トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

草津白根山(メインは温泉旅行)

2010年09月21日 | データ

■2010.09.18-19 温泉旅行(ちょっと草津白根山)

山→テニス→山→合宿と忙しい週末(家に居ない)が続いたので妻を温泉旅行でもと企画。

温泉旅行がメインとした今回の旅行、お気軽に登れる北信州の草津白根山(群馬)を組み込む事にした。問題は温泉宿の宿泊地を何処にするかが鍵となる。
そこで見つけ出したのが、東筑摩郡筑北村『坂北荘』場所は長野市と松本市の中間にある村営温泉宿。

※行程
09/17 夜自宅発→草津白根レストハウス(群馬県吾妻郡草津町)車中泊
09/18 草津白根山トレッキング→秘湯五色温泉(高山村)→小布施観光→温泉宿
09/19 温泉宿→差切峡→松本市内観光→奈川村経由→19号→中津川→自宅

■2010.09.18 5:20 車中泊の草津白根レストハウスからの御来光
自宅からここまでの距離は370km(5時間)、深夜の草津志賀高原道路は満天の星と夜景が綺麗だった。
早朝の冷え込みは5℃前後。

食事を軽くお腹に入れ、6時ごろトレッキングに向かう。

朝露を纏った花。

本白根山方面へ。白根山と言えばエメラルドグリーンの湯釜となりますが百名山は本白根方面の遊歩道最高点が百名山として認知されている。(登る場合)

今回のルートは
草津白根レストハウスP→最高地点→本白根展望台→鏡池→草津白根レストハウスP

まだ残っていた高山植物の女王 『コマクサ』一株

7月にはコマクサで一杯になる(人も一杯)

ここが最高点です。
西に北アルプス
東に赤城山・谷川岳
南に浅間山・四阿山
北に妙高・火打など眺望できる。

リンドウも群生しています。約3時間掛けて9時に駐車場へ。
観光客一杯で殆どが道路を挟んで北側の湯釜方面へ向かいます、ほんの一握りの登山者のみ南側の本白根山方面へ向かう。


※志賀高原横手山をかすめ山田牧場の中を抜け高山村へ
辿り付いたのが信州高山村温泉郷の五色温泉 『五色の湯旅館』

湯船は露天風呂と内湯があり迷わず露天風呂へ・・・・・・・・

お湯が黒い・・・・

泥水・・・・・

いやこれが『五色温泉』です。



恐る恐る湯船に入る、湯の花も黒い。腕の毛穴も真っ黒になる。

しばらくして内湯へ逃げ込む。



内湯はエメラルドグリーン・・・

露天も内湯も同じ源泉です。
この温泉は
『天候や気温などにより湯の色が五色に変化する不思議な温泉』なのです。



11時頃、信州高山村温泉郷を後に小布施に向かう

11:30に小布施到着
トドクロちゃんお目当てのフローラルガーデンおぶせ北斎館日本あかり博物館、をゆっくり観光し遅めの昼食に『そば』をいただく。
私は200円プラスの大盛りにしたが・・・・多すぎ・・・それでも出された物は全て食べるか箸をつけずに残せと子供の頃から言われているので・・・全て食す。

15時過ぎまで小布施を楽しみ、本日の宿泊地、東筑摩郡筑北村『坂北荘』へ移動、(高速利用:信州中野IC→麻積IC)

17:30 宿に到着、この村営の宿は施設は古い。
和室の部屋に通され食事の時間を決める。夕食18:30。
朝食は地元のおばちゃんの意見を聞いて朝食は7:30とした。(お祖父さんの世話があるので)
まず坂下荘の温泉に入り五色の湯の強烈な温泉成分を落とす(ここの温泉は鉱泉で沸かしているが美肌効果有りでサウナも併設)
食事は我々だけ別室の広間で(少し料理のランクをUP)
地元の食材を生かした料理が中心、ビール後に地元冷酒『山清』をおばちゃんの勧めで注文。
ここでも美味しい料理でお腹一杯になる。
秋には地元産の松茸料理を目当てに多くのリピーターが訪れる。

早朝に一番風呂に入り朝食とする。本日は地元の差切峡を散策してから19号を南下し松本に移動。

何度となく訪れている松本、松本城以外は行った事がない、そこで徒歩で市内観光を。松本城近くの臨時駐車場を拠点にぐるりと周って観光する。
松本城→旧開智学校→まつもと城下町湧水郡→時計博物館→中町通り→蔵シック→なわて通り


