トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

紅葉の大峰山と大台ケ原山

2010年10月24日 | データ

■2010.10.23 紅葉の時期に近畿地方最高峰の大峰山(最高峰は八経ヶ岳1915m)と大台ケ原山(最高峰は日出ヶ岳1695m)を日帰りでねらう。
オオヤマレンゲの時期か紅葉の時期で迷ったが結局、花の時期には行けず紅葉の時期になった。翌日はスポレクの県大会があるので無理は出来ないが、2週前の南アで足腰の状態は良い状態である(足が軽い)。
深夜2時少し前に出発、3.5時間で行者環トンネル西口に着く。駐車場はまだ2台しか止まってなく好位置を確保ししばし仮眠を取る。
しばらくすると上の駐車場は一杯になる、周りが続々とスタートする中6時15分に駐車場反対側の登山口から私もスタートする。

6:57 約40分で出会いに着く、ここまでの急登で全ての先行者はやり過ごしてきた。今日は足が軽い。
ガスで日差しは届かない。
この登山道は
大峯奥駈道は修験道の開祖、役行者が8世紀初めに開いたとされる修験者の修行の道です。
2018.05に大峯奥駈道縦走記録

8:17 弥山小屋に着く、ガスで幻想的。少し先の奥の院にも寄るがすぐに弥山小屋に戻る。

ここは国立公園でも世界遺産でもある。

弥山頂上に大町桂月の石碑を見つける
        
『目に近く
   弥山を見つゝ峯々を
      終日こゆる奥かけの道』

大町桂月も大正12年に弥仙に登りこの句を読んだ。


8:51 近畿地方最高峰の八経ヶ岳山頂に立つ。
今年初めて眺望ができないのは苔むしたここは霧が似合うからなのか?

オニギリを食べしばしガスが切れるのを40分程待つ・・・薄日は差すが・・・

山頂を後にし紅葉を楽しみながら下山する事にした。

ガス(霧)に浮かぶ紅葉は幻想的だ。

下山時は多くの登山者や2組の団体さんとすれ違う、その中の年配の山岳ツアーガイドは今年の黒部五郎などでも見かけている。
10:50 行者環トンネル西口の登山道に無事下山する。


■11:00次なる目的地大台ケ原へ移動(1時間ほど)
関西方面からの紅葉狩り客で大混雑していて途中で路上駐車し大台ケ原へ向かった。


団体が多く自分のペースで歩けない。

暫くすると小雨も降りだしカッパを着込む。日出ヶ岳もこのようにガスガス

あまりにもかわいそうな日出ヶ岳の山頂標識。

せっかく来たので周遊する。


大蛇もガスガスで高度感無し。

鹿の食害が多く年々景色が変わっているようだ。


ここは平日に来るべきかな?


帰りに『秘湯 入之波温泉湯元 山鳩湯』へ
この温泉はカルシウム成分で湯船がコテコテになっている。

昨日殆ど寝ていないのでコンビニで仮眠をし、栄養ドリンクとブラックコヒーの力をかり自宅に何とか辿り着く。

■コースタイム
・八経ヶ岳 行者環トンネル西口からピストン:往復4時間
・大台ケ原周遊:2.5時間

易老渡から光岳へ

2010年10月12日 | データ

■2010.10.10-12 今年最後の3連休は敢え無く出鼻を挫かれ雨のスタートとなった。
予報では
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土(10/09)終日雨
日(10/10)昼まで雨
月(10/11)晴天
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それでも山に行かなければ気がすまない、そこで月曜日の晴天を狙いコースを物色する。
『天候・コース』を考え『易老渡からの光岳』ピストンで県営光小屋の冬季開放を狙うことにした。
但し登山口のある上村から易老渡までの落石の多い林道(悪路)が通れるかが唯一の心配事だ。気象庁のホームページから南信濃の雨量計数値をウォッチしこの地方の降水量を土曜日22時頃まで監視する。
そして『GO』の確信を得る。

今回は単独でなく光岳は一緒に行こうと言っていた友人と向かう。

装備は避難小屋装備

※装備
1)テント装備(15Kg以上):テント+寝具などフル装備
2)避難小屋装備(12-13Kg):↑からテントを除いたもの
3)小屋泊装備(10kg):↑から寝具を除いたのも
4)日帰り装備(6-8Kg):↑から着替えを除いたもの


落石の多い林道は雨量の少ない明るい時間帯に通りたいので自宅を4:30頃出発し登山口に8:30着とする。

予定通り8:30頃、易老渡に着き準備をし9時過ぎに登り始める。

13:36易老岳分岐

結局、雨には降られず晴れています。

三吉平をしばらく行くと沢筋の登りとなる、紅葉はきれいだがガスが湧いてきた。
辛い標高差300mの登りです。

静高平には水場があり顔を洗う。

16:09県営光小屋に予定通り到着。
小屋の中に入るといきなり『テニスの・・・・』と声を掛けられた。
去年、荒川三山縦走時に酒を飲み交わした同年代の男性。偶然ですね~。
彼としばし山談義をしてから寝床の準備と食事の準備に入る。
今夜の同宿者は約20名。

