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鉱物の部屋へのいざない

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洞窟

2012-08-03 11:23:06 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は「石川県(北陸)の鉱物 特別展示販売」の初日でした。早速、石川県鉱物同好会のKさん、Sさんがいらっしゃいました。やはりお目当ては遊泉寺銅山産の紫水晶です。お二人とも河合コレクションの初登場が気になられていたようでした。

話は急に変わりますが、遊泉寺銅山跡地のすぐそばに巨大な地下空間があることはあまり知られておりません。そこは「竹炭の里 竹里庵」の敷地内にあります。その洞窟は、昔、石材を切り出していた跡で、2km四方の広さがあるそうです。私がその洞窟の中に入ったのは5年前位でしたが、当時、洞窟の奥の方には地底湖もありました。今でも中に入れると思います。

思えば、小松周辺には洞窟がたくさんあります。竹里庵のすぐそばにはB級パワースポットの聖地であるハニベ岩窟院がありますし、赤瀬観音横にも巨石群の中に小さな洞窟空間があります。那谷寺にも「胎内くぐり」という洞窟があります。それらの宗教的な洞窟空間以外にも尾小屋鉱山資料館の抗道も鉱山跡の洞窟です。他にも石材を掘り出した洞窟はいくつか存在します。鉱物趣味と洞窟趣味との親和性は高いと思われます。もしかすると、小松という土地が私を無意識的にマニアにさせたのかも知れません。

実は、昨日、洞窟マニアが喜びそうな本が発売されました。その本は「ニッポンの洞窟」(イカロスMOOK)という本です。その本には日本全国の洞窟がさまざまなタイプに分類され、有名洞窟はほぼ網羅されております。残念ながら石川県の洞窟は一件も載っていませんでしたが、それらの中には私も訪れた事のある洞窟がいくつか出て来ました。

そういえば、昨日、Sさんが夏休みの家族旅行で兵庫県の玄武洞に行かれるという話を聞きました。玄武洞は私も過去に行った事があり、そこには「石の花・華の博物館 玄武洞ミュージアム」がありました。恐らくそこは鉱物に興味が無いご家族でも楽しめる施設だろうと思います。その施設の鉱物標本は色・形・サイズ共に一級品の標本が揃っていましたし、それらの標本が放つ美しさは鉱物的知識が無くても美しいと思うはずです。その博物館と玄武洞他の柱状節理の発達した洞窟群です。そこは鉱物趣味と洞窟趣味を兼ね備えたスポットだと思います。

このブログを書いている最中に、今朝、開店前からいらっしゃったお客さんが再度ご来店されました。関東で算命学をされているAさんです。Aさんは先ほど菩提のメノウや白山紋石を買われたのですが、他の石も気になっていらっしゃたようで、集合時間が変更になったという事で、再度お友達を連れていらっしゃいました。Aさんとお友達お二人も相当な石好きのようで、かなりマニアックなレアな石達をお買い求められました。思い出すままに列挙すると、Aさんはフルグライト(雷管石)、水晶の日本式双晶等を、他のお二人も、ナイカ鉱山のファントム・セレナイトや天川村のレインボー・ガーネット巨晶や靴ベラ状水晶や美しい太陽ルチル・クォーツや宮崎県日之影町乙ヶ淵鉱山産の水晶の美晶やその他数点お買い上げでした。本当にありがとうございました。3人とも旅の初日にもかかわらずの大量買いです。これから白山比咩神社や福井方面に向かわれる、との事でした。ボン・ボヤージュ。

今日のブログは、しりきれトンボですいませんが、これで終わります。

コメント
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