックスwで聴いた大瀧さんやらサザンのアルバムについて書こうと思っていたのだった。

ところが、昨日流れてきた作曲家浦田健次郎氏の訃報に接し、そう言えば浦田氏は何曲か吹奏楽コンクールの課題曲を書いていたことを思い出した。




で、調べてみたら、

1979 プレリュード
1984 マーチ『オーパス・ワン』
2008 セリオーソ

と、3曲も書いてくれていたことにようやく気付き、改めて聴いてみたいと思った。


で、ネットで検索して昔のコンクール関係の音源を引っ張り出してみると...、これがいい曲ばかり。
個人的には高校時代に聴いた、冒頭Timpを掌で叩くソロから始まる『プレリュード』の印象がことのほか強いが、マーチもセリオーソも、しっかりとした理論と手法による立派な作品だった。

「昔の課題曲」として忘れ去ってしまうにはもったいない作品たち(>_<)。


さらに、そういえば大昔『シンフォニックバンドのためのOde』という作品があったことも思い出し、それも検索して聴いてみると、これまた重量級でパンチのある作品。
ちゃんと音源で聴いてみたいと思ったら、ヤマハ吹奏楽団浜松の「レジェンダリー」CDに収録されていたのだった。




帰ったら、早速ライブラリーから引っ張り出して来よう。


来年度のコンクール課題曲の楽譜と音源がそろそろ全国各地に届けられているらしい。
またぞろコンクールの季節が始まる訳だが、いわゆる流行とは関係なく、きちんと取り上げる/取り上げられるべき作品は今でも沢山眠っているはず。

どうかそういった作品たちに少しでも光が当たりますように。


PS 何となく往年のギャルドの音が聴きたくなり、ライブラリーから持ってきた。




戦前のデュポン楽長の時代と、戦後のブラン楽長時代の録音。
現代と比べれば録音も技術も勿論劣っているのだろうが、それでもここには現代にはすでに失われてしまったかつてのフランスの響きが確かに残っている。

新しかろうが旧かろうが、いい音楽はいいし、つまらない音楽はつまらない。

これからもシンプルなスタンスで音楽に臨んでいきたいものである。


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2023 1月30日その二

2023年01月30日 | 吹奏楽
②日曜午後:『いわて吹奏楽祭2023』鑑賞


中学、高校の団体には興味なかったので、矢巾町立煙山小学校の演奏だけ聴いて帰りました。



生で聴くのは8月の県大会以来、かな。
その時より格段に上手になっていたのはさすが!


とにもかくにも、子供たちが先生の指揮に懸命に応えようと頑張っているのが凄く伝わってくる。

もっと歌おう!もっと音楽しよう!!


先生と子供たちが一緒になって音楽を作り上げていく姿を見たくて、聴きたくて足を運んだステージ。
十分満足しました。


コンクールや演奏会に足を運ぶようになって随分経つけれど、煙山小の一番いいところは何だろうと考えたら、
子供たちが無理していないことが伝わってくるところではないかと思う。

コンクールの自由曲は勿論チャレンジだろうが、それ以外は「易しすぎず、難しすぎず、頑張ればきちんと演奏できるようになる」というレベルで選曲されているのが、
子供たちの活動と成長にとってはちょうど良いハードルになっているのではないかな。


ここ数年演奏会を聴けないのが残念だが、今度の秋こそ聴きに行けるようになっていて欲しい。
一ファンとして、これからも応援します(^^)b


PS
もしかしたら、昨日沢山ホールに聴きに来ていた中高の吹奏楽部員たちの中には、煙山小が演奏した『朝鮮民謡の主題による変奏曲』を初めて聴いたという人も少なかったかもしれない。
ああいう作品こそ中学校や高校で演奏して欲しいのに、世の中はコンクールの流行曲で埋め尽くされてしまうのが悲しい...。





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2022 11月21日

2022年11月22日 | 吹奏楽
まだ火曜なのに、何となく週末モードw
明日は毎年恒例ラグビー早慶戦の観戦しか予定なし。
面白い試合を見せて欲しい(雨予報だけどT_T)。


さて先日聴いたオランダ管楽アンサンブルの音源↓



日本ではほとんど知られていない(だろう)アメリカの作曲家、J.アダムズとD.ラングの作品集。

曲目はこんな感じ↓

01. Short Ride In A Fast Machine (John Adams - Delirando/transcribed by Lawrence T. Odorn)

02. Are You Experienced (David Lang - intro/On being hit on the head/Dance/On being hit on the head reprise/On hearing the voice of God/Drop/On hearing the siren's song)

03. Under Opheus (David Lang - Aria disembodied singing/Chorale)

04. Grand Pianola Music (John Adams - Part 1/Slow/Part 2 on the dominant divide)

1曲目の"Short Ride..."が1990年代に楽譜が紹介されたことがあるぐらいで、後は日本ではほとんど知られていないのではあるまいか?
ミニマル調の作品、Tubソロとナレーションが入る作品、ピアノとコーラスが入る作品など内容も多岐に渡り、しかも面白くて刺激的!