旧開智学校二階から

すごく小さな花器、自宅用に3っ購入。
既にブログを書いている火曜日には部屋を飾っている。

蔵を改造した茶房『蔵シック館』でご満悦なトドクロちゃんの注文したお茶+饅頭セット。


盛り沢山の今回の温泉旅行。

『俺的には』
※草津白根山に登れ、秘湯入浴で大満足
『トドクロちゃん的には』
※温泉宿に泊まり美味しい料理を食べ小布施・松本散策で大満足

今回は沢山の田舎のおばちゃん・おじちゃんと仲良くなり楽しかった。

自宅に着いたら走行距離800kmでした。

常念岳+蝶ヶ岳と雨飾山 Vol.2

2010年09月09日 | データ


初日は
常念岳+蝶ヶ岳と雨飾山 Vol.1

■2010.09.05 本日は雨飾山へ小谷温泉ルートから登頂を目指す。
草地のテントサイトは柔らかく快適に寝ることができた。
夜間到着組や早朝到着組で既に駐車スペースは満車。


5:45 準備をし登山道に入る。

花の綺麗な桟道をしばらく行くと樹林帯の取り付きに着く、しばらくブナ林の中を登るが流石に足が運ばない。ペースは上がらないが1歩づつ確実に足を出す。

まだ2時間かかる。

空が広くなったら雨飾山が見えた。

布団菱の岩塊

荒菅沢から見上げると(トップの写真)実にバランスの良い景色だ。

ここから尾根に取り付く、結構な岩場の連続とまともに受ける太陽光で汗びっしょりになる。喘ぎながら笹平に着く。

ここからは快適な笹原が山頂近くまで続く。

400m毎にこの標識でペースが掴み易い。

9:00 最後の20mほど急な斜面を登るとひょっこり山頂に出る。(標高の高い東側の頂)

西側の頂にある石祠と石碑(奥に後立山連峰)

東側の頂きから糸魚川と日本海が見える、残念ながら能登半島までは見えない。
(この山は新潟県西端の糸魚川市と長野県小谷村との境にある)

9:40に山頂を後にし一気に荒菅沢まで。そして冷たい沢水を飲む、ゴクゴクゴク・・最高!
愉快なおばちゃん達と写真を撮りっこする、このおばちゃん達とは・・・・・

今回一番の写真。荒菅沢の冷たいキラキラした流水と雨飾山、そして青い空と白い雲。

しばらく行くと先行した愉快なおばちゃん達に追いつく
どうも一人が足を捻ったらしく友人がテーピングテープ等渡しケアのお手伝い。
愉快なおばちゃんからは『ミニ羊羹』が出てきた。

→テニス仲間の片○なら『羊羹はよう噛んで食べましょう』なんて言うだろう。

<登山時の緊急用に>
・テーピングテープ
・キネシオテープ
・細引き
・結束バンド
・人工呼吸マスク等
は持ち歩いている。


花が多い時期にもう一度来たいですね。

そして登山口に戻った。

イエー

登山口から10分ほどの雨飾高原 露天風呂に寄る。
自然に囲まれた開放感溢れる野湯で料金も寸志、もちろん源泉掛け流しです。
しかしかなり熱い。
ここで妙高から来たダーティーなおじさんとしばし歓談するが話しぶりも粋だった。
この山の登山者も殆どここで温泉に入るようだ。

温泉の後は『そば』ですね。


温泉から20分ほどのそば屋の看板『蛍』に誘われて店に入る。
ここはランプが灯る古民家の蕎麦屋です。

最初にカキ氷を・・・

その後は

蕎麦殻を一緒に挽いた「深里(780円)」
冷やし焼き茄子(580円)
ここだけ食材の天ぷら(580円)

美味しくてリーズナブル、そしてレトロな雰囲気で広縁越しにそば畑が見える。

実は雨飾山は標高が低く景色も登山ルートも期待していなかった。

ところがどうよ!

