トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

鎌ヶ岳へ花めぐり(長石谷~長石尾根)

2015年04月26日 | データ
■2015.04.25 この時期の山登りは花を愛でる山行が多く、またGWに向けて山足を作る為にも山へ行きたい。

で2週続けて・・・・

コストパフォーマンスの良い鈴鹿は重要な場所でちょっと行くには手頃だ。
今盛りの花は『アカヤシオ』

アカヤシオとなれば愛知県指定の天然記念物『鎌ヶ岳ブナ原始林』となる。

でルートはまだ行った事のないルート『長石尾根』を絡める。

登山計画は「長石谷」から入り「長石尾根」で下山する。

早朝自宅を出発し高速を使わず下道で2時間弱で旧料金所付近の駐車場へ到着。
7:15 殆ど最後のスペースへ運よく駐車できた。

7:28 準備をし登山口へ向けて歩きだす。鈴鹿の場合登山地図より一般道の地図も必要で駐車場から登山口まで迷走する場合も多い。
登山口で登山に関するアンケートを受け登山届を提出する。

・ミツバコンロンソウ
チョット斜面を登った所で撮影。

・イワザクラ
昨年初めて出会いましたが今年は多いです。

日の当たる登りにこのルートを取ったのは正解です。

・ヤマルリソウ(山瑠璃草)
山に生育し瑠璃色の花をつけることに由来した名前だそうです。

・ミツバツツジ

・滑滝
少しシャッタースピードを遅く撮影。
この時期は渓流の水量が多いので注意が必要です。(流される事はない)

・ミツバツツジと犬星大滝。
季節によっては滝の両サイドで色ずきますが今年はダメですね。

・ボタンネコノメソウ

・エンレイソウ

・イワウチワ(岩団扇)なんとか間に合いました。

上部で賑やかな御姉さまの声、もうすぐ岳峠です。

・鎌ヶ岳南壁
この南壁を登れそうだか記録がない。

9:56 鎌ヶ岳
何時もの場所で早い昼食。メニューはおにぎりとカップ麺。

山頂の神社にお参りし山頂標識方面へ。奥は御在所岳です。


さあ下山しますか。
・ハルリンド
やっと会えた。

・バイカオーレン

・ちょっと遅いショウジョウバカマ

・アカヤシオ

・ズーム

・造形美の美しいアカヤシオの木

・ハルリンドウは乾いた場所に咲く見たい。
ほんとに可愛い花ですえね。

・タチスボスミレ

・弥一ヶ岳

・イワカガミ

12:14 長石谷登山口

沢筋に咲く花、尾根に咲く花など沢山の花と出会えた。
山頂以外はこの時期としては静かな登山道でした。

鈴鹿は2時間もすれば尾根や山頂に着いてしまうが、GWに行く山はそうはいかないし荷物も多い。
2週続けての山登りで山足は良い感じです。

今日の長石尾根で鎌ヶ岳8ルートすべて歩いたことになる。
その8ルートとは
1)武平峠
2)カズラ谷
3)鎌尾根
4)キララ峰
5)三ツ口谷
6)長石尾根
7)長石谷
8)馬の背

■コースタイム
07:28御在所岳中道ルート前駐車場(旧料金所前)→07:37長石谷登山口07:38→08:50犬星大滝08:52→09:44尾根分岐→09:50岳峠→09:56鎌ヶ岳10:45→11:53弥一ヶ岳11:54→12:14長石谷登山口12:16→12:22御在所岳中道ルート前駐車場(旧料金所前)

イワザクラ咲く花の里山『舟伏山』

2015年04月19日 | データ
■2015.04.18 トドクロちゃんと行けそうな山として選びましたが、長男のお祭り参加もあり結局私一人で行くことに。
選んだ山は『イワザクラの咲く舟伏山』で色々調べるうちに多くの花がこれから咲くことがわかりました。

登山口7時を目指し自宅を出発。

名古屋高速を使わず下道で、一宮木曽川ICから関ICまでは高速を使う。ナビは北山郵便局にセットし約2時間半で登山口到着。全部高速を利用した場合の事前シュミレーションとほぼ同じ時間で来れました。

