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鉱物の部屋へのいざない

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累帯構造2

2012-08-30 15:14:27 | 日記・エッセイ・コラム

今日は書き上げたブログを誤操作で消してしまい、今日のブログ更新は休みにしようと思いましたが、ここ最近はアクセス数が伸びていますので、気を取り直して再度書き直します。

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岐阜県中津川市 博石館の展示

この写真は13年位前に見かけた博石館の展示です。それは水晶の累帯構造です。この標本はそのサイズも然ることながら、肉眼的にもはっきりそれが見て取れ、非常に貴重な標本だと思います。その模様からはその水晶の結晶成長の記録が読み取れ、その秘められた歴史が刻み込まれていると思います。いつかその解読が可能になる日が来るような気がします。

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山口県大島郡周防大島町西椋野 産 球状花崗閃緑岩(Ball granodiorite)

最初の写真がその産状が分かるもので、下のふたつの写真は球状の石を切断した表と裏(切断面)です。花崗岩類には球状になるものがあり、同心円状と放射状を組み合わせたような模様が見て取れます。この模様は累帯構造とは違うものかも知れませんが、何となく似ています。もしかすると成因が違うのかも知れません。

球状の花崗岩類はいろんな所にあります。有名な猿投山の球状花崗岩や香川県観音寺・円上島の球状ノーライト等、それらは菊石とも呼ばれ、石の花として知られています。

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福井県大野市 産 ナポレオン石

この写真は粟津のMさん所有のナポレオン石です。この石は別名、時計石とも呼ばれています。特にこの石は時計の文字盤のように秒針まで見て取れる大変珍しい石だと思います。

珍しい石というと、他に思い当るのは、山口県・蓋井島の巨大な岩石です。写真が見つからないので残念ですが、それは岩場で見られる巨大なまだら模様の閃緑岩です。その光景は異様なほどのサイズで、写真で見た一緒に写っていた釣り船がミニチュアの船に見えてしまいました。日本には珍しい石や岩石が多く、石の世界はまだまだ面白く興味は尽きません。

今日はブログ消去や中断が多かった事もあり、何となく累帯構造から横滑りしてしまいました。

コメント
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