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鉱物の部屋へのいざない

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黄鉄鉱

2012-01-06 10:58:19 | 日記・エッセイ・コラム

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?スペイン ナバフン鉱山産の黄鉄鉱

不思議なことが起きました。一昨日、甥が買っていった黄鉄鉱と同じタイプの黄鉄鉱が昨日売れました。買って頂いたのは加賀温泉のSさんです。上の写真はその黄鉄鉱です。Sさんにお願いして写真を撮らせていただきました。二つの結晶が貫入双晶しているものです。

実はこのタイプの黄鉄鉱は私が初めて新宿ショーで買ったものと同じタイプです。甥は遺伝的に似ているのは当たり前ですが、Sさんとは血縁関係はありません。

Sさんはまだ若いのですが、これまでに買っていただいたものはアメリカ アーカンソー州産の美しい母岩付きの水晶、同じくアーカンソー産の白と黒のバランスが非常に良い水晶の共生標本で、私好みの石ばかりです。やはり同じような趣味・趣向は、年齢や遺伝的共通性とは関係なく、起こりうるのです。

好みに関する遺伝的研究や統計学的な研究はあるのでしょうか?もしあるならば、どうなのか知りたいと思います。

Sさんは店のオープンの頃にあった母岩付きの黄鉄鉱の二つの貫入双晶を覚えていらっしゃいましたが、残念ながらそれは名古屋からのお客さんに買われてしまいました、とお答えしました。

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?ペルー産の黄鉄鉱・方解石・水晶

この写真は黄鉄鉱の母岩にピラミッドのような方解石と黄鉄鉱の小さな粒が無数に付いている水晶です。3種の鉱物がバランス良く共生している標本です。サイズも手の平サイズで、この絶妙なバランスがたまりません。鉱物コレクターならつい手の出そうな標本です。

黄鉄鉱の話題は今後もまた登場すると思います。

コメント
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