トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

塩見岳の登山口、鳥倉林道の紅葉(大鹿村)

2013年10月27日 | データ
■2013.10.26 南長野地方の天気も昼過ぎには良くなりそうなので、大鹿村、鳥倉林道の紅葉と赤石荘の温泉を目指しトドクロちゃんとロングドライブへ行く。
台風の影響で外出を控えたのか車は少なめ、約3時間で大鹿村へ到着し鳥倉林道へ入る。
曲りくねった道を通り標高を上げる、調度1,600mで夕立神パノラマ公園へ到着、道路脇には大きな枯れたアザミが至る所に。

木道の紅葉落ち葉、気温は9度で少し寒い。

まだガスっている。

公園と言っても訪れる人は殆ど居ない。

東屋でストーブでお湯を沸かしカップ麺とおにぎりで昼食とする。
狙い通りガスも切れ青空が覗く。

最高の紅葉だ!

ここ夕立神パノラマ公園には木製の展望台と東屋のみある。

楓の紅葉。

ダケカンバの黄葉。

山は絨毯みたいだ。

残念ながら赤石岳、荒川三山、小河内岳、塩見岳方面は今日はガスが切れそうに無く残念。

ここを後にして更に奥の鳥倉林道登山口(ゲート)まで車を走らせる。


ゲート。
登山者用駐車場には車が1台止まっている、明日の晴天を狙って向かったようだ。数年前、雨の中を三伏峠へ向かった自分を思い出す。
今年ここに来るのは7月以来2回目だ。

鳥倉林道は紅葉スポットです。

紅葉を満喫した後は、赤石荘で温泉に浸かる。
狙い通り貸し切りです。

熱めの温泉で芯から温まる。

数年前の原田芳雄の遺作『大鹿村騒動記』のロケ現場を見に。

映画『大鹿村騒動記』予告編





そして大鹿村と言えば『大鹿歌舞伎』、その歌舞伎の舞台へ

大鹿村騒動記撮影時にエキストラ募集に参加しようとクリック寸前だった。

村の鹿塩地区に塩泉が湧きそこで塩が精製されています、その塩を使った『ドロップ』を購入。


結構楽しめる大鹿村は今回で5回目の訪問、今回のようにドライブで3回、登山で2回。

2009.10 塩見岳
2013.07 小河内岳、塩見岳、蝙蝠岳、仙塩尾根縦走


『青いケシ』や『大鹿村歌舞伎』を見る為にまた来ると思う。

大鹿村は「日本で最も美しい村」です。

また北陸・東海の日本で最も美しい村は
岐阜県大野郡  白川村
長野県下伊那郡 大鹿村
長野県木曽郡  木曽町
岐阜県下呂市  馬瀬
長野県上伊那郡 中川村
長野県木曽郡  南木曽町
山梨県南巨摩郡 早川町
長野県上水内郡 小川村
長野県北安曇郡 池田町
長野県上高井郡 高山村
岐阜県加茂郡  東白川村
山梨県南都留郡 道志村

これだけありますが道志村以外は全て行っていますね。
ドライブ等で行きたいところと美しい村が一緒ですね。

秋の白峰南嶺(広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山)

2013年10月16日 | データ
■2013.10.12-13 南アルプス白峰南嶺は赤石山脈の間ノ岳から派生した大井川の東の稜線で広河内岳 2,895m 、大籠岳 2,767m 、白河内岳 2,813m 、笹山(黒河内岳) 2,718m 、笊ヶ岳 2,629m 、青薙山 2,406m 、山伏 2,014mへと標高を下げながら続いている。
今回、北部の広河内岳~笹山までの周回縦走を1泊2日で行くことに。
ただ何処で幕営(泊まる)するか考える所だ、多くは笹山ダイレクト尾根を登り笹山頂上部の幕営敵地で幕(ビバーク)として歩く人が多いが稜線上は水場が無く2日目の大門沢までの水は歩荷必要でこの時期でも2日4Lでは心もとない。

そこで地図と睨めっこし今回の案を勘案した、初日はゆっくり奈良田から大門沢小屋まで入り小屋泊とし翌日稜線へ出て縦走。
そして笹山ダイレクト尾根1900mを一気に下る。
初日が徹夜で高速を走ることも無く楽な反面、2日目はコースタイム11時間と長くなる、ただ装備が軽く何とかなりそうである。小屋の素泊まりは寝具無しで3,500円。

初日は酒・つまみ満載でいけるぞ!!