ちなみに山行準備として登山口と駐車場の情報入手(林道等の通行止有無)、google mapで経路・所要時間を出し高速料金の検討をする(なるべく安く)


今回のルートは西コースから神崎登山口下山の周回コースとする。
(東ルートは通行止め)

西コース登山口にある登山届を記入し歩き始める。
しばらくは渓流沿いを行くが直ぐに植林の中を行く登山道となる。
朝の気温が2℃で最初は肌寒く感じたが、30分程度で汗が掻きだす。

阿弥陀仏近辺から花が目立つようになる。
カタクリ
まだ咲初めで後1週間程度が満開か?
足助のカタクリを見過ごしたが此処で見られた。

エイザンスミレ

タチツボスミレ

ヒトリシズカ(一人静)
源義経の愛妻「静御前」の舞姿の美しさにちなんでつけられたそうです。

ボタンネコノメソウ

尾根上に上がると雪も少し残っておりバイケソウやヤブレガサが多くなる。
バイケソウ

ヤブレガサ
私的にはヤブレガサは『破れ傘刀舟悪人狩り』となりこの時代劇をよく見ていた。
主演は萬屋錦之介だった。

8:38舟伏山(1040m)この時間は誰も居ない。
写真を撮りながらゆっくり来たつもりだが1時間40分で到着
うす雲があり遠望は利かずレンズを変えるのも面倒で景色は撮らないが奥には能郷白山が見える。
目的の花は西コースで2株咲いていたが、群生地は東コース方面で少し下った場所。

イワザクラは石灰岩の隙間に生える花で群落している。
三重県・愛知県では絶滅危惧II類の指定(環境省では準絶滅危惧NT指定)、まあ大切に保護すべき植物。

綺麗にならんで。
このイワザクラ(和名)の由来は、渓谷の水しぶきがかかるような岩場に咲く桜草というところからきている。
昨年の今頃、鈴鹿で見た花よりふくよかな気がする。
量は圧倒的にこちらが多いですね。

登山者の目当てはこれ。

ハクサンコザクラとよく似てますが、イワザクラは花弁がハート型です。

アップで。

ニリンソウ。
根元にもう一輪の蕾が。

10:03桜峠
桜峠までは4組位すれ違うのみで静かです。
東コースへの登山道はテープで止めてあります。私は神崎登山口を目指し心地よい尾根道をマイナスイオンを感じながら行きます。
この間に石仏が3体ありました。
シロモジ

10:50神崎登山口。
お墓の所です。ここから周回する事も考えましたが、そうすると西コースが下山道となるので・・・

林道を渓流や花を見ながらゆっくり歩いて戻る。
ヤマブキ

ミヤマカタバミ

ヤマザクラ

ショウジョウバカマ

11:33あいの森登山口。

山で出会った石仏。
左上:十方施玉仏、右側:神崎登山口~桜峠間の石仏
左下:阿弥陀仏


車は60台は止まっていました、山は混雑してそうです。
私は静かな山行となるよう入山時間とコースを選びました。
花の多いこの山は何度でも登りたいですが、これ以降のシーズンにはヒル対策がいりますね。

■コースタイム
あいの森登山口07:00→07:45阿弥陀仏07:48→08:24小舟伏山08:25→08:38舟伏山→10:03桜峠→10:50神崎登山口→11:33おいの森登山口
合計時間: 4時間39分
合計距離: 10.36km
最高点の標高: 1021m
最低点の標高: 230m
累積標高(上り): 928m
累積標高(下り): 931m


・温泉前に行きたいところがありますそれは、日本一の『円原の伏流水』です。絶対的な水量ですね。水も美味しいです。

12時過ぎたので渓流の中程まで入りおにぎりとCOOPのカップ麺で昼食です。

・山県市には国指定重要文化財の白山神社拝殿があるとの事でここへ向かう。
御祭神は伊邪那美神(イザナミ)で菊理媛神ではないです、この神は国生みの神で女性神。
右上が本殿です。

