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元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2024 10月28日

2024年10月28日 | 音楽
ということで石田組。



まず殆ど満員となった客席にビックリ!
追っかけで遠方からきている方々も多そう。



前半はシベリウスとグリーグ。
タイトルこそ聞いたことはあっても、ほとんど知らない曲ばかり。
しかし、面白く聴けたのも確か。
組長が時にリードし、時に引っ込み、そのバランスが絶妙。
こちらに背を向けて弾いているVaのお三方、特にトップの方が凄く引き込んでいるのが伝わってきた。

後半、バルトークの『ルーマニア民俗舞曲』はコンクールの自由曲に取り上げたこともあるのでよく知っているが、
自在なテンポ、うねるようなリズムが圧巻。


組長他の軽妙なMC(笑)を挟んで、映画音楽やロックへ。


弦楽によるロックといえば、遥か昔からクロノスSQで聴いている。



(初めて『紫の煙』を聴いた時はぶっ飛んだっけ【苦笑】)

最近ではモルゴーアSQの『21世紀の精神異常者たち』もお気に入り。



石田組が奏でるクイーンやツェッペリンやD.パープルは、全く奇をてらわず、真正面から弦楽器でロックに挑んでいる。
そしてそれが悉くツボにはまっている感じ。
実に気持ちよく盛り上がる。

それにしてもロックと弦楽というのは意外と相性がいいと実感する。
最初に始めたクロノスが如何に偉大だったか(数年前の来日中止が惜しまれてならない…)。

で、石田組の演奏を聴きながら、私が大好きなディランのことをふと考えた。
ディランの曲を弦楽にアレンジできるかな?

ファンとしては、言葉(リリック)なしのディランの曲というのがどうにもイメージできない。
魅力的なメロディーは決して少なくないとは思うのだが、どうかなあ(^^;)?


何はともあれ、アンコール(3曲!)も含めて十二分に楽しませてもらった。



早速組長の音源をあれこれ探しているところ。
まずは正統派の「どクラシック」をきちんと聴いてみようw


PS1 鑑賞終わり↓



LvB:VaとVcのための作品集

かなり渋めの内容だが、演奏は面白い。
LvBがVaのためにこんなにたくさん書いているとは思わなかった。

贔屓目抜きに、ハイドン-モーツァルトーベートーヴェンーシューベルトーシューマンーブラームスと続くドイツ・オーストリア系作曲家の室内楽作品を聴くのは楽しいな(^^)b


PS2 今日届いた音源×2@Amazon↓




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2024 10月24日

2024年10月24日 | 音楽
またまたこのイベントがやってまいりました。



多くの先輩方を迎えて、お世話に奔走する週末が来週末に迫ってきました。
何事もなく無事に終わりますように(苦笑)


PS 鑑賞中↓



R.コルサコフ:シェエラザード、ボロディン:『イーゴリ公』より 「ポーロヴェッツの踊り」(小澤&CSO)

小澤追悼記念で購入した音源。

初めて『シェエラザード』を聴いたのは、1975年の出雲一中による4楽章の演奏@全日本吹奏楽コンクールだったなあ。
その後1978年の仙台一高(当時Bクラス)による2楽章の演奏@東北大会を聴いたのも懐かしい思い出。
Fgから移し替えたEuphソロを吹いていたのが、後に袋原中の指導で名を馳せた後藤先生だったと知ったのは随分後になってからだった。

印象に残っている音源と言えば、まず初めて全曲を聴いたコンドラシン盤。




意外なところでは、マゼール&BPh盤が凄く濃密かつ繊細な演奏で気に入っている。




買う前からの予想通り濃密極まりなかったゲルギエフ盤も忘れ難い。




往年のシカゴ響、やはり管楽器の名技が冴えている。
後で同じコンビの『春の祭典』も買ってみようかしら。



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2024 10月23日

2024年10月23日 | 音楽
気持ち悪いほど暖かかった一日。
これほど寒くない10月は人生初(苦笑)!

