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元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2024 12月12日

2024年12月12日 | 吹奏楽
殆ど真冬のような一日。
史上最も暖かかった秋の次に、いつもより厳しめの冬がやってきた感じ(苦笑)


さてこのところ"KEYSTONE WIND ENSEMBLE"の音源を立て続けに聴いている。
どちらも指揮はJ.スタンプ。
まず一枚目↓


CLOUDSPLITTER
こちらはスタンプ作品集。

日本での知名度はかなり低いと思われるが、技術・書法ともしっかりした佳曲がたくさん並んでいる。
特に『バッハのコラールによる変奏曲』は以前別の音源で聴いた時からのお気に入り(^^)
また、"Prayer and Jubilation"という作品は、演奏時間も7分ほどと吹奏楽コンクールに打ってつけの作品!

二枚目↓


CELEBRATIONS

ハンソン、キャンプハウス、パーシケッティ(合唱付き!)、タル、メリッロなどの作品が並んでいるが、この中ではタルの"Variants On Advent Hymn"という作品がとても面白かった。
アメリカでは大家、あるいは中堅どころといった作曲家ばかりだが、近年はメリッロ以外の作品が日本で聴かれる機会はあまりないのではないかしら?

勿体ない、ああ勿体ない┐(´д`)┌!!

そういえばこれも"KEYSTONE WE"の音源だった。
こちらも心して聴き直してみよう。





PS
X(旧Twitter)でこんなコンサートの告知を発見した。
凄くユニーク&面白い試みだと思う。
行けるものなら行ってみたかった.....(>_<)



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2024 12月8日

2024年12月08日 | 吹奏楽
寒い寒い週末。
午前中買い物に出かけた以外は家に籠り切り。

久しぶりに書庫の整理を少しだけ。
流石に来年は面白くなかった本や音源を整理しない訳には行くまいなw


さて昨日はFFことフレデリック・フェネル氏の命日だった由。



現代吹奏楽のパイオニアと言っても過言ではない人だが、今の若い世代は彼の演奏はおろか名前すら聴いたことがない人も少なくないかもしれない。
一方私はと言えば、所有する音源中アーティスト別の音源数では恐らく断トツNo.1だろうと思われるほどのファン!
イーストマンWE、ダラスWO、東京佼成WO、大阪市音他、少なく見積もっても30枚以上はライブラリーに並んでいる筈。
因みにこちらはDVD↓




序に本も。





金曜日、偶々聴いていたのがこちら↓



今聴いても十二分に価値のある内容。
いや、今だからこそ聴かれるべき演奏だと思った。

若い皆さんももっともっと聴いてください。
これぞ「温故知新」そのものですよ。

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2024 12月5日

2024年12月05日 | 吹奏楽
先週の今頃はKitaraにいたかと思うと、一週間経つのは早いなあ(苦笑)


さて漸く「北海道教育大学スーパーウインズ2024」について。



①素晴らしい響きのホール(驚)!。

②最大90人前後から最小30人前後まで作品によって編成と配置を変える、ある意味理想的なコンサート。 音楽学部の面目躍如たるものがある。

③授業の一環として取り組んで来た作品の発表、という形だが、いわゆる「バンド」としての一体感を強く感じた。これはワタナベ先生の長年のご指導の蓄積によって、学生たちの間に共通の価値観(約束)がしっかりと形成されているからだろう(拍手)

④吹奏楽コンクールとは一線を画する、かなりシリアス(かつマニアック^^;?)なプログラムを組んでいながら、学生たちが非常に生き生きと演奏している様子が印象的だった。特にWリード楽器、Cb、打楽器は楽しそうだったなあ(^^)

⑤演奏は十二分に素晴らしいものだった。取り上げた作品の難易度はかなり高いものかと思われるが、技術面で不満を抱かせるところはなく、一方音楽表現についても真摯かつ誠実に取り組んでいるのが伝わって来た。

⑥今回は特にシェーンベルクとストラヴィンスキーが関心の的だったのだが、実演に接して改めて名曲としての価値ある作品だということがよく分かった。ストラヴィンスキーは編成の問題もあるが、シェーンベルクについてはもっともっと知られて、かつ演奏されるべき作品である!

⑦結論として、カネと時間をかけて札幌まで足を運んだ甲斐のあるコンサートでした。すでに来年も行く気満々でありますwww

ということで、ワタナベ先生並びにスーパーウインズに参加した学生の皆さん、本当にお疲れ様でした&ありがとうございましたm(__)m


PS 終演後の打ち上げに招いていただき、ワタナベ先生、田村文夫先生、山本裕之先生らと親しく語らう機会が持てたのは、望外の喜びでした(^^)b

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2024 12月3日

2024年12月03日 | 吹奏楽
先週のコンサート振り返りその二(1)

北海道教育大学スーパーウインズ2024/シナジー吹奏楽の世界




DSCH:Vn協奏曲第1番(抜粋/若槻吉泰編、ワタナベ謙一補筆)

山本裕之:見事な逆V字

シェーンベルク:主題と変奏

ストラヴィンスキー:管楽奏響(管楽器のためのシンフォニーズ)

ドビュッシー:海の微風、春の再来(弦楽四重奏曲終楽章/田村文生編)

田村文生:トルキッチュ行進曲


書きたいことがあり過ぎるので、少しずつ書いていきます(苦笑)
とりあえず

①素晴らしいホール、素晴らしい演奏!