御由緒を読み

ふむふむ。



そして汗を流しに『武芸川温泉ゆとりの湯』へ

泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。掛け流しではないが適度なヌルヌル感で好きな部類の泉質です。

1時間ほどゆっくり入浴し岐路につく。

千代の峯から西宮・高宮・中宮

2015年04月06日 | データ
桜満開のこの時期に花見を兼ねて地元の神社を訪れる。

常滑郷瀬木の千代の峯にあった総社が明應3年(1494)に三社に分祀。
奥条へ『高宮』・・・常石神社
瀬木へ『西宮』・・・神明社
中に鎮まる『中宮』・・・中宮(奥条大善院裏山)

これは最近知った事で瀬木の千代の峯は新瀬木橋東交差点近くの中電事務所の東側にあるとのことでスクーターでくねくねと探す。
小さな公園の入り口に背を向けて鎮座していた。
■瀬木字にある千代の峯
石碑。

社。

なぜ本宮山かは瀬木本宮山を千代の峯と称したからでしょう。
荒れている感じですね。
でもここが旧常滑村の総社跡です。


■常石神社
桜並木は今満開。

ここは子供の頃の遊び場でほぼ毎日集まりカンケリ・ポコペンなどして遊んだ。私の氏神です。

元々の御神体は第29代安閑天皇(在位は短く4年)であったが明治維新後の神仏分離で「造化三神」の高皇産霊神(タカミムスビ)を御祭神とした。
高皇産霊尊:天地のはじめに天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)神皇産霊尊(かみむすびのみこと)とともに高天原(たかまがはら)にあらわれた造化三神の一神。

二の鳥居を超えると焼き物の町らしくレンガを敷き詰めた坂道の参道を行くと土管のオブジェ(灰皿)がある。

そして長い階段を登る。
ここはクラブ活動で何度ダッシュしたことか。

拝殿。厄歳行事はここで行なった。

本殿。

境内には遙拝所が6ヶ所ある。

神武天皇遙拝所・多賀神社遙拝所
天照皇大御神遙拝所・明治神宮遙拝所
天神地祇八百萬神・御嶽大神遙拝所

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神社名:常石神社
住所:常滑市奧条7-23
御祭神:高皇産霊神、相殿:大山積命、菊理姫命
境内社:金刀比羅社、山神社、白山社、砥鹿神社、御鍬社、秋葉社、津島神社、神明神社
遙拝所:神武天皇遙拝所・多賀神社遙拝所、天照皇大御神遙拝所、明治神宮遙拝所、天神地祇八百萬神・御嶽大神遙拝所
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常石神社からはスクターで3分程で到着、ここも遊び場でした。
■中の宮(大善院の裏)
大善院は知多四国八十八ヶ所霊場の第六十三番札所である、亡き母もここで巡礼者のお茶出しを当番でしていた。
この左手に中の宮への階段がある。

須佐之男尊 (すさのうのみこと)・牛頭天王 (ごずてんのう)

源平桜

源平桜

ウジョウシダレ(雨情枝垂)

7月には中の宮天王まつりがある。
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神社名:中の宮
住所:愛知県常滑市奥条5丁目20番地
御祭神:須佐之男尊 (すさのうのみこと)・牛頭天王 (ごずてんのう)
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■神明社

太一とは古代中国における宇宙の根元を表す哲学的概念でこの場合は天照大神を表す。
(北極星や大日如来を表す事もある)

御由緒。

拝殿。

本殿。

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神社名:神明社
住所:愛知県常滑市栄町6-200
御祭神:天照皇大御神 豊受姫大神
境内社:恵比須社、香良須社、猿田彦社、多賀社、秋葉社、八幡社、御鍬社、白山社、津島社、金刀比羅社、山神社
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瀬木本宮山(千代の峯)が3つの神社に分祀され其々の理由で祀る神が変わった。

今年の常滑地区祭礼は4月18日と19日と何時もより一週間遅くなっている。
6台の山車が市中を練り歩くがこの頃は桜は無くなっているのは残念だ。