コンクールに囚われなければ、吹奏楽(というか管打合奏)にはこんなに可能性があると言う事を教えてくれる音源だ(と言っても録音は1995年だけれど^^;)。


で、J.アダムズの音源を探してみて見つけたのが、昨日注文した一枚↓



J.アダムズ:ハルモニーレーレ(ラトル&バーミンガム市響)

こんなのもあった↓

オペラ:中国のニクソン

色々な音楽を知り、聴くほどに、まだまだ知らなかった音楽の存在を知り、ますます聴きたくなってしまう。

病気だなw


PS 漸く聞き始めた音源↓



LvB:フィデリオ(F.ディースカウ 他/フリッチャイ&バイエルン国立歌劇場管 他)

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2022 11月14日

2022年11月14日 | 吹奏楽
今日一部Twitter界隈で、2015年の吹奏楽コンクール課題曲『プロヴァンスの風』が話題になった。
正直覚えていなかったので、Youtubeで聴いてみたが、フーン...という感じで特に何とも思わない。

一方同年の課題曲に西村朗さんの『秘儀Ⅲ』は、重量感溢れる力作。

これだけレベルに違いがある課題曲を並べて良いものか?
まあ、毎年繰り返されている事なのだけれども(>_<)。


来年の課題曲はどんなラインナップになる事やら。



PS 本日の鑑賞音源↓



ラフマニノフ:鐘&春(スヴェトラーノフ&ソヴィエト国立響 他)

何と言うこともなくラフマニノフの管弦楽伴奏つき声楽作品をチョイス。
壮大でうねるような音楽は、正にロマン派そのもの。


特に好きな作曲家という訳ではないけれど、上記スヴェトラーノフ以外にもデュトワ&フィラデルフィア管の管弦楽作品Boxを持っていたはず。



CD棚から引っ張り出して聴き直してみようか。

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2022 10月15日

2022年10月15日 | 吹奏楽
今日の午前中は地元の中学校吹奏楽部を訪問し、11月のイベントの打ち合わせやら何やら。
子ども音楽コンクール東北大会出場記念・「ありがとうコンサート」も聴かせてもらってきました。




少人数ながら瞳がキラキラと輝く生徒たちの素敵な演奏(^^)b

後数週間後に迫ったイベントが成功するよう、裏方頑張ります!


で、これから同じく地元の高校吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行く予定。
明日の午後も例によってラグビー三昧w。


PS 本日の鑑賞音源


追悼記念購入盤。
不思議な魅力が満載の音楽。

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2022 10月11日

2022年10月11日 | 吹奏楽
本日会議で出張。
珍しく夕方帰宅した次第。

さて東日本学校吹奏楽大会・小学校の部。

金賞団体はほぼ聴いたが、個人的には煙山小の演奏が断トツだと感じた。
響きが際立って美しく、また小学校バンドにありがちな乱暴な音の処理もなく、いい意味で小学校らしくない。

実際の結果は1位ではなかったらしく、その点では不満(苦笑)。
しかし、例によって邦人作品が犇めくプログラムの中にあって、チャンスの『朝鮮民謡の主題による変奏曲』のような名曲を選び、
さらにその魅力を小学生ながらもしっかりと伝えてくれた田中先生と子供たちには、心からの拍手を送りたい。


改めて、おめでとうございます!&お疲れ様でしたm(__)m。


このところ、吹奏楽の古典的名曲を集めた音源を集中的に聴いている。
先日はG.ジェイコブ↓



オリジナル組曲、吹奏楽のための協奏曲、祝典のための音楽 他

続いて、グールド、ジャンニ―ニ&ホヴァネス↓



ウエストポイント交響曲(G)、交響曲第3番(J)、交響曲第4番(H)


今朝はW.シューマンを何曲か↓



ジョージ・ワシントン・ブリッジ、アメリカの聖歌、他


どれもこれも素晴らしい作品ばかり。

でも、どれもこれも日本ではほとんど演奏されない作品ばかり。



何処でこんな風になってしまったのだろう???


いい作品を、もっとじっくり、たっぷりと聴きたいものだなあ...。



PS 本日のドライブのお供3枚




こちらの感想はまた明日。


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2022 10月9日その二

2022年10月09日 | 吹奏楽
煙山小学校、3大会連続金賞おめでとう!!
田中先生、お疲れ様でしたm(__)m。

個人的には文句なしの金賞で、一番良かったと思っています(^^)b。



詳しくはまた明日。
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2022 10月5日

2022年10月05日 | 吹奏楽
昨日東京佼成WOの演奏会のことを書いたら、最近よく聴くようになった広島WOのことも書きたくなった


元をただせば下野竜也さんが音楽監督になられてから非常に意欲的な活動をするようになり、その頃から注目するようになったのだと思う。

まずは音源を買うようになった。








そのうち、広島WOが東京公演をするというニュースが届いて、これは聴きに行かねばばならないと上京。




意欲的なプログラムとは裏腹に、客席は勿論まばら(苦笑)。
しかし、演奏は素晴らしかったし面白かった。
初めて聴くホカゾノさんも凄かったなあ。

アンコールに、『アルヴァマー序曲』を超快速テンポで演奏したのは、サービス精神の表れだったのかしらw。


そんなこんなで味を占め、こんな演奏会にも足を運んだりして。

*2019 2月 下野&陸上自衛隊中央音楽隊 特別演奏会@ルネこだいら

[第1部]
指揮:隊長 樋口 孝博
〇ヘイル・コロンビア P.フィリー
〇君が代 J.W.フェントン
〇扶桑歌 C.ルルー
〇雪の進軍 永井 建子
〇歌劇「タンホイザー」序曲 R.ワーグナー

[第2部]
客演指揮:下野 竜也
〇祝典序曲 三善 晃
〇パッサカリア 兼田 敏
〇カンタベリー・コラール J.ヴァン=デル=ロースト
〇アルメニアン・ダンス Part 2 A.リード


下野さんと陸自セントラルバンドの組み合わせは予想以上の出来で、特に三善作品と滅多に聴けない『アルメニアンダンス Part2』は秀逸!
小平市まで行った甲斐は十二分にあった(^^)b


間もなくコロナ禍も丸3年目を迎える。
来年こそは仙台や東京にコンサートやオペラに行けるようになって欲しいものだ。


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