トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

羊(人)の群れ竜ヶ岳と静かな静ヶ岳

2014年05月25日 | データ
■2014.05.24 私の鈴鹿はそろそろシーズンオフ(理由は後ほど)、最終は「シロヤシオ」咲く竜ヶ岳へ。
ほぼ日中、山遊びをしたいのでゆっくりスタートする。
9:20 裏道(ホタガ谷)から入る。

沢沿いを行くので小さな滝が多い。

笹原へ出る前に「イワオトギリ」が咲いている。

先行者のルートに従うがミスしているので無視して遠足尾根ルートまで30mほど漕いで出る。
やはりルートは自分で確認すべきですね。
竜ヶ岳山頂に毛が生えていると思いきや全て登山者でした、すごい人数です。

山頂までは気持ちの良い笹原を行きます。
11:28 竜ヶ岳。

方向指示板。

竜ヶ岳の羊さんです。

アップすると全てシロヤシオ。

花はこんな感じで別名ゴヨウツツジとも言います。

清々しいです。

山頂でトドクロちゃんおにぎりとカップ麺で昼食、しばしマッタリする。春霞で眺望はよくありませんが鈴鹿の山々は見渡せます。
知多半島までは見えません。
12:15 山頂を後にして遠足尾根へ
12:30 治田峠への分岐を左へ静ヶ岳へ向け分け入ります。

ここからは植生が全く異なり、普通の鈴鹿となります。
マムシ草

椎の木の若葉。

足元は。


イワカガミ①。

イワカガミ②。

山?

池。

石灰岩、ヒルはこの地質を好みます。梅雨時以降はヒルの棲家となりますのでヒルが居なくなるまで私の鈴鹿はシーズンオフ。

池の水は茶色く見えますが澄んでいる。

木々のトンネルを抜けると。

13:10 静かな静ヶ岳
眺望はよくありませんが竜山頂は見えます、分岐に戻る途中で長靴のおじさんと簡単な挨拶を交わす。

14:00 分岐。
遠足尾根ルートに合流後はスピードをあげます、後半は撮影もしないので殆ど走っています。

15:00 登山口着。
登山者カード記載時間にぴったり戻りました。

下山後は「阿下喜の湯」へ
温泉に入り、石博産のほうじ茶を購入し岐路に着く。



昨年もこの時期に金山尾根ルートで登っているが、裏道コースも中々面白い。
竜ヶ岳の笹原に居た時間長かった事もあるが、治田峠への分岐からのルートが心地よく感じた。
ここへ足を伸ばす登山者は少なく静かなのも良いし静ヶ岳山頂直下にはイワカガミの群生はすばらしかった
今回は銚子岳へは行けなかった藤原岳から縦走も面白そうだ。

※鈴鹿の主たる山(北から)×:未踏
○霊仙山(1,084m)
×三国岳
×烏帽子岳
×鈴ヶ岳
○鈴北岳
○御池岳(1,247m)
○藤原岳(1,140m)
×銚子岳(1,019m)
○静ヶ岳(1,089m)
○竜ヶ岳(1,100m)
×三池岳(971m)
○釈迦ヶ岳(1,092m)
×水晶岳(954m)
○国見岳(1,170m)
○御在所岳(1,212m)
×雨乞岳(1,238m)
○鎌ヶ岳(1,161m)
○雲母峰(888m)
○水沢岳(1,029m)
○入道ヶ岳(906m)
○宮指路岳(946m)
○仙ヶ岳(961m)
○野登山(852m)
とありまだ登りたい山はある。

温泉ドライブなのに早出し「しらびそ高原」へ

2014年05月16日 | データ
■2014.05.11 妻の在所から何処か温泉でも行こうかとお誘いがあり、阿南町の「かじかの湯」へ行く事にし現地11:30で待ち合わせと決める。
そこまで行くならもう少し足を伸ばして「しらびそ高原」「上村」「遠山郷」へ寄り現地へ向うべく早朝4時に目覚ましをセット。
朝の弱いトドクロちゃんは、鶏じゃないよー。

いいえ私は酉年です。「コケコッコー」

8:30 しらびそ高原着。
トドクロちゃん曰く、ここに書いてある山は殆ど登っているよね。

はい!