■2013.10.12 5:00 自宅を出発し新清水ICを出て身延方面へそして山梨県早川町の奈良田温泉を目指す。
途中身延を経由するが帰りに時間があれば寄りたい。

9:30 奈良田温泉第二駐車場着。既に50%は埋まっているが多くは早朝出発の白峰三山縦走組と思われる。
準備をし9:50頃歩き出す、今回も良い天気です。しばし舗装道路行く、ゲート前で登山届けを出し左折し大門沢方面へ。

林道脇に登山口の看板、そして2つ目の吊橋を渡ると本格的な登山道となる。

南アルプス特有の樹林帯や沢を何度が渡り標高を上げる、殆どが沢沿いのルートで沢風で涼しく行ける。

食べられそうなキノコだが・・・

新聞に『キノコを食べた登山者中毒で救助』では格好が悪い。


そろそろ小屋の標高だなと高度計を見ているうちに小屋らしき建物が
13:42 大門沢小屋着、約1時間早く到着。今回の初日は楽ですね。

受付をしビール500円を購入、そしてシュラフを広げスペースを確保。
素泊り寝具無しは2名、素泊りは6名程で広く小屋を使えた。(素泊まりは古い方の小屋)
結局、大門沢小屋の宿泊者はザッと10名、幕營4名となる。

小屋前で私と若者と60台の登山者と山話を肴に宴会を始めるビール・日本酒・ウィスキーで
これが楽しい。

ビール空潰し器

素泊り小屋にもストーブの火が入ります、シュラフ等-10度対応で準備したので暑すぎです。

夜半トイレに起きると

満天の星

見え過ぎで・・・寒さも忘れます。


やっぱり小屋は安心感がありますね。

■2013.10.13 4:50 ヘッドライトを付け歩き出す。
暗い登山道は至る所で獣の気配・・

5:54 世界遺産と日の出

標高2,500m辺りから紅葉が綺麗に

ダケカンバの白い幹に黄葉が映える。

何時ものように稜線が見えてからが長い。

8:20 大門沢下降点、強風の稜線到着。
窪地を探しウェアを着込み、ビニーを被り手袋を追加する。

広河内岳までの稜線、途中何度も飛ばされそうになる。

7:58 広河内岳。
奥に塩見岳に続く仙塩尾根。

農鳥岳・間の岳方面。

これから向かう白峰南嶺の稜線。

鳳凰三山。

荒川三山。

塩見岳と蝙蝠岳の稜線の向こうに荒川三山。

ここは一般登山道ではなくケルンを拾いながら行く、ガス時などはルートを見失い易い。
基本は稜線通しでいいのだが、ハイ松帯は薄い踏み後を拾って行きたい。広河内岳からは池の沢への踏み跡に引っ張られるが標高を下げないで進むとケルンが見つかる。

一応このルートは破線ルートです、山慣れした登山者のみですね。

10:19 大籠岳

ようやく北岳登場。

奥に中央アルプス。

11:13 白河内岳。

着込んでいます。
そろそろ風も弱くなってきた。

左、蝙蝠岳。
2500m以上が紅葉している。

ここから笹山までは樹林帯となりルートは明瞭となる、赤テープも多い。

12:40 笹山北峰
南峰間際に風を防げる幕営適地があり当初ここで幕と考えた。

12:50 笹山南峰
ほぼ予定通りの時間でここまで来れた。この稜線ルートでは4組6名とすれ違うだけで静かな稜線。
大門沢下降点から此方に歩いて来たのは時間的にも私が最後のはず。

