トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳をテント泊(定着)

2008年07月28日 | データ

■Date:2008/07/26-27
[07/26]
仙流荘に深夜1:00頃到着、上の駐車場は80%既に埋まっている一番奥にスペースを見つけ駐車、早朝4:30の臨時バスに合わせて仮眠へ。
4:10起床、準備中アクシデント、駐車場の猪避けの柵に感電し一気に目覚める。バス切符購入で並んでいる友人に代わりバス乗り場にザックを置き順番取りをする。
4:30臨時始発バスの1号車に乗り込み北沢峠まで約50分、運ちゃんの軽快なガイドを交えバスは標高を稼ぐ、車窓からは鋸岳・甲斐駒ヶ岳・双児山が見えてくる天気は最高。北沢峠近くの林道で鹿の親子に遭遇。
5:20北沢峠着、ここから駒仙小屋のテント場までは約10分、定着キャンプなので荷物は重くても往復20分ボッカするのみで今回は軽量化する必要無し。

6:25設営完了、今回は私の2人用テント持参し設営、長年のキャンプ歴もあり短時間で設営

■[07/26]一日目 甲斐駒ヶ岳

6:30に甲斐駒向けてテン場からスタート
なだらかな渓流沿いの道をしばらく行と7:00仙水小屋着、ここからは登山道らしくなり仙水峠までは太陽に向けて登る

7:24仙水峠着、団体さんが多く最初の休憩をしている。ここからは鳳凰三山のオベリスクが綺麗に見えている、さらにこれから行く甲斐駒・摩利支天がデーンと構えている。
8:30駒津峰着、北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳・鋸岳など大パノラマを見ながら最初の休憩を、ここは双児山経由との合流地点どしどし登山者が登ってくる。これからは六方石までの細い稜線道となるので早めに歩き出す。
それでも多くの団体をかわし巻き道と直登コースの分岐に着き、一呼吸置いて直登コースを行く。最初の岩場はスタンスが長く女性や背の低い片は注意した方がいい、同じコースを取る夫婦が先に行って下さいとルート等参考にしますと言われたが10秒程で彼らの見えない所へ上がってしまうのですまない感じがする。
友人も私も岩場が楽しくそして早いのです。

この直登コースは前半が面白く山頂近くは花崗岩の風化した砂礫の登りとなる。
岩登りは三点支持とムーブの理論が判っていれば安全に力をムダに使わず登れる、又、幸いにもリーチが長く体が柔らかい私は山慣れした友人を待たせる事無く付いてゆける。まあ子供の頃、木登りが好きでサルと呼ばれていたから・・・・・

9:44甲斐駒ヶ岳山頂着、眺望をおかずに昼食とし、1時間程過ごす。その間に団体さんも順次到着し山頂は40~50人はいたと思う。

11:21摩利支天により、下山は双児山経由で北沢峠へ下りた。


北沢峠の仙流荘でビールを4本買い飲む。流石に良く廻る、テン場までふらふらで帰り友人はいきなりダウン(酔いが廻って)




テン場は更にテントが増え80%程度の込み具合、下山後北沢峠で飲んだビールで友人は気分良く寝ている、その間に近くの渓流で体を拭き他の登山者と雑談する。
友人が起きてから、「牛丼」と「どて丼」で夕食をし20時頃シュラフに入る。夜間落雷の音が遠くに聞こえ、少し雨に降られた。靴下を履いて寝たが暑くてシュラフも掛け布団状態であった。


■[07/27]二日目、仙丈ケ岳

1:30頃、テン場でガサガサ早立ちの準備、山頂で御来光を迎える登山者だ。更に3時頃数組がガサガサと準備しているようだ、思わず友人に声をかけ行くか!と一声。当初私の計画は大滝頭より少し上が森林限界なので日の出4:50を見るためには2時間30分前の2:20に立つ計画を立てていたがここまではしないだろうと思い友人案の6:00スタートで行動予定をした。後で考えると友人は私に気を使って立てた計画の様であった。
4:00頃のスタートでどうにか御来光が望めるところまでハイペースで行く
4:50日の出の見えるギリギリの所まで標高を上げ御来光を望む、北岳・間ノ岳・甲斐駒も綺麗に見える。



