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鉱物の部屋へのいざない

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雪の結晶2

2012-01-27 11:23:27 | 日記・エッセイ・コラム

今日も雪の結晶についてです。

そうそう、忘れていましたが、「石の華」のロゴタイプを作った時に、私がデザイナーに要望したのは「華」の字が雪の結晶のように見えるように、という話をしました。昨年の真夏の時の事です。暑い中、私と同姓のMさんは要望通りのロゴを作ってくれました。

Photo

ついでにこの機会に書くと、MMが3D立体になっているロゴマークも同じMさんのデザインです。キューブ状のMMは側面には4方向にMが並んでいます。MMは私の名前の頭文字で、それ以外のMMはMineral Marketの意味をこめてあります。いつかこの3Dロゴマークを360度回転するサイトを作りたいと思っております。

ところでポルテ金沢のマークもいつも見ているのですが、私にはMの文字に見えてしまいます。ポルテは「門、玄関」という意味のフランス語に由来するので、それは門のイメージだと分かるのですが、何となくMの文字にも見えてしまいます。

違うのに同じように見えてしまう。

白鉛鉱の結晶の中にはまるで雪の結晶のように見えるものがあります。ナミビアのツメブ鉱山産やオーストラリアのブロークン・ヒル鉱山産やモロッコ産の白鉛鉱の結晶には雪の結晶そっくりのものがあります。白鉛鉱は斜方晶系の鉱物ですし、雪の結晶は水分子の水素結合による六方晶系の結晶構造です。

これは斜方晶系の鉱物によく見られる反復連晶で、柱状結晶が貫入三連晶によって擬六方結晶となっているものです。

違うのに同じように見えてしまう現象は探せば他にもたくさん見つかると思います。

あと、雪の結晶で思い出すのは、名前は忘れましたが、名古屋の高校の先生で雪の結晶のコレクターの方がいらっしゃいました。確か2010年の冬に名古屋市の吹上近くのある画廊で雪の結晶展を開かれていて、私も見に行きました。雪の結晶にまつわる様々なコレクションが展示してあり非常に面白かったです。私が行った日はその先生と加賀市の「中谷宇吉郎 雪の科学館」の館長との講演があり、充実した時間を過ごせました。

雪の結晶には各地に愛好家がいらっしゃるようです。

寒い日が続いておりますが、雪の結晶の事を考えて、寒さを忘れましょう!

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