この笹山南峰は山梨百名山でここだけをピストンする登山者も多い。

さあ1,900m激下りしますか。↓↓↓

上部は狭い樹木を縫う激下りルートでおまけに倒木が多い、大きなザックでは辛いところだ。
どうやら今回のルートで正解だったようだ。
ただ時間が掛かり過ぎ、中盤以降は広い登山道となり下山前半の遅れを取り戻すべく中盤600m/Hペースで2時間下山する。

途中、登山者を交わしたがあのペースではヘッドライトが必要となるだろう。

そろそろこの景色ともお別れ。

笹山ダイレクト尾根の下山はキツイね、終盤ペースがガックと落ちる。

16:26 奈良田湖に掛かる吊橋。

駐車場まではまだ30分では着かない。


今日下山する登山者は殆どなくこの時間、奈良田温泉街は静かだ。

下山後の温泉は少し車を走らせ『西山温泉 湯島の湯』で汗を流す。

今回も最高の山旅『白峰南嶺北部』、時期もコースも良かったと思う。

これで『白・黒・広・小・上+河内岳』完登

燃える紅葉、木曽御嶽山と新そば

2013年10月07日 | データ
■2013.10.6 事前の天気は微妙であるが何故か晴れそうな気がして木曽御嶽山へ紅葉見に向かう。今回はトドクロちゃんも一緒で下山後は開田高原で新蕎麦でも食べようと思う、調度『そば祭り』も行っているので。
早朝4時に自宅を出発、途中雨にも降られるがR19を北上することは青空が広がってきた。
今回は勿論、黒沢口から。

7:20 中の湯駐車場へ到着、駐車スペースもまだまた余裕がある。
準備をし登り始める、しばらく行くと数年前から営業していない中の湯。

最初はダケカンバの黄葉から。

標高が上がると赤が混じり始める。
約1時間でロープウェイからの合流地点。

天気は快晴。

約2時間弱で8合目『女人堂』
御嶽の紅葉は上々だ。

御嶽の紅葉ポイントは剣ヶ峰方面でなく三ノ池へのトラバースルート上。
五の池小屋のマスの燻製も気になるが今回は途中までとし燃える紅葉のなかでマッタリする事に。

娘のデジイチを借りてくれば見たままの写真が撮れるのだが・・・・
それにしても今年の御嶽は中々いいぞ。

後一週間がぎりぎりもつかな。

色づきの違うナナカマドも変化に富んで面白い。









今回は女人堂と三ノ池の1/3程度の所にある涸れ沢を少し登り静かな場所でトドクロちゃんとまったりしブランチとする。
簡単なカップ麺、味はカレーと初めてのチリトマトでこれが意外に美味しい。高山でのインスタントは袋ラーメンより実はカップ麺の方が美味しい事に数年前気づいた。特にマルタ○ラーメンは最悪です。
紅葉に囲まれ御嶽の岩峰がみえるこの場所は日陰でもあり秘密の場所です。
食後は東京名物甘納豆とコヒーとする。

この場所から見上げた御嶽の岩峰と紅葉。

日当たりの加減で色づきが異なるナナカマド。

寒くはないが汗冷えをするのでシャツを着ている。山用にしているだけで、息子のお下がりのアクリルシャツ。



シラタマノキ

10時過ぎには雲が湧いてきた。
ロープウェイからの合流場所までは登ってくる人が多く中々降りられない。
団体ツアーもどうやら混じっているようだ。合流場所を過ぎると静かになると言うか人が居なくなる。

下山後は開田高原のそば祭りへ。
茹でたてのトウモロコシや新そば試食をし霧しな2Fで新そばを食す。
切れの良い歯ごたえとそば粉の香りがたまらない。

やまゆり荘で汗を流し帰路に着く。

晴天と絶好の色づきに恵まれた紅葉で気分は最高。

来週も行っちゃうか?