先週はあそこの山頂にいました。
気温が高く雪もだいぶ緩んでいるだろうなー

森林鉄道の奥にイザルガ岳と光岳。

まだお店はやっていない。

好きな聖岳と兎岳のビューポイント。

日本のチロル(上村)
ビューポイントから

日差しを受けた若葉

スミレ



樹林の中で光を受け

チゴユリ

11:30 阿南町の「かじかの湯」姉夫婦と合流。

温泉前にバイキングレストラン 旬採厨房 「しゅふふ」でまず昼食

「タラの芽、ウドの葉、こしあぶら」の天ぷらをバイキング方式で色々いただく。
テニスの仲間が言っていた様にとても美味しい。

食後は温泉に浸かりゆっくりする。

妻の在所も温泉が好きなので年に何度か今回のように温泉ドライブをする。

自作ストーブで軽量化とミッドレイヤーなど

2014年05月13日 | データ
長期縦走計画があるので更なる軽量化を推進?。
パスタ、ラーメン、白米(アルファ米ではない)を組み合わせ14食分調理できる火器と容器の軽量化。
----------------------------------
ガスストーブ:76g
ガス缶(IP-250T):375g(ガス内容量は225g)※1
極チタン(830ml,330ml):155g
チタンシェラカップ(600ml):80g
-----------------------Total:686g
※1のガスでは14食分はまかなえないので+375g更に必要となる。

したがって375g以下で火器と燃料を収めればOKです。

そこで白米炊飯用の火器と燃料を検討するが過去の実験等から固形燃料で1合の白米を炊飯するのが適している事は分かっているので
固形燃料用ストーブを製作、すでに何個か製作しているが更なる軽量化を実施。

このシェラカップ専用のストーブ(五徳)をステンレスで製作。
これがそれだ、重量10g

シェラカップを乗せるとこんな感じで安定している。

サイズは熱伝導効率と防風を兼ねたアルミシールドに合わせた。
オープンで熱が廻りにもめぐるので炊飯実験ではポケットストーブより3分ほど早く沸騰した。

自作ストーブ:10g(参考:所有するLOGOSのポケットストーブ90g)


【まとめ】
◆14食のメニューと消費燃料----------------
・白米炊飯×5、お湯×5:固形燃料-5ヶ,gas-30g
・パスタ×6:gas-60g
・ラーメン×3:gas-30g
となりgas燃料使用量は120gとなり半分近くが余裕燃料となる。
◆重量のまとめ----------------------------
ガスストーブ:76g・・・汎用
ガス缶(IP-250T):375g(ガス内容量は225g)・・・汎用
極チタン(830ml,330ml):155g・・・ラーメン用、パスタ茹で用、スープ用
チタンシェラカップ(600ml):80g・・・パスタ食器用、炊飯用
自作ストーブ:10g・・・炊飯用
固形燃料:100g(5個)・・・炊飯用
-----------------------Total:796g

とりあえず今回はここまで、更に検討を続けます。
こんな些細なことを色々考え行うのはとても楽しくこれ自体も遊びになっています。



■finetrackのミッドレイヤー(ドラウトセンサージップネック)とパンツ(ストームゴージュアルパインパンツ)をGET
このパンツは6年ほど使っているが履きやすく、風に強く、温かく、涼しい?ので重宝している、ただ大分因れてきたのと最近少しスリムになったのでワンサイズ落としてLサイズを購入。
長期縦走で便利なミッドレイヤーも同時購入。
1)インナー(吸湿速乾ロンT)
2)ミッドレイヤー(今回購入品)
3)インスレーション(ダウン)
4)アウター(ハードシェルGORE雨具)
長期縦走はこのパターンで。