ここからは北岳等の山並みを見ながらの登りで足も軽やかである。



6:20小仙丈ヶ岳に着く、ここまで会った登山者は1名である、小仙丈ヶ岳からのカールを抱えた仙丈ヶ岳は雄大でまさに南アルプスの女王である。



雷鳥ダー

ここから仙丈ヶ岳までの登山道で雷鳥の親子に出会う、写真はスナップで。



ここから見える仙丈ヶ岳山頂へ向かう、仙丈小屋からの稜線上に50名ほどの団体が山頂に向かっている。これでは山頂での朝食は無理そうなので手前のピークを登りそこでしばしまったりする事にした。先客が1組でしばらくしてもう一組団体から逃げてきた、ピークでワカメたっぷりのラーメンを食ししばし南アルプスから富士山・八ヶ岳・先々週登った空木の中央アルプス・御岳・北アの穂高・槍など山座同定する。ここにいた先客は海男さんでした(後で判ったことですが)



団体が仙丈ヶ岳を抜けた後に山頂へ向かい又、ゆっくりする。



下山は仙丈小屋→馬の背ヒュッテ→藪沢小屋→大滝頭経由でテン場へ
北沢峠まで10分程度の登山道で女性が倒れている?・・どうしましたかと声を掛けると体調が悪く悪寒がするとの事、女性としばし山の話をし北沢まで送りましょうかと更に声を掛けたが大丈夫との事で声を掛け後にする。



テン場に向かう途中、いやな雲が出てきたので早急に撤収し北沢の場バス乗り場へ向かう途中で冷えたビールを飲む。「うまい」



北沢峠でバスの順番取りをし今回の山行を振り返る・・・・・今回の山行も「最高!」

バスでは鋸岳へ行ったおじさんの話を聞き、俺もいつかは・・・・と。

■コース
7/26[1日目]
仙流荘→北沢峠→駒仙小屋テン場→仙水峠→駒津峰→六方石→直登コース→甲斐駒ヶ岳→摩利支天→巻き道→駒津峰→双児山→北沢峠→テン場
時間:7時間20分(休憩1.5H含む)

7/27[2日目]
テン場→北沢峠→大滝頭→小仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳→仙丈小屋→馬の背ヒュッテ→藪沢小屋→大滝頭→北沢峠→テン場
時間:7時間(休憩1.5H含む)

ヌバックレーザーのトレッキングシューズ

2008年07月21日 | データ
■トレッキングシューズ
これからの避難小屋やテント山行用にしっかりしたトレッキングシューズが必要になってきた、そこで「へそくり」で購入すべく登山ショップへ向かう。
まずはモンベルショップでアルパインクルーザー2500に足を入れたが横幅が広い、中で左右に動く、いくら靴紐で締め上げても大き過ぎるものはどうにもならない、店員さんが私の足を丁寧に測定すると西洋人タイプの足型で細身であるとの事、そこで次にスカルパの靴を出してくれたこれがジャストフィットしばらく店の中を歩き回るが良い感じであった。ただゴアの布張りでありヌバックレザーのものは置いてないとの事、仕方なくモンベルショップを後に次なるショップへ、そこでスカルパのゼログラビティー10GTXを履く、これまたジャストフィット従ってこれを購入。
----------------------------------------------商品の説明
堅牢なつくりのオールヌバックレザー製トレッキングブーツ。他のゼログラビティーシリーズよりやや硬めのミッドソールを使用し、重い荷物を背負ってのロングトレッキングに対応します。シューレースフックは丈夫な金属製で、しっかりと締め上げることが可能。
・丈夫さとしなやかさを両立したヌバックレザーを使用
・防水性に優れたゴアテックス®を使用
・側面からつま先にかけてラバーランドで補強
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まあ、足に合ってる事が一番ですね。

