トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

株杉の蕪山へ

2015年05月18日 | データ
■2015.05.17 トドクロちゃんでも登れそうな山、板取温泉近くの『蕪山』へ行くことに。
温泉にも入り帰りに妻の実家へも寄りたいのでPM1:00-2:00に登山完了となるよう自宅を6時過ぎに出発。
下道で一宮木曽川ICまで行きそこから少しの間高速に乗る。美濃ICを出てからは30分程で関市21世紀の森へ到着。


8:30 駐車場着。既に車は6台ほど止まっている。
9:00 準備をし歩き始める。
登山道入り口、登りは株杉コースで行きます。いきなり株杉の森です。

「株杉とは」
推定樹齢400年~500年一本の幹が地上2~6mの位置で複数に分かれている巨大株。
数百年もの間、幹を切って収獲しては萌芽更新をさせていた結果にできたそうです。

1株の上に成立する幹は平均6本で多い物は20本になるそうです。
※この21世紀の森が位置する奥牧谷は巨大株杉群が集団で自生している全国的にも唯一の地域で、この林では100株以上確認されている。その中で直径1m以上のものが約30株あるそうです。

小さな渓流沿いをジグザクに登っていきます。
沢風が涼しく心地良い。

フタバアオイ。
水戸黄門のあれです『この紋所が目に入らぬか!!!』

徳川家の家紋はこのフタバアオイを図案化したものです。

フタバアオイの花は茎の根元にあります。

ユキザサ

山頂までの標識が出てきました。

新緑の登山道。

半端な数字。

紅葉の時期もよさそうです。

ツクバネウツギ

緑のスクリーン。

まだ1000mもあるの?

ウスギヨウラク。

この標識をみて元気が出ました。

11:31 蕪山山頂。
山頂には2グループ5名が眺望を楽しんでいました。
若者のザックで山頂の机は占領されている、既に食事等終わっているのに・・・・
切り株がちょうど椅子のようになった所で昼食とする。
メニューはカップ麺とおにぎりの定番です、そろそろ虫も多くなり寄ってきます。
その中、年配の団体さん7名が山頂到着で賑やかになりました。

なかなか気持ちのいい山頂です。
まだ雪の多い白山がデーンと鎮座してます。
白山の菊理媛神にもそろそろ合いたいな。

360°パノラマです。

面白い同定盤です。

山ツツジ。

シロヤシオ①

シロヤシオ②見かけたのはこの木一本です。
鈴鹿のシロヤシオも今年は裏年で少ないと・・・

日本庭園。

チゴユリ。

ホオノキの大きな花。

これは?

タニウツギ。

13:51 登山口。
株杉を御神体とする神社?(社)
無事下山できました。

実はこの山でのヒル被害も多くこっそりポケットには食塩を忍ばせての山登りでしが遭遇する事なく事無きを得た。

下山後の楽しみは温泉で近くの板取川温泉でリフレッシュ。
また帰りに寄ろうとした「夢ふうふう」のじゃがいもドーナツや「高賀神社」などは時間の都合で次回持ち越しとし妻の実家を目指す。

途中渋滞を回避しながら、やっと実家に到着。

実家では茹でた「そらまめ」やお茶菓子でよもや話を・・・・

結局自宅に着いたのは20時を過ぎていました。

今日は良く遊びました。

■コース
(21世紀の森P)8:37→株杉コース→11:31(蕪山)12:14→野鳥観察コース→13:51(21世紀の森P)

田立の滝(天河滝まで)散歩

2015年05月13日 | データ
■2015.05.06 GW最後の休日は南木曽町の田立の滝へ
マイナスイオンたっぷり浴びて新緑の渓流沿いをゆっくり2時間ほど掛け天河滝まで散策。
今日は山登りではないが標高差400mー500mは登る。

タチツボスミレ

フイリシハイスミレ

ミツバツツジ

新緑

キランソウ

モミジの新緑

オオカメノキ(ムシカリ)


何でしょう?

ウスギヨウラク(ツリガネツツジ)

田立の滝で最大の落差を誇る「天河滝」。
大滝川の峡谷にかかる無数の瀑布を総称して「田立の滝」と言い日本の滝百選にも選ばれている。

天河滝

滝壺に虹が架かっていました。

整備された橋。

コブシ

木々の新緑

不動岩。この上まで以前はゆきましたが今回はパス。

ムラサキサギゴケ



年に何度も来る、南