①鑑賞中↓



ムソルグスキー:歌曲集『死者たちの歌と踊り』、チャイコフスキー:交響曲第5番(コチェルガ【BS】/アッバード&Bph )

ムソルグスキー目当てで買った音源。
オケ版は初めてかしら?
もう少し聴き込んでみたい。

チャイコフスキーはまあおまけw
BPhはもちろん上手いけれども、特に際立った演奏とは思わない。

そういえばアッバードの音源ってあまり持っていないのだった。
直ぐ思いつくのは同じくムソルグスキーの『ボリス・ゴドゥノフ』(原典版)とか「ウィーン・モデルン音楽祭」の録音とか。





そういえば私がオペラに目覚めるきっかけになった『ヴォツェック』(ウィーン国立歌劇場)もアッバードだったな。




最近だとルツェルン音楽祭の録音がよかった。



GM:交響曲第2番「復活」、ドビュッシー:海(アッバード&ルツェルン祝祭管 他)

特に好きな訳ではないが、ルツェルンのシリーズはこれから聴く機会があるかもしれないな。


②先日届いた音源@Amazon↓



ハイドン:トリオ B-dur、ドヴィエンヌ:Clソナタ、ユン・イサン:Cl五重奏曲(Cl:E.ブルンナー)

K.ライスターと同世代で、バイエルン放送響の首席Clとして活躍したというブルンナー。
名前は昔から知っていたが、演奏を聴くのは初めて。
さてどんな音がするやら(^^)?
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2024 10月21日

2024年10月21日 | 音楽
まだ週末の疲れが抜け切れていないので簡単に(苦笑)。

今回の『オーケストラ・トリプティーク』のコンサートのテーマは「日本の交響曲作家とZEN&SHIN」。
取り上げられた交響曲は團伊玖磨の第一番と、伊福部昭の『シンフォニア・タプカーラ』の2曲。

『タプカーラ』は圧巻の演奏。
10数年前、伊福部先生ご臨席の元すみだトリフォニーHで演奏された、陸自中央音楽隊による吹奏楽版『タプカーラ』初演の演奏も素晴らしかったが、今回はそれに匹敵する、いやそれをもしのぐ内容だったかもしれない。

オリジナルの管弦楽版だったという以上に、オーケストラの圧倒的に高い熱量が客席を覆いつくし、第3楽章では涙がこぼれてしまったほど。
得難い経験だった。


前半に演奏された團の第一番も、非常におおらかかつ雄大なスケール感をもつ作品で、如何にも團らしさを強くにじませた内容。
もっと取り上げられてもいい作品だと思った。

『タプカーラ』、團の交響曲とも音源は手元にある(はずw)なので、久しぶりに引っ張り出してじっくりと聴き直してみたい。







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2024 10月19日

2024年10月19日 | 音楽
高田馬場のホテルにて。

杖持参で上京。

40年ぶりの練文↓


本日の演奏会。


遠路はるばる遠征した甲斐がありました。
詳しくは明日以降m(_ _)m


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2024 10月11日

2024年10月11日 | 音楽
特に忙しかった訳でもないが金曜の夜になるとどっと疲れが出るのは、やっぱり歳なんだろうなあ(苦笑)。


①聴き終わり↓



GM:交響曲第7番(スヴェトラーノフ&N響)

1997年のライブ録音。
N響が本当によく頑張っていて、いい演奏をしている。
息の長さではさすがにロシアのオケには叶わないところも散見されるが、それにしても内容は充実の一言。

Tpのトップは音からして多分関山さん(当時首席)だと思うが、いい音してるわ。
そしてこちらも素晴らしい(恐らく)Hrトップの松﨑さん!



スヴェトラが振ったチャイコフスキー5番でもソロを吹き、感銘を受けたスヴェトラがアンコールの際に指揮台に呼んで立たせたというエピソードを持つ名手。
ここでもほぼ完ぺきな演奏を聴かせてくれる。
個人的に日本で一番好きなHr奏者だった(^^)b


確か今月はブロムシュテット翁がN響を振りに来ている筈。



約40年前に同じくN響でブロム翁がGM5番を指揮したのを聴いたことがあるというのは、今にして思えば大変貴重な経験だった。
最もその時は首席に就任したばかりの関山さんが冒頭のTpソロで結構派手にミスしたことぐらいしか覚えていないのだが(^^;)