■サブザック
テント山行用のザックを購入検討していたが今の45Lで夏場なら2泊3日は軽量化・コンパクト化でこなせそうである。だがアタックザックは必要になるのでこの際、本体のザックに合体できアタックザックにもなるこれを購入。



空木岳~南駒ヶ岳~越百山縦走

2008年07月14日 | データ
■Date:2008/07/12-13
予てから計画していた山行計画をテニス仲間と実施。伊奈川ダムから入り空木岳~南駒ヶ岳~越百山~伊奈川ダムへ戻るの周回登山で通常は2泊3日のコースであるが1泊2日でまわることに。
まずは写真から。
山スナップ

スナップ



週初めから天候が微妙に変わるが週末にかけて徐々に良くなっていく、お互いGOのサインでいざスタートとなった。
初の避難小屋泊の周回(縦走)登山である、チョット前から装備の軽量化を徐々に進め水3Lを持ち最終的には14KGとなる、出来れば途中の水場で2Lを汲むなら12KGとしたい所だが安全を考え水をボッカすることにした。

既に伊奈川ダム駐車場には8台ほど駐車している、我々が準備している間にも越百山の日帰山行者が慌てて準備し向かって行く。5:20に駐車場からスタートししばし林道をうさぎ平まで歩く、ここからが登山道で本格的な山道になる。途中空木岳ピストンの軽装日帰り2名が速攻で駆け抜けてゆくが伊奈川からの日帰りはあの位のスピードでないと無理であろう。今回の同行のテニス友達は昨日、飲み会があり殆ど寝ていない状態で体調が芳しくなさそうであるが日頃テニスで鍛えた体力で何とか足は止まらずコースタイムでは歩けている。義仲の力水は水量があり冷たく非常に美味しい水である水筒を満タンにししばらく行くと木曽殿越しに建つ木曽殿山荘に着く。ここで昼食としこれから向かう空木岳への登りを見ながらエネルギーを補給する。

ここから空木山頂までは1時間30分、この登りは一気に標高を稼げ岩場もあり眺望もよく楽しく登れた。

頂上からはこれから行く摺鉢窪避難小屋までの稜線上のルートが見えます。

空木から避難小屋まではまだ2時間ほどかかります、立てた計画を見ながら稜線上を行く。

赤椰岳と南駒ヶ岳の鞍部から避難小屋分岐がありカールを下って行きます、雪渓で数ヶ所登山道は寸断されていますのでその都度登山道を探して避難小屋まで行きます。ここは千畳敷より花が多いのですがまだ時期的に少し早くつぼみの状態ですこれらを荒らさないように注意深く下って行きます。

15:49摺鉢窪避難小屋到着、先行者は3名、最終的に単独行7名、3名グループ、­我々2名の計12名 木曽殿越経由は我々を入れて4名でした。テニス仲間とレトルトのカレーとツマミで僅かばかりの酒宴を開き明日の晴天を願い20時頃にはシュラフに入る。

翌朝4時20分に起床、早々に支度をし非難小屋を一番に出る、天気は良好南アルプスや遠く富士山まで眺望できそれらを眺めながら南駒ヶ岳の稜線を登る。

5:22南駒ヶ岳山頂着、眺望をカメラに収め温かいコーヒーを沸かし景色を眺めながらしばしまったりする。後から避難小屋で一緒だった数名も山頂に着きしばし山談義をした後、仙涯嶺へ向けて歩き出す。

仙涯嶺は凛とした均整のとれた頂きで以前から気になりやっと今日頂きに立てた。

仙涯嶺から越百山まではハイマツ帯の中を行き1時間ほどで着く。

越百山から越百小屋まで下り、小屋の主に確認し水を分けてもらい遅めの朝食とする。本日越百小屋泊まりの3名は明日南駒ヶ岳の北沢尾根で経由で下山するとの事、このコースもいつか行ってみたい気がする。
ここからは一気に伊奈川ダムまで下山する。

