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鉱物の部屋へのいざない

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うれしい来客4

2012-01-05 10:46:47 | 日記・エッセイ・コラム

昨日はうれしい来客がありました。それは関東に勤めている甥です。金沢駅から特急はくたかに乗って帰るのですが、その時間待ちのタイミングで来店しました。

甥との久しぶりの会話で少し驚いたことがありました。それは正二十面体のヒゴ製の模型を見せていると、「懐かしい。」という言葉が出てきました。正二十面体から郷愁のような感情を抱くのか?と不思議に思ったところ、甥の小さい頃のおもちゃでポリドロンがあり、一緒に遊んだ記憶が甦って来ました。ポリドロンとは東京書籍が発売していた知育玩具です。プラスチック製の正三角形や正方形の部材を簡単に繋げて多面体を作れるパズルのようなおもちゃです。

いつだったか、私はポリドロンの正五角形の部材を買い足しして、甥の持っている正三角形、正四角形の部材と合わせて、共同作業で、斜方二十・十二面体を作り上げたことがあります。それは準正多面体のひとつで凧型六十面体と双対になる形です。ポリドロンではかなり大きな球体のような多面体になりました。

甥は帰り際にひとつ鉱物結晶を買ってくれました。それは私も気に入っていた黄鉄鉱です。写真はありませんが、スペインのナバフン鉱山産の一辺3cm位のキューブ状の二つが貫入している結晶です。甥は「同じサイズのキューブが二つくっついているのがいい」と言っていました。

甥と私は同じ遺伝子をもっているはずです。同じ遺伝子があるという事は同じ様な趣味・趣向になるのでしょうか?以前、NHKの何かの番組で好奇心が強いひとのゲノムの話題を放送していたことがありました。確か繰り返しの塩基配列が顕著に見られるという内容でした。その番組を見ていた兄は恐らく自分もそうだろう、と言っていた事を思い出しました。

私は多面体的な「てまり」も好きなのですが、そういえば、祖母は「加賀てまり」を作っていました。加賀てまりと鉱物結晶、意外なところで結び付いております。

コメント (1)
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