このミッドレイヤーは両サイドにベンチレーターがあり一日中来たままで行動できる。

国産メーカーだが海外メーカーの物より2割ほど高い。

山道具には財布が緩む。

静かな山を求めて雪の聖岳。

2014年05月04日 | データ
GW前半の仙丈ヶ岳では天候に恵まれ美しい山並みを見ることができた。
GW後半も天候が良さそうなので静かな山を求め南ア南部の聖岳へ避難小屋を利用し行くことにした。
便ヶ島からの薊畑までのコースタイムは約6時間掛かり登りっぱなしなので軽量化を図り更に避難小屋泊とする、小屋利用不可の場合でも軒先でビバークできる装備は持参。

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2014.05 南ア・聖岳

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■2014.05.02 暦では平日となるので深夜割引を利用すべく3:30自宅を出る。
今回のお供のCDはナベサダのカリフォルニアシャワー・安全地帯Ⅱ・ENYA(図書館貸出利用)
ナビをセットせずとも登山口の便ヶ島方面は行けるが、簡単に行かない理由がある。
先行車の轍跡があるのに今落ちたばかりの落石、車から降り大き目の石を路肩にずらし先に進む。易老渡先のトンネルを抜けると道路を塞ぐ落石群が出てきた、小石の落石なので注意しながら落石の山を無理やり車で乗り越す。以前聖光小屋のおやじが落石でタイヤの側面をすると一発でパンクし難儀すると言ったことを思い出す。
色々な登山口まで林道を走るがこの道は私が知るなかで一番険しい道。

7:30 便ヶ島の登山口から登り出す。

西沢渡は当然手動ロープウェイで行く。既に2回目なので引くコツは掴んでいる。
暫くは山の春を楽しみながら登高。
ミツバツツジは1500m以下で咲いている。

1900mから雪が出始め2000mからはガッツリ雪となる。
先行者(2名)の踏み跡はカンジキ利用、ツボ足の私は踏み抜き地獄。
足を抜くのに5分程度右往左往する事もしばし。
ルートは雪があるので尾根通しで標高をあげる。

12:38 薊畑。
南岳と上河内岳が綺麗だ、聖平までは樹林帯を抜けダイレクトにトレースがあるのでそれを行く、この時点で先行者1名。
既に2200m位からGPSは動作し方向のみ確認する必要があった、ただここは3回目で地形は頭に入っているので少し安心。

12:50 聖平到着。
避難小屋扉はOK、小屋の1階部分に陣を張る。先行者はツエルト泊、でしばし山話をする。
雪で水を作るのも面倒なので沢の方向に行くと沢水の流れる音が雪の下から聞こえる。
安全を確保した後、足で全体重で飛び乗ると沢面に50cm程度の穴が開き綺麗な沢水が流れていた。

本日の避難小屋泊は私と単独登山者・単独BC者・1組2名の登山者で5名、外ではツエルト泊の単独行者1名で聖平には6名のお泊り。

同年代の登山者と各々ボッカした酒をチビリチビリ飲みながら山談義、ウイスキーのお湯割も中々いける、氷柱でオンザロックと思ったが寒いのでこれにした。
私より先行していた1組2名が2時間近く遅かったのは途中道迷でロスしたからだった。
急にトレースがなくなりましたからね。
避難小屋はやはり暖かくシュラフが1重でも暑いくらいだった。

■2014.05.03 今日もいい天気だ、ツエルト登山者がトイレを掘り出してくれたので朝のお勤めは助かった。
朝食も昨日の夕食と同じでパスタ、ソースは和えるだけシリーズのたらここれに最近嵌っているお気に入り。

5:00 避難小屋発。
薊畑でザックをデポしナップサックに最小道具をいれ歩き始める。
尾根通しなので木々の小枝を漕ぎながら進む、昨日からこればっかりでうんざりするがこの季節は仕方ない。
向う方向に聖岳が見える。