2階中央部の東側を確保(朝日が一番良く見える一等地が空いていた)
そして友人と宴会岳に入りビールで一杯。

『まあまあご苦労さま』などと言いながら

酒の肴や夕食は
さんまの蒲焼、ピーマンと荒挽きウインナーの炒め物、ラーメン、オニギリなど
山では豪華な食事です。


そして19時過ぎにはシュラフに入る。

10/11 モルゲンロート(朝焼け:池○君これで分かるかな)前の富士山

キター キター キター キター

撮影中の2人
雲も無く澄んだ青空と山

そして小屋からすぐの光岳。

評判のあまり良くない光岳であるが、光岳山行と考えれば楽しい山行になり忘れられない山となります。
まあ山の楽しみは人其々ですがね。


山頂の少し西側に『テカリ石』があります。このテカリ石が太陽の光を受け光っているように見えるから光岳になったと言われてます。


テカリ石の上に怪しい人影。

そして『テカリ石』に朝日が当たる。

お~ウルトラマンに変身するぞ・・・・・

・・・てなわけないよな。

テカリ石に朝日が当たるまで20~30分待ったのでした。

小屋に帰ると他には誰もいなく、掃除をし戸締りを確認する。

そして
7:47県営光小屋を後にする。

センジュヶ原(奥に光岳と県営光小屋)
光岳はハイマツの日本最南限の山でもある。

そして『イザルヶ岳』360度展望できる山です。

そして易老岳分岐へ向かう途中、どこかで見た事のある人が・・・・
それは土曜ワイド劇場に一緒に出た柴○さんと双子の息子さん達でした。
10:08易老岳

易老岳からはキツイ下り、ガマンの下り、
12:34 そして易老渡の橋に無事帰還。

落石が落ちてきそうな道路に流れ落ちる沢水で体を拭き・・・・
お決りのポーズ。


と光岳山行をおもいっきり楽しんだテニス仲間でした。

で最高の南アルプスとなりました。

帰路は途中で知り合った年配の関西二人組と『かぐらの湯』で・・と言う話になり向かう。

そして観音霊水を汲み帰路に着く。


今回で南アルプスの主たる山は登った事になる
初めての南アルプスは
1.甲斐駒ガ岳+仙丈ヶ岳からで
2.白峰三山縦走(北岳・間ノ岳・農鳥岳)
3.鳳凰三山縦走(地蔵岳・観音岳・薬師岳)
4.荒川三山+赤石岳縦走
5.塩見岳
6.聖岳
7.そして今回山行の光岳で主な南アルプスのピークは登頂したが行きたいルートはまだ南アには沢山ある。

■コースタイム
1日目(10/09) 9:06易老渡→13:36易老岳→16:09光小屋 行動時間7時間(休憩込み)
2日目(10/10) 5:58光小屋→6:14光岳山頂→6:35ヒカリ石6:59→7:32小屋→8:06イザルヶ岳→10:08易老岳→12:33易老渡 行動時間6.5時間(休憩込み)

御嶽の三ノ池周回と摩利支天山

2010年10月09日 | データ

■2010.10.02 この土曜日に紅葉を期待できるのは木曽御嶽山の8.5合目~9合目が8分との情報を得る。
『燃える御嶽』の期待と来週の予行練習を兼ね行く事にする。
ルートは中の湯→8合目女人堂→三ノ池周回で→時間があれば摩利支天山(2959m)まで。

10/2 1:45に自宅を出て5時前には中の湯の駐車場に到着、既に車は6-7台。深夜の林道は動物の遊び場、お尻の大きな狸や鹿の子供。
少し仮眠をし5:35分に出発。
6:52 8合目の女人堂。ここまでに先行する登山者や六根清浄組は追い抜いてきた。

空一杯の青空。

雲海は遥か下。(中ア方面)

8:18 三ノ池。
8合目から三ノ池まではアルペンチックトラバース道

エメラルドグリーンの三ノ池を周回。
※三ノ池は海抜2,720m、水深13.3mの日本の最深高山湖

8:54 五の池小屋。
2007.10に初めて泊まった山小屋はこの五の池小屋です。

爆音と爆・・・・・風で増設中の五の池小屋建設資材を荷下げ中。
(この写真、目を開けては撮っていません爆風で。)

時間が充分あり、未踏の摩利支天山へ。
摩利支天山への登高中に継子岳と奥に笠ヶ岳から穂高連峰。

正面が継母岳で右側の奥のピークが摩利支天山。

9:25 摩利支天山。
摩利支天山への登山道もアルペンチック。
笠ヶ岳・黒部五郎・三俣蓮華・焼岳・穂高・乗鞍など眺望しながらおにぎりを食す。
槍は穂高の影で見えない。

下山前に五の池小屋でアマゴの燻製を肴にビール飲む。
この『アマゴの燻製』がめちゃくちゃ美味しい。

ビールで気分の良くなった所で、11時過ぎに小屋を後にする。

帰路の8合目付近はカメラマンやハイカーで一杯。
当然登山道にも人は多い、特急さん行きまーすの声で走りながら下山する。
結局、中の湯まで高速下山となった。
紅葉の写真はやっぱりデジイチでないと無理だな。


下山後は近くの木曽温泉の茶色い色でミネラル分が豊富な温泉に入り汗を流す。

今年はカラフル色の温泉に良く当たる。
◎白色(高天原温泉)
◎黒色・エメラルド色(五色温泉)
◎茶色(木曽温泉)

8時間を越す行動時間に高速下山ですごく眠い・・・・・
19号のギザギザ付けまつげお姉さんのいるコンビニ駐車場で仮眠をし帰路に着く。