ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【11月も毎週日曜日は休業します。】

土佐の菊花石

2012-01-02 14:09:55 | 日記・エッセイ・コラム

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

「石の華」の初売りは本日です。初めての新春バーゲンセールで30%OFFの棚を設けました。また水石コーナーも30%OFFです。是非、この機会をご利用ください。

さて、正月休みでブログも休んでいました。本日の更新もお客様対応で少し遅くなってしまいました。

Dscn3616

?店の入り口にある棚の上に置いた正月飾り

Dscn3617

?土佐の菊花石と黒柿の板

この写真は左に土佐の菊花石、黒柿の板には黒く鯛の形に見える模様があります。

Dscn3618

?寿の文字のように見える土佐の菊花石

この写真は土佐の菊花石の菊の文様が漢字の「寿」の文字に見えるものです。

この石は非売品です。実は妻のお母さんの名前に「壽」の字が入っており、この石をプレゼントしていたのですが、正月飾りに使わせてもらおうと、お正月の間だけお借りしてきたものです。

石の中に絵や文字が見える文様石は、洋の東西を問わず、古来から貴重なものとされてきました。韓国では「寿石」とも呼ばれていますが、この土佐の菊花石はまさしく寿石となっております。

ひとが石の文様をそのように見てしまう事は一種の錯覚という現象で、雲の形が顔に見えたり、しみの形が動物や虫に見えたりと、不定形の対象物が違ったものに見えるパレイドリアという現象です。ただ、錯覚と分かっていても一旦そのように見えてしまうと、どうしてもそれにしか見えないという傾向があります。

実は日本の「見立て」の文化も同じ現象です。「水石」はその代表格だと思います。

最近は「鉱物」の世界でもそのような「遊び」が出現しつつあり、「鉱物アソビ」という本を書かれたフジイキョウコさんは「鉱物見タテ図鑑」という本まで出版してしまいました。

これは似ている事に法則性を見出す相似律とはまた別で、一種の遊びの要素をともなった趣味の一種だと思います。

新年の初めはおめでたい話題から始めました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする