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鉱物の部屋へのいざない

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石と光 紫外線2

2012-01-10 11:43:47 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は一昨日の来客の事を書いたため、石と光 紫外線の続きは今日になりました。午前中、お店の空き時間にブログを書く為、前日の事を書くというスタイルになりやすいです。また、開店前はうれしいメールが届いていることがあり、サラリーマン時代と違って、出勤が楽しみになっております。

さて、一昨日の続きです。

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?中国産の方解石

この写真は中国の恐らく鍾乳石だと思われる方解石に長波のブラックライトを当てて撮ったものです。台座が付いていて立ち姿の植物のような形をしています。鍾乳石ならば青白く光っているところは下向きになっていた先端部分だと思われます。

自然は不思議です。この石が生成したのは暗闇の中だと思います。それもこのようにブラックライトで照らすとなぜ発光しなければならないのか?生物ならば暗闇で発光する必要性があるからそのように適応するわけですが、鉱物がなぜ人間が見て美しいと思われるような振る舞いをするのか?鉱物には当然意識などはないのですが、もしかすると、美しく見られたいと思っているのか!?と夢想してしまいます。

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ミャンマー モゴック鉱山産のルビーとスピネル

この写真は六角板状のルビーと八面体のスピネルに長波のブラックライトを当てたものです。両者の赤い色は非常に似ています。両者とも普通の光の元ではあまり美しいとは言えない少しくすんだ赤色なのですが、ブラックライトを当てると美しい赤色に発光します。

つい先日、定期購読しているディアゴスティーニ「地球の鉱物コレクション」104号が届き、その中に「ルビースピネル」が出ておりました。この写真のスピネルはこれかも知れません。

ルビーとルビースピネルは結晶系も全く別な鉱物ですが、加工研磨されると区別がつかなくなり、かつてはイギリス王室保有の王冠に使われていたスピネルもルビーだと思われていたらしいです。

石と光 紫外線については後日もう少し書きます。

コメント
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