・多くの高山植物
・立派なブナ林
・水量のある冷たい荒菅沢と望む布団菱
・かなり登り応えのある岩場
・心地良い風の笹原
・山頂の眺望と日本海
・登山口の施設(登山者用テント場)
・そして『露天風呂』と『そば』

と素晴らしい山(山行)だった。

紅葉や新緑の時期に荒菅沢までのハイキングも良いだろうな。

2日間の変則山行も天気に恵まれ温泉・食事とも満足なものでした。

さあ今週はテニス合宿だぜ

■コースタイム
5:45登山口→9:00山頂9:40→10:54荒菅沢11:15→12:30登山口


初日は
常念岳+蝶ヶ岳と雨飾山 Vol.1


常念岳+蝶ヶ岳と雨飾山 Vol.1

2010年09月09日 | データ

下界の暑さから逃れ秋の匂いのする常念岳(2857m)・蝶ヶ岳(2677m)と雨飾山(1963m)を2日で登る。
<テーマ>
百名山2座と野趣あふれる露天風呂(料金:寸志)
<そのハードな山行計画はこうだ>
・前日から出て翌日(土曜日)深夜に三股駐車場に着き仮眠をし早朝より常念岳~蝶ヶ岳を周回。(CT:14H)
・下山後に温泉→夕食とし雨飾キャンプ場まで移動(移動距離約80Km)登山者用テント場でテント泊。
・翌朝(日曜日)雨飾山を登る(CT:6H)下山後に小谷温泉奥の院 雨飾高原露天風呂に入り帰る。
<メンバー>
私、テニス仲間(1人)

■2010.09.4 深夜1時頃に三股登山口Pに到着、寝酒を飲み仮眠する。
4:45起床しロングコース日帰りの準備をする、足廻りは友人も私も念入りにワセリンを塗ったりテーピングを施したりしている、お互いキツイ事を知ってるからだ。
5:40登山口に登山者カードを投函し樹林帯へ入る。しばらく行くと前常念経由の分岐となる。 

雲海が低い、今日は良い天気になる。

今回のコース、前常念経由でアルペン的だ。森林限界を超えるとすぐに岩場となる。

前常念の避難小屋は良いロケーションにある。

爽快な常念岳への稜線

9:53 約4時間を掛け常念岳山頂に。

槍穂をバックに友人と『コマネチ』
標識の上に槍が覗く

槍穂を見ながら食事とするが喉を通らない。
無理やりシャリバテしないように押し込む。

常念岳から蝶ヶ岳へのこれから向かう稜線。

一旦標高を下げ、樹林帯に入るが暑く風も抜けない。おまけに4~5回登り下りを繰り返し、体力を消耗する。更に残り水も僅かに・・・・
蝶槍のピークを抜ければ蝶ヶ岳ヒュッテまではすぐだ。『ガンバロウ』

ようやく蝶槍に到着、先が見え(水分補給の)残り水を一気に飲みこむ。

蝶槍を振り返る

横尾からの合流ポイント

ここで大休止。
蝶ヶ岳ヒュッテで水1L購入しジュースを2本一気飲み、水バテが解消された。
常念から縦走して来た登山者は殆ど蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊する。
我々にはまだ先が長い。

綺麗な蝶ヶ岳標識

山頂から本日の縦走コースを振り返る。
前常念から常念岳への稜線が一番涼しく快適だった(核心部もここだ)

蝶ヶ岳からの最終下山者は我々だろう。樹林帯の中を2.5時間掛けて下る・・下る・・

途中、恐竜みたいな樹木が・・・
登山者の遊び心で牙や角が・・・
ゆっくりした時間の中に自分をおき自然を楽しむ、これを可能にするには時間を掛けそこまで行く必要がある。だから少しの事でも感動できる。


17:20 三股登山口に到着、出発から12時間が過ぎていた。(行動時間は10時間)
同行の友人は常念登頂で日本アルプスの未登百名山は光岳のみとなった。

常念岳はピラミダルで歴史のある山、上高地への道が出来る前は槍ヶ岳へは常念乗越を超えて行くルートが最短ルートであった。


途中の延命水により喉を潤わす。
そしてしばらく行くと『ほりでーゆー四季の郷』に着く、ここで温泉に入り食事をする。

本日の宿泊地『雨飾キャンプ場』までは80km。
22時頃に到着
テントを設営しシュラフに入る、さすがにすぐに爆睡

明日は雨飾山だ!(標高1963m)

■コースタイム
5:40三股登山口→9:53常念岳10:30→13:45蝶ヶ岳15:00→17:26三股登山口(行動時間10H)

2日目
常念岳+蝶ヶ岳と雨飾山 Vol.2