トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

巴御前から平家物語へ

2022年04月24日 | データ

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 は木曽義仲の行。木曽路が好きで年間を通して通うが訪れた先で義仲由来の場所は多い。

そこで以前書いた木曽義仲関係の記事を再掲示する。

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旧日義村の頃に「義仲館」を訪れたり、紅葉の「巴ヶ淵」を写真に撮ったり、中央アルプスの「力水」では水を汲んだり、強風の「木曽殿越」を越えたりで色々、木曽義仲の奇跡が残る場所を訪れている。

大体の足跡は知っており私も好きな武将である。
そこで読みやすいこの本を借り読み始めた。
「巴御前」
お堅い歴史書ではないのでスラスラと読める物語で一気に読めてしまった。

ただ、歴史上ではどうかを知るために「平家物語」本を2冊借り「90分でわかる平家物語」を先に読み出した。
平清盛、平・・、平・・、源義家、源頼朝、源・・、など登場人物が多いが系図や個別の人物像が書かれており読みやすくなっている。
これで概要を知りもう一冊の「平家物語」を読み始める。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
ぎおんしょうじゃのかねのこえ しょぎょうむじょうのひびきあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
さらそうじゅのはなのいろ じょうしゃひっすいのことわりをあらわす
驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
おごれるものひさしからず ただはるのよのゆめのごとし
猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ。
たけきひともついにはほろびぬ ひとえにかぜのまえのちりにおなじ
・・・・・
とは、「平家物語」の有名な条である。
何故か最初の部分は聞いたことがある。

(訳)釈迦が説法をした天竺の祇園寺の鐘の音には、この世の全てのものが消滅流転すると言う真理を 告げる響きがある。釈迦が入滅したときにその死を悲しんで、俄かに白色に変わり、枯れてしまったという 沙羅双樹の花の色は、どれほど栄えたものでも必ず衰える時が来るという、理をあらわしている。
 力を誇っている人も永遠という事はなく、それは春の短い夜の儚い夢のようなものである。 勇を奮う者も最後には滅びてしまう。それはただ、風の前であっけないく吹き飛んでしまう 塵の存在と同じである。



ご存知「平家物語」は琵琶法師により語らて広まる。


平家の栄華と没落を描いた軍記物で平安時代に台頭した武士(平家)の栄枯盛衰記である。

木曽義仲は不器用で一本気だが人間味あふれ豪快な武将で多くの人が魅力を感じていた。

そして大津で落ちるわけだが、その場所(義仲寺:ぎちゅうじ)で祀られる。

そして・・・・
500年後に一人の俳人が遺言を弟子に残した。

その遺言とは

「私の亡骸は義仲公の側に葬って欲しい」と

その俳人の名は、松尾芭蕉。




ここには木曾義仲と松尾芭蕉の墓が並んでいる。

「木曾殿と背中合わせの寒さかな」
(芭蕉の門人が詠んだ)



芭蕉の詠んだ義仲についての句は

「義仲の寝覚めの山か月悲し」

「木曾の情雪や生えぬく春の草」



今回は木曽義仲にスポットを当て読んでみた。

そして「平家物語」をもう少し読み込んで見ることにした。


こんにちはイワザクラさん by 鎌ヶ岳

2022年04月21日 | データ

大きな画像追加(2022.04.24)↓

 

2022.04 鎌ヶ岳

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■2022.04.20 貴重な晴天を生かしイワザクラ咲く鎌ヶ岳を目指します。

2時間掛からずに登山口近くの駐車場に到着。

ところが何時もより混み合っている。鈴鹿スカイラインが通行止めで此方に車が流れて来た模様。

7:30 準備をし歩き出す。

登りは「長石谷ルート」:谷沿いを稜線まで詰めるルートで岩や渡渉が多い。

下山は「長石尾根ルート」:山頂直下から尾根筋を下る。

沢に入って15分程で最初のイワザクラ群生地到着。

枝沢沿いに群生しているので少し登り、日が差し込むまで少し待つ。この場所は気づかない人が多い。

真ん中の群生地はかなり上部にあるのでスルーし沢沿いの群生地を目指す。沢沿いの水を多く含む土壌に咲く。

右に行ったり左に行ったりで標高を上げていく。エンレイソウやボタンネコノメソウも。

小さいながらナメ滝もある。標高731mに犬星大滝があり水量は例年より多い。

イワウチハ

ショウジョウバカマ

沢筋をツメて稜線に出てそこか山頂までは一登り。

10:00 鎌ヶ岳山頂。

山頂の北側斜面で早目の昼食。

食事の間は山頂独占でした。スカイライン通行止めで最短コースが使えないのが原因。

30分程で食事を終え下山する。

ここからは尾根筋になり植生が変わります。

バイカオーレン:葉は5枚で縁には鋭い鋸歯がある。

好きな花です。

ハルリンドウ:咲く前の花がロゼット状になるのがハルリンドウ。

今年はハルリンドウが一杯です。昨年は数株のみでした。

これも好きな花です。

ブログ友さんはフデリンドウを見つけてた。

ロゼってる。

アカヤシオ

まだこれからが本番です。

ミツバツツジ

アカヤシオと異なりポツンポツンと咲いている。

隣の二百名山の御在所岳とロープウェイ。

イワカガミ

今日はこのイワカガミが一番少なかった(3株)

1時間15分で登山口着。下山はほぼコースタイムの半分。

■コースタイム:登り2時間30分、下山1時間15分。

下山後の楽しみは・・・アクアイグニス

 

今日のコースは植生が異なり色々な花を楽しむ事ができるお気に入り。

さらに岩登りっぽい所もありそれも楽しめる。

毎年通うコースです。

(๑¯﹀¯๑)ニンマリ

 