②実演で聴く機会はまず無かろうと思っていたシェーンベルクとストラヴィンスキーを生で聴く機会に恵まれ、超満足(^^)b

この2点だけ書いておきます。
続きは明日以降m(__)m

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2024 11月28日

2024年11月28日 | 吹奏楽
本日はお休みを頂いて、札幌まで足を運びました。
これからKitaraに向かい、『北海道教育大学スーパーウインズ』2024年演奏会を聴いて参ります。
詳しくは明日以降😁

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2024 10月29日

2024年10月29日 | 吹奏楽
今日届いた音源↓



Netherlands Wind Ensemble(オランダ管楽アンサンブル)はNWE(ノルウェー管楽アンサンブル)とともに気に入っているバンド?の一つ。
そういえば最近聴いてないなと思ってネットで検索したら、昨日紹介したものと併せて2つ新しいものを見つけたので、早速注文した次第。



早速さわりだけ聴いてみたが、1920年代、新古典主義時代に書かれたストラヴィンスキーの作品は、今吹奏楽をやっている若い世代には良さが伝わりにくいかもしれない。
何しろストーリーや情景描写、感情表現がない。
あるのは、ただ只管「乾いた」音楽だけ。
R.シュトラウスの交響詩なんかと対極の位置にある音楽、とでもいえばいいかしら(苦笑)?

しかし、余計なものを削ぎ落した音だけで構成されるのもまた音楽であり、そこには所謂ロマン派的な音楽とは違った魅力がある。
誰かストラヴィンスキーの八重奏曲でアンサンブルコンテストに出てみればいいのにwww

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2024 10月10日

2024年10月10日 | 吹奏楽
久しぶりに吹奏楽ネタ。

先日ジョルダン&フランス国立管の『バッカスとアリアーヌ』全曲を聴いて、往年の野田中や花輪高校のコンクールの演奏を聴きたくなってしまった。





で、動画サイトで聴き直してみると、これがいい演奏なのだ(^^)b


ここから何となくクラシックのバレエ組曲を取り上げたコンクールの名演奏を幾つかピックアップして聴いてみたら、どれもとても音楽的!

『コッペリア』(ドリーブ/中村学園女子高)とか



『パリの喜び』(オッフェンバック/同上)とか



『ル・シッド』(マスネ/就実高)とか



『三角帽子』(ファリャ/山王中)とか



チャイコフスキーの三大バレエとか

*白鳥の湖(中央大学)


*眠りの森の美女(中村学園女子高)



『アパラチアの春』(コープランド/野庭高)とか



『ライモンダ』(グラズノフ/札幌白石高)とか



『チェックメイト』(ブリス/花輪高校)とか




ここには挙げきれないが、他にも沢山ある。

今時は邦人作曲家によるコンクール向けのオリジナル作品が大流行中だが、こういったレパートリーにもう一度光が当たるようになって欲しいと、切に願う。


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2024 9月8日

2024年09月08日 | 吹奏楽
今日で東北の吹奏楽コンクールシーズンは終了。
関係者の皆様、大変お疲れ様でございましたm(__)m


昨日の感想を簡単にまとめると、小学校の部は正直あまり面白くはなかった(苦笑)。
いや、どこの学校もみな上手なのは勿論なのだが、音楽が面白いと感じたところはあまりなかった、というところ。
これは代表に選ばれた学校も同様だった。
毎年毎年この場で言っている事だが、選曲には大いに問題があると思っている(>_<)

一番面白いと感じられたのは今回代表を惜しくも逃した煙山小学校。
個人的には音楽的な感銘度は一番だったと思う。
しかし、審査員の評価ポイントは違ったようだ...。

それから、いい意味で小学生らしからぬ演奏と感じたのはバルトークの『ルーマニア民俗舞曲』を演奏した『白銀南ウインドアンサンブル』。
少人数故響きが薄くやや不安定なところはあったが、十分にバルトークの音楽を表現出来ていたと思う。
小学生でも様々な音楽に取り組むことできることを示してくれた演奏で、大いに気に入った(^^)


コンクールに参加すれば必ず結果が付いてくる。
いい結果であれば喜び、悪い結果であれば落ち込むのが人の常ではあるが、コンクールというものは審査員の顔ぶれ次第で結果はまるで違うものになり得るものである。
東北大会まで積み重ねてきた努力を自他ともに認め、今後の糧として欲しいものだ。


改めて、関係者の皆様、お疲れ様でした。



ついでに午後の自衛隊のコンサートについて。



前半のプログラムはアレンジ作品が主体だったが、特に小林久仁郎先生アレンジの『軽騎兵』序曲と、A.リードアレンジによるバッハ『目覚めよと呼ぶ声あり』は大変印象的だった。