帰りには南木曽温泉で汗を流し、そばを食べ帰路に向かう。
今回始めての避難小屋泊で天候にも同行者(テニス仲間)にも恵まれ非常に楽しい山行ができた、益々山が楽しくなってきた。
次は甲斐駒・仙丈ヶ岳テント山行だ。

■コース
7/12[1日目]
伊奈川ダム登山口駐車場(5:20)→金沢土場→木曽殿越(11:32-12:07)→空木岳(13:40)→赤椰岳(15:16)→摺鉢窪避難小屋(15:50)
時間:10時間29分(休憩含む)
7/13[2日目]
摺鉢窪避難小屋(4:30)→南駒ヶ岳(5:22-6:13)→仙涯嶺(7:12)→越百山(8:23)→越百小屋(9:00-9:45)→福栃平(11:57)→伊奈川ダム駐車場(12:38)
時間:8時間08分(休憩含む)

■反省と対策
1)山では日本酒はいけない少しでも悪酔いする。
2)紫外線が強くツバの大きいハットが必要

太陽と伊吹山

2008年07月08日 | データ


■Date:2008/07/5 梅雨の晴れ間に花の100名山、伊吹山へ。ゴールデンウィークには伊吹北尾根で綺麗な花達を見たので今度は初夏の花を見に一番下から登る事にした。
知多中央道から名古屋高速へ入り清洲で出る、名妓バイパスをしば走り一宮ICから再度、高速に乗り関ヶ原ICで下り数キロ走ると登山口に着く、観光案内所前の駐車場(1,000円)で準備をし8:45頃から登り始めるが登山者は多い。
3合目からは太陽の日差しを遮るものは何も無く常に直射日光を浴びながらの登る、もし太陽電池で動くなら直ぐに山頂へ行けそうだが逆に暑さと汗で体力を必要以上に消費する。救いは登山道脇の花達が頑張れと言っている様で足は動く。
トドクロちゃんは既に5合目でオーバーヒート気味、塩と僅かなアルコールで足の攣るのを押さえゆっくりではあるが標高を稼いでいる(稼いでいると言うより動いている)。今日は急激に気温が上がり体が夏モードになる前だが、テニスで鍛えた体は問題ない。
8合目辺りからは心地良い風が吹き始めトドクロちゃんも元気になった。
登り初めから約3時間40分で山頂に着く

ここは車でも来れる場所なので登山者より一般者が多い、山頂の売店でビールとトマトときゅうりを買い、昼食とする。
天気は良いが遠望は利かない、琵琶湖らしき縁が見える程度。5月に行った伊吹北尾根から国見岳までは良く見える。山頂のお花畑はまだ少し早いようだがニッコウキスゲやイブキトラノオなどは元気に咲いている。


下山は花をゆっくり見ながら同じコースを行く。
下山後一宮方面から来られた御夫婦は「伊吹山を甘く見ていた、これなら上高地からの登山の方がよっぽど快適だ」と話していた。
そうです夏の低山は汗と暑さとのバトルです。

麓の伊吹薬草の里文化センター
で汗を流し帰る。

<トドクロちゃん>
野草、花畑、につられて登り始めたものの暑さとじわじわと登る道に相当参りました。伊吹山の全景がほぼみえる登山道、きれいでしたがハングライダーをやってる人が羨ましかった。息絶え絶えに登り切った頂上で、冷たい水に冷やされたトマトが最高においしく2個も食べてしまいました。案の定、次の日から筋肉痛です

■コース
伊吹山登山口一合目→山頂→伊吹山登山口
(歩行時間:5時間40分)

■反省と対策
1)もっと紫外線対策が必要
2)早朝スタートなら快適登山