花見ドライブ「八重の枝垂れ桜とハナモモ」

2022年04月17日 | データ

■2022.04.17 小雨模様で残念ながらテニスは中止。それならばと南木曽方面へ花見ドライブへ。

目的地は妻籠宿と馬籠宿の間にある一石栃立場茶屋の前にある八重の枝垂れ桜とハナモモ。

10時頃ゆっくり走り出す。

中津川ICで降り食事処の樹梨 | 馬籠観光協会を目指す。

ちょうど12時に到着。ここではいつも「そば定食」を注文。

店のそばに「ハナモモ」や「ミツバツツジ」が咲いてる。

妻籠宿と馬籠宿の間にある一石バス停近くの駐車スペースに車を駐車。

一石子安観音横のシダレザクラは慶応元年と明治37年の大蛇抜けにも耐えてきた古木で、町天然記念物に指定。

蛇抜けとは土石流の事。老木のシダレザクラ。

そして少し下ると。

一石栃白木改番所跡
当初、下り谷に設置された妻籠宿の白木改(木材・木工品などの出荷取締り)番所は、後に馬籠峠に近いここ一石栃に移され、明治2年まで、木曽五木(ひのき・さわら・あすなろ・こうやまき・ねずこ)をはじめとする伐採禁止木の出荷統制を行ってきました。

一石栃立場茶屋

一石栃の白木番所の南側にある。一石栃は馬籠宿と妻籠宿の間にあり立場茶屋が設けられていた。往時には7軒ほどの家があり栄えていたが今ではここにある牧野家1軒だけが残されている。牧野家住宅は江戸時代後期の建物。

茶屋は無料休憩所として解放していてお茶をいただけます。

今は5分咲きで今週末が満開となるでしょう。小振りの八重桜なので奥ゆかしさを感じます。

昨年の今頃も木曽路を歩いていてその時はほぼ満開でした。

今日も馬籠ー妻籠間を歩いている年配ハイカーの団体が3組程いました。

これが綺麗ですね。

大妻籠宿へ移動し近くを散策。お!!御嶽海の大関を・・・

八重桜 御衣黄 (ぎょいこう)・馬酔木・ハナモモ・ニリンソウ

藤原家住宅へ行く途中のハナモモ。

そして南木曽のかぶと観音へ

かぶと観音

妻籠に砦を築いた木曽義仲が北陸路に出撃せんとする時、鬼門の守りに兜前立の観音像を外してここに祀ったのがかぶと観音の起こりと伝わります。

緑色の桜「御衣黄桜」と「ハナモモ」「ミツバツツジ」

御衣黄桜(ギョイコウサクラ)

曇天のなか花見ドライブ、こんな日の花見も良いものです。

花が好きなトドクロちゃんは帰路は車に揺られながらウトウト気持ち良さそうでした。

 

大きな画像は以下で↓

2022.04 南木曽

2022.04 南木曽

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4月のブルーボネットは華やかです。

2022年04月08日 | データ

・早朝は自転車で21kmライド。

・帰ったら朝食を食べながら「こころ旅のとうちゃこ版」を見る。

にっぽん縦断 こころ旅 - NHK

にっぽん縦断 こころ旅 - NHK

俳優・火野正平さんが、あなたの「こころ」にある忘れられない風景を自転車で訪ねます。

にっぽん縦断 こころ旅 - NHK

 

・引き続きNHKで・・・最終回の・・・・

NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

3人のヒロイン(上白石萌音・深津絵里・川栄李奈)が、母から娘へとバトンをつなぐ三世代100年のファミリーストーリー

NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

 

そして10時すぎからトドクロちゃんと「焼き物散歩道」をウォーキング(60分)

昼食後はブルーボネットへ。

(大きな写真)↓

2022.04 ブルーボネット

2022.04 ブルーボネット

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孫太尾根から藤原岳は花に癒やされる。

2022年04月01日 | データ

■2022.04.01 可愛いミノコバイモに逢いに。

今年も花の尾根、孫太尾根から藤原岳を目指す。今年は雪が多かったので時期を少し送らせての山登り。

7:45 駐車場から歩き出す。

カルスト台地の尾根筋を登る。風が強く少し寒い。

ボタンネコノメソウ。

スミレ。

鈴鹿の山々に雪が多く残っている。

セリバオウレン。

ヒロハノアマナ。まだお眠っています。帰りには目覚めているでしょう。

この辺りのセツブンソウは殆ど終わっている。

ミスミソウも後半だ。

ただしこの時期まで遅らせたのはこれに逢うためです。

ミノコバイモ。

逆にこの時期は多くの花を見ることができます。

会話した登山者の目的はそれぞれで、セツブンソウだったりミスミソウのピンクだったりセリバオウレンや福寿草だったりします。

意外とミノコバイモと言う方には出会いませんでした。

このアンティークなランプシェードのような姿に惹かれます。

早起きの子だけです。本番はもう少し後です。今日は6株と会えました。

登りはトラバース道を選択。

山頂直下の福寿草も後半です。

ここまで雪が残っているのは初めてです。

御嶽山、乗鞍岳、白山、能郷白山、伊吹山も見えます。中央アルプスはモヤーと見えるだけでした。

藤原岳山頂から鈴鹿山脈を眺める。

まあまあの眺望。山頂でおにぎり。

30分程滞在して下山。

山頂直下のセツブンソウはまだ元気。

ミノコバイモ。

ヒロハノアマナ。お目覚めのようです。

ミスミソウも元気になった。

登り:3時間、下山:2時間の山旅でした。

春先は花を追いかけての山登りが多くなる。

次はイワザクラ、ハルリンドウ、ドウダンなどなど。