小林先生がお亡くなりになってもう何年になるだろうか。
初めて聴いた東北大会でのラフマニノフの交響曲第一番4楽章を耳タコになるぐらい聴きまくったこと、先生のアレンジ作品(湯山昭『お菓子の世界』)を演奏したこと、何度か酒席をご一緒出来た事、先生が指揮されたスペシャルバンド『ノーザン・ウインド・オーケストラ』のコンサートを聴いたこと、などなど思い出は尽きない。
『軽騎兵』を吹奏楽で全曲聴いたのは初めてだったと思うが、やはり名曲としての価値が十分にある作品であり、それを感じさせてくれた演奏だった。

因みにこちらは、このブログで書いた小林先生と花輪高校吹奏楽部に関する思い出です↓
https://blog.goo.ne.jp/itoj_2004/e/e8952ce2a44cd575a102d02520d9d613


そして『目覚めよと呼ぶ声あり』。
今から30年程前にバーンハウスから出版されたA.リード編曲によるバッハのコラール集の一曲だが、こういったコンサートできちんと聴くのはこれまた初めてだったと思う。
しみじみ、いい曲でありいいアレンジだった。

こういった感動は、少なくとも午前中に聴いたコンクール小学校の部ではあまり感じられないものだった。
上手な演奏を目指すのは勿論大切な事ではあるが、音楽の力/音楽の美しさを経験し学ぶために、バッハのコラールを始めとしたシンプルかつ美しい作品により多く触れて欲しいと思わずにはいられない。
そしてそれは子供たちを導く大人の責任だと思う。


東日本大会&全国大会については聴きに行く意欲も予定も全くないので、私のコンクールシーズンも昨日で無事終了。
結局今年の課題曲で印象に残ったものは一曲もなかったな(苦笑)


珍しく長文書いてしまいました。
悪しからずご了解くださいm(__)m


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2024 8月2日

2024年08月02日 | 吹奏楽
今日は午前中からホールに籠って吹奏楽コンクール県大会・高校の部(小編成/大編成)を鑑賞。
とは言っても全部聴いている訳でもないし、途中寝たり読書したり。

小編成部門では、応援している地元の学校が恐らくは過去最高の演奏で見事金賞受賞!
年年歳歳一歩ずつ向上してきているのが良く分るのは嬉しいものだ(^^)b

後、前任校、というか初任校が見事に県代表をGET!
恐らくコンクールでは初めての東北大会出場となる筈(※大昔、私が顧問やってた時にアンサンブルコンテスト東北大会に出た事はありました^^)。
演奏を聴かないでしまったのだけれど(苦笑)、これは嬉しい。

東北大会は奇しくも今日と同じホール。
頑張って欲しいな。

これを書いている時点ではまだ大編成の結果は出ていない。
こちらの感想は今晩か、または明日に。



PS クルマで聴いたのはこちら↓



R.シュトラウス:『ばらの騎士』(ベーム@ドレスデン国立歌劇場)

第三幕ラストの三重唱、これほど「美しい」という言葉以外の形容詞が思い当たらない音楽は思い浮かばない。

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2024 7月29日

2024年07月29日 | 吹奏楽
吹奏楽ネタ、続くw

ここ最近の鑑賞音源↓



British & American Band Classics / Fennell, Eastman Winds

1 William Byrd Suite
2 Coronation March "Crown Imperial"
3 Prelude and Scherzo, Op. 52/H 178 "Hammersmith"
4 Symphonic Songs for Band
5 Fanfare and Allegro



トッカータとフーガ(ブラン&ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団)

1 トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
2 ハンガリア狂詩曲第2番
3 歌劇「盗むかささぎ」序曲
4 喜歌劇「詩人と農夫」序曲
5 牧神の午後への前奏曲
6 ディオニソスの祭り
7 「アルルの女」第2組曲より ファランドール


ともに吹奏楽の歴史的名盤とされる音源。
編成も選曲も対照的だが、今聴いてもどちらも共に素晴らしい。
しかし、若い世代の吹奏楽ファンでこれらの音源、バンド、レパートリーをきちんと知っている人たちがどれほどいるだろうか?

クラシック音楽と比べて歴史が圧倒的に浅い吹奏楽ではあるが、それでもこういった古典的なレパートリーは確かに存在している。
しかし、コンクールに熱中している人たちの耳にはきっと届いてはいないのだろう(T_T)


勿体ない、ああ実に勿体ない!


流行っている曲はやがて廃れる。
長く生きていると、嫌でも分る事だ。
今のコンクールで盛んに演奏されている作品の多くは10年、いや5年と生き残る事が出来るかどうか大変疑わしい(苦笑)。

いい音楽を聴きたい。
そのために価値ある作品が演奏されて欲しい。
望むのはそれだけなのだが...




PS1 本日届いた本たち↓





PS2 これからちゃんと読もうと思っている本(苦笑)



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