まさか40年後にブロム翁が世界最長老&最高級のマエストロとして評価される日が来ようとは、当時は予想できなんだ。
20C末ぐらいは、サヴァリッシュの方が遥かに大物だったものなあ。



因みに私が聴いたコンサートの断然No.1は、1984年か85年のサヴァリッシュ&N響によるブラームス三番&四番というプログラムでした。
特に4番は、胸の鼓動が苦しくなるほどの感動だったのをよく覚えている。
今回のブロム翁とN響の共演でもブラームス四番を演奏するらしいが、多分Eテレで聴けると思うので、じっくり鑑賞したいものだ。

②鑑賞中↓



ヴェルディ:シチリア島の夕べの祈り(カラス 他/E.クライバー&ミラノ・スカラ座管 他)

カラス@ヴェルディBoxもいよいよ終盤戦。
録音がよくないのは残念だが、序盤からかなり盛り上がっている。

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2024 8月28日

2024年08月28日 | 音楽
ここ数日の鑑賞音源↓

①中森明菜:オールタイム・ベスト - オリジナル -



久しぶりの明菜。

デビューから順を追って聴くと、実に見事に少女から女性に成長、というか脱皮していく様子がよく分かる。
個人的には『サザン・ウインド』や『飾りじゃないのよ涙は』辺りがその際かなと思っている。





当時のライバル、松田聖子はデビューから一貫して松本隆の作詞による少女像を表現していたが、一方の明菜はツッパリ路線から来生えつこや康珍化といった作詞家、林哲司や玉置浩二といった作曲家、
あるいは陽水と言ったアーティストに作品を任せ、表現する世界をどんどん広げていったところに特徴があったと思う。
聖子にはついぞ食指が動いたことはなかったが、明菜は惹きつけられたのはその辺りが大きかったのだろう。

彼女のオリジナルアルバムは殆ど聴いたことがないのだが、逆にカバーアルバム『歌姫』シリーズはけっこう気に入っている(苦笑)。




オリジナル盤も少しずつ聴いてみようかな。



②暗黒大陸じゃがたら:『南蛮渡来』



今や伝説と化しているJAGATARA/じゃがたら。
敬愛する村田陽一氏(Trb)が一時加入していたと聞き、興味を持って買ったアルバムだが、その強烈なビートにすっかりやられてしまった。

数年に一度は聴きたくなるアルバムである(^^)b

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2024 7月24日

2024年07月24日 | 音楽
暑さも一段落かな。

なかなか書けなかったことを少しまとめよう。



先週末、娘が小中とお世話になったピアノの先生のコンサートに行ってきた。
お客さんはウチの夫婦を含めて高齢者中心に百数十人と言ったところか。
ソロコンサートも3回目ということで、今回はプログラムもかなり趣向を凝らしたらしい。

前半はスカルラッティ→モーツァルト→ベートーヴェン→ショパン&シューベルト→ラヴェル→再度ショパン、という流れ。
当たり前だが、これらの作品をちゃんと弾き分けられるピアニストというのは大したものだなあ。
ラヴェルの『水の戯れ』など生ではなかなか聴けない作品なのでとても面白かった。

後半は映画音楽や往年の名曲、ヒット曲など。
楽しく聴けたが、やはりクラシックとは違う技術が要求されているのもよく分かる。
ピアソラの『リベルタンゴ』など、アレンジも凝っていてかなり練習された様子が伝わってきた。

ラストはリストの『ハンガリー狂詩曲第2番』、アンコールはショパンの『革命』で締め。
MCもほぼ完ぺきで、ちょっと時間が長かった(休憩込み約130分)のを除けばとてもいいコンサートだった。

しかし、考えさせられたこともある。

世界中に数多いるピアニストにとって、「作品が弾ける」ことは単なる出発点でしかなくて、その上で「どう表現するか」が問われる。
上手いだけではお話にならない。


全国で吹奏楽コンクールが開催される夏。
果たしてどれくらいのバンドが「上手な、欠点の少ない演奏」/「金賞GET!」以外の目標を持っているだろうか?
コンクールである以上結果を求めるのは当然だが、それ以上に「音楽」をどれだけ追及しているだろうか?

