トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

北沢ベースで仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 2/2

2018年07月18日 | データ
北沢ベースで仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 1/2
北沢ベースで仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 2/2


■2018.07.14 3時過ぎにごそごそ起きだし準備がてらスープとコーヒーを飲む。
食事は栄養ゼリーのみとし4時に甲斐駒ヶ岳へ向けてテントを出る。
仙水小屋まではヘッドライトを使った。
岩ゴロゴロが出てくるともうすぐ仙水峠は近い。

仙水峠から甲斐駒

仙水峠から早川尾根と鳳凰三山。
今日は雲海が広がっている。

06:21駒津峰
今日は眺望が良い。

北アがよく見える。

乗鞍、御嶽方面。

中ア方面

南ア方面

富士山方面

登りは勿論「直登ルート」
分岐より早めに尾根に乗っかろうとしたが大岩に出くわし右にエスケープ。
すると直登ルートに乗っかる事ができた。

前半が嫌らしいが後は分かりにくい目印を拾いながら高度を上げる。

ずいぶん登ってきた。

直登ルートを眺める。

07:32甲斐駒ヶ岳

駒ヶ岳神社本宮
大己貴命が祭られています。


ここで漸く八ヶ岳が見える。

左から北岳、間ノ岳、悪沢岳、赤石岳、塩見岳、聖岳などが見える。

皆、この眺望を楽しんでいる。

鋸岳への稜線。

黒戸尾根。

鋸岳へも何れ行きたい。

暗いうちから登った者に許される絶景。
南アは昼近くから雲が沸くので早起きが鉄則です。

ズームを利かし撮影。

・後立山の山々(白馬三山、五竜、鹿島)

・針ノ木岳の奥に劔、立山

・槍穂、笠

・焼岳

・乗鞍

・加賀の白山

・御嶽

・中ア(木曽駒、宝剣)

・御嶽から中ア

下山は一般ルート→双児山ルートで。
連休初日の早朝バス組がそろそろ上がって来るので駒津峰までは登山道がタイトなので急がなくては。

やはり雲が上がってきた。

六方石

甲斐駒ヶ岳


北岳・間ノ岳

そろそろ見えなくなる。

北沢峠を過ぎテン場が見えてくる。

え!


俺のテントは何処だ?
夏の日を含めた3連休初日でテントの花が咲く。
10:47長衛小屋着。

13:10のバスに乗るのでゆっくり撤収。

撤収中にここ空きますかと予約が入る。

ゆっくりのつもりが必然的に早くなる。

場所を開けベンチで最終パッキングをしていると次の方が設営を始めた。
見て居れず、おじさんは手ほどきを。

沢水の波紋がきれい。
水も美味しい。南アルプスの天然水だからですね。
花崗岩に磨かれた水は美味しい。

南アの樹林帯はこの苔むした所が良いのです。

初めてここへ来たのは10年前、テニス仲間と2人で1泊2日で2山を登った。
その時は登る事が目的でしたが今は花、景色、一期一会など立ち止まり楽しむ山登りに変わってきた。
今回も多くの人と話ができ楽しい時間を過ごす事ができた。
さらに10年前のコースタイムとあまり変わらないのが嬉しかった。

本日の入山者が多く12:10に臨時バスが出てそれに乗ることができた。
始発バスは10台出て後半は入山がかなり遅くなったようだ。

■コースタイム 山行:5時間22分+休憩:1時間18分=合計:6時間40分
長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)04:08→04:33仙水小屋→05:03仙水峠→06:21駒津峰→06:48六方石→07:32甲斐駒ヶ岳08:13→08:35六方石→09:00駒津峰→09:37双児山→09:52双児山南峰→10:47長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)

下山後は仙流荘で汗を流す。

そして近くに道の駅「南アルプスむら パンや」により運良くクロワッサンを10個ゲット。
入野谷の草餅も・・・・

自宅でのコヒータイムのお茶菓子様にいいですね。
写真は自宅でのお茶タイム時に撮影。

小黒川パーキングエリアの大きなフォトフレームで南アを撮影。
やはり昼頃からは雲が湧いています。

北沢ベースで仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 1/2

2018年07月16日 | データ
甚大な被害を出した豪雨も過ぎ梅雨が明けた。

影響の無いアプローチで楽ちんな北沢峠からの山登りで仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を登る。
何度も通った山域なので勝手はわかっている。

