トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

緑豊かな大日ヶ岳へ

2024年05月25日 | データ
■2024.05.24
今日は岐阜県の奥美濃にある大日ヶ岳へ初めて登る。
スキーで何度か訪れた高鷲スノーパークはこの山塊の東斜面にある。

三つ有るルートから「ひるがの高原からのルート(落葉樹林帯を抜けるコース)」をチョイス。
登山口から1,500m辺りまでがブナが多い植生でそれ以上がダケカンバの多い植生。

7:30 歩き始める。先行者は車2台。
ベニウツギが鮮やか。
広く整備された登山道は歩きやすい。
1,273mまでの急登を登り切ると、大日ヶ岳山頂へと続く稜線に出る。
初めは細いブナ純林の中、足元にはユキザサとマイズルソウ。
ブナの純林が瑞々しい。
一ぷく平辺りからブナの大木が現れる。
山頂までの尾根ににブナの原生林が残っている貴重な場所です。
紅葉も期待できますね。
水をたっぷり蓄えたブナ。
手を当てると「ひんやり」する。
ブナ林を抜ける風が涼しく気持ちが良い。
1,630m付近にオオシラビソの林はこの辺りが国内の西限。
薄っすらと白山が見える程度で眺望は無し。

空が抜け日差しが差し込むと熱くなる。
足元にはショウジョウバカマ、エンレイソウ、ミツバオーレン、オオカメノキ、イワナシ。
目的のサンカヨウの花は今だに見つからない。
代わりにギンリョウソウ、ツバメオモト

諦めかけて最後のひと登りを頑張っていると
山頂直下のえぐれた笹原の登山道脇に

サンカヨウ

見っけ

都合6-7株。
花は小さ目。
こんな所で咲いているのは初めて。
積雪の多い場所ではあるが!

結局、尾根道の一部と山頂直下が群生地のようで、時期が遅く山頂直下にしか花は付いていなかった。
今年は季節が早い。
約3時間で大日ヶ岳(標高1,709m)山頂。
山頂には大日如来像が祀られている。
※717年(養老元年)に、泰澄上人が大日如来を山頂に祀り開山したと伝えられている
山頂付近は強風や積雪の影響で大きな木々が育ちにくく笹に覆われている。
眺望はなく曇り気味で涼しかったのが幸い。

虫よけネットを被りおにぎりを頬張りながらウイングヒルズからの登山者としばし山話。
1時間ほど山頂でまったりし一気に下山。
13:10 登山口。

■コースタイム
距離11.3km、
所要時間4:40+休憩1:01
標高差:833m
消費カロリー:1464kcal

下山後は長良川最奥の滝「夫婦滝」へ
水しぶきが気持ち良い。

初めての大日ヶ岳(二百名山)でサンカヨウにも会えた。
期待した眺望は無かったがブナの原生林には感動した。

そろそろ梅雨に入る。次は何処を登ろう。


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