今週末と来週末、それぞれコンクール県大会を聴きに行く予定だが、どれだけ音楽的な演奏が聴けるのか、期待と不安が交錯している。
昔と違って今はとても丸一日聴き通す気力も体力もない(苦笑)。
一団体でも多く「音楽」を聴きたいと心から願う。



②本日の鑑賞音源①↓



フサをまとめて聴くのは随分と久しぶり。
改めて向き合うと、実に骨太かつ緻密な作品が多い。

こういう作品こそ、大学以上の大人のバンドに取り組んで欲しいものだ。
コロナ禍以前に聴いた、大井さん&東京佼成WOのコンビによる『この地球を神と崇める』の演奏は今でも鮮明に覚えている。




PS 同②



WAM:Fl四重奏曲集(Fl:ニコレ 他)

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2024 7月19日

2024年07月19日 | 音楽
本日夏休み前最終日。

土曜の入りという事で、職場全員で近くの店からうな重を取って食べたのだけれど、夜になってもまだ満腹感(>_<)
この週末は控えめに行きますかw


さて今聴いているのがシューマンの『ゲーテの”ファウスト”からの情景』@ハーディング&BRSOほか。



聴き終えたばかりのバイエルン放送合唱団が入っているというのでチョイスしたが、やはり面白い作品。
遂にオペラを書かなかったシューマンの、最もオペラに近い作品と言っていいだろう。



ふと気になってCD棚の合唱音源をチェックしてみたが、プロ合唱団で複数持っていたのが以下の四つ。



スウェーデン放送合唱団



SWR(南西ドイツ放送)ヴォーカル・アンサンブル



東京混声合唱団



ハルモニア・アンサンブル(※前任校の卒業生が所属してます^^;)

私は広く浅く聴く方なのですが、合唱沼にハマり込み過ぎないように注意しなければ(苦笑)。


さて明日から夏休み。
毎年恒例な~んにも予定はありまっせんw!

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2024 7月9日

2024年07月09日 | 音楽
今日は亡くなって35年経つ親父の命日だった。
久しぶりに思い出した気がする。
享年56。
早かったなあ.........


さて感想①



ボブ・ディラン・ドキュメンタリー・シリーズ VOL.4 ボブ・ディラン/ネヴァー・エンディング・ストーリー:1990-2006


先週辺りから、午前中にディランの21世紀の音源を聴くことが多い。
特にカバー・アルバムのこの辺。




しゃがれ声で気持ちよさそうに歌うディラン。
ほとんど仙人と化しているのではないかなw?

デビューしてとうに半世紀を超えてもディランはまだ歌い続けている。
その大きな要因は、1980~90年代を生き延びたことにあるのだろう。

私が一番好きなのは『追憶のハイウェイ61』(1965)。




次は『血の轍』(1975)かな。



ディランの長い長いアーティスト人生において、何度も浮き沈みはあった。
その中でも'80,年代はキャリアの中で最も危機的な状況だった。
実際私もその時代の音源は聴いていないし、今のところ積極的に聴きたいとも思っていない。

しかしその´80年代の終わりに傑作アルバム『オー、マーシー』が出た。



誰もが認める、ディラン復活の狼煙となった作品。
この辺りから、ディランの人生と歌への向き合い方が大きく変わったのだろうな。

最近のオリジナル・アルバムでは、『トゥゲザー・スルー・ライフ』はけっこう気に入っている方だろう。



アメリカのルール・ミュージックへの溢れんばかりの愛情が、まるでロードムービーのサウンドトラックのように綴られていく。
これはもう、ディランにしか出来ない芸当だ。


今までに何度も何度も繰り返してきたが、私の二大アイドルはディランとマイルス。






二人とも長いキャリアの中で何度もスタイルを変え、常に試行錯誤を繰り返しながら、決して同じところに留まろうとはしなかった。
そして、手持ちのカードをさらけ出すこともなかった。
いつだって謎を抱えたまま生きていた。


もうディランも齢80を超えた。
恐らく彼のライブを観る機会に恵まれることはないだろうと思う。
しかし、生きていようが死んでしまおうが、彼の音楽は私の心に残り続けるだろう。


ということで、近いうちにこちらの映画も観る予定(^^)↓




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