前日入りの2泊3日での山行。

北沢ベースで仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 1/2
北沢ベースで仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 2/2


■2018.07.12 仙流荘からの最終バス(14時20分)で北沢峠まで上がるので、それに合わせて自宅を出発。
13時頃、仙流荘の駐車場へ到着。
昔からある駐車場のみ6割ほど埋まっている。

準備をしてバス停に並ぶ。
バスは定刻を50%程度の乗車率で出発し峠を目指す。
峠が近くなると雨模様に。

長衛小屋で幕営の受付をし雨の止んでる隙に急ぎ設営。
沢沿いの(冷蔵庫付き、シャワー付き)、ベンチ付きサイト。
早速、酒類や生物・ゼリーなどを玉ねぎネットに入れ冷蔵庫で冷やす(沢で)

本日は設営のみなので冷えたビールと僅かばかりの肴で乾杯。
持ってきた本を読み始める。
夜半雨が強くなる。


■2018.07.13 3時起床の4時出発で仙丈ヶ岳を目指す。
朝方の東方面は逆光になるがシルエットも綺麗だ。

沸き立つ雲にも負けない甲斐駒ヶ岳。

甲斐駒と鋸の肩から八ヶ岳が覗く。
八ヶ岳の全稜線縦走も考えたが今回は南プスにした。

鳳凰三山。

標高も上がり、富士山・北岳・間ノ岳のBIG3。

奥秩父の山々。

日が少し高くなった。

北アルプス、穂高。
雲が多いが空気は澄んでいる。

仙丈ヶ岳山頂。
親しくなった登山者と一緒に山頂で会食。
自作のカリカリ梅美味しかった。
ごちそうさま。

この稜線で雷鳥に初めて会えなかったのは残念。

下山はこの稜線を降ります。

4年前の積雪期稜線は綺麗だった。こちら→

仙丈小屋。
小屋番の方を交えて暫し山談義。
明日。明後日は満員だそうです。

明日は甲斐駒ヶ岳。
下山ルートは双児山ルートが混まないと情報を得る。
明日は連休初日ですからね。

藪沢カール。

下山は開通したばかりの藪沢ルートで。

沢沿いは涼しい。
花も多い。

昨日、この雪渓にステップ切り橋をかけたので通行できるようになりました。

スノーブリッジの中は。

鋸岳。

大平山荘を経由して北沢峠まで来ました。
クリンソウが綺麗だ。

テン場着、少しテントが増えている。

沢で汗を流すが冷たすぎて長くは入っていられない。
キンキンに冷えたビールのアテはおじさんにもらったちらし寿司で昼食。
このテン場は最高。
幕営装備で歩く事10分で沢沿のたテント場。
こんな快適な場所なので必然的に持ち物が増える。

食後はダラダラ酒を飲みながら読書。
出掛けにザックに詰め込んだ本は新田次郎の「聖職の碑」・・この地方の話です。
この件のブログは→こちらで

仙丈では雷鳥こそ会えなかったが高嶺の花には多く出会うことができた。

連休前の山入りで意外と静かな山行となった。
ハンターが多くピークを踏む事のみが目的でそれ自体の山をもっと楽しむと良いと思うのでした。

■コースタイム山行:行動6時間47分+休憩1時間21分=合計8時間8分
スタート地点04:22→05:36薮沢大滝ノ頭→06:53小仙丈ヶ岳→07:40仙丈小屋分岐→08:11仙丈ヶ岳09:01→09:16地蔵尾根合流→09:30仙丈小屋09:44→10:18丹渓新道合流→10:25馬の背ヒュッテ→10:32藪沢小屋分岐→11:19薮沢大滝→12:00大平山荘→12:18北沢峠 こもれび山荘→12:30テン場