小聖へ向う尾根筋から左に『兎岳』が見える。

小聖岳。

通過してきた屋背尾根から昨年同時期に登った上河内岳方面を見る。

最後の聖岳斜面へ
岩が出ているが8割方は雪面の登高、上部ほど氷化しているがアイゼンが乗らない程は凍っていないのでいいがクラストした雪面よりはミスが許されない。
先行者2名ほど取り付いている。

山頂直下から上河内岳、茶臼岳方面。
上河内岳は立派な山容をしており威風堂々としている。

この写真は昨年同時期に上河内岳山頂から聖岳方面を撮った写真です。
聖岳・赤石岳・荒川三山の連なりが良くいい構図ですね、来年でも再訪しようと思います。

7:20 聖岳山頂。
山頂標識は雪のなか多分積雪は2m近くある。
左奥に御嶽山、真ん中奥に中央アルプス、右奥に北アルプス。
手前の左から、兎岳、中森丸山、大沢岳。
足元の雪塊は雪屁。
この山頂から見える山で登っていないのは・・・・・ん

前聖から奥聖方面。
綺麗な稜線です。
※ベストショット(クリックで拡大)

同じ場所から富士山を入れて。
山頂は雷鳥の遊場で足跡だらけ。

赤石岳、奥に仙丈ヶ岳・塩見岳
※ベストショット(クリックで拡大)

百軒平。夏の縦走は気持ちが良かった。

雷鳥とアイゼンの足跡。
まだ歯が刺さっている方です。

何年か前の夏に聖岳から、兎岳、中森丸山、大沢岳への縦走は暑かった。
雪のある時期に縦走もしてみたいが聖岳からの下りがザイルが必要で雪の状況も大きく影響するのでまだこのレベルではない。

奥聖岳まで行こうとここまで来たが、風が少し強くなってきた。雷鳥の遊び場か足跡のトレースが一杯。

日本で最も南にある3,000m峰の聖岳、私の最も好きな山です。
独占の山頂を後にして下山。

山頂方面は先程すれ違った2名が喘いで登っている。

上河内岳~光岳の稜線。

デポしたザックを回収し下山。
雪も腐り出しズボズボに。
今日はGW後半の連休初日なので10名程が登ってきた。
アイゼンもピッケルも持参してないような登山者からアイゼン無しで聖岳登れますか?
と聞かれ、登れませんと即答。
SNSなどの利用者が多いが、その情報を読んだだけでその気になっている登山者が多いように思う。

緑豊かな苔。
山の里でも春は始まっている。

新芽の若。

新芽と赤テープ、これで助けられます。

このトンネルを抜けると現実に戻ります。
12:20 登山口。

休み後半でも聖岳は10名程度の入山、やはり南アルプス南部は静かです。易老渡の駐車場には車が多く、光岳には多く入山しているようだ。
例の落石部分を注意しながら遠山郷のかぐらの湯へ。
途中、『観音名水』を水割り用に5L程汲む。

温泉後は食事を
遠山郷刺身コンニャクと遠山郷豆腐で冷奴、そしてメインは冷たい山菜そば。
この山菜そばが美味しい。
そして何時もの様に遠山郷山の会へ寄付金を投入、彼らが登山道を守ってくれます。


天竜経由で浜松へ出ようと少し走るがナビの到着時間が半端無いので中央道経由に戻す。

カーステレオから流れる曲はカリフォルニアシャワー、心身とも爽快で岐路に付く。

自分で考えた大腿四頭筋のトレーニングも効果があり2000mを一気に下山しても筋肉痛は少なく翌日も普通にテニスができた。

さあ次は何処へ行こう?


■おまけ、ルート検証
今回は薊畑でザックをデポしたので赤ルートとしたが、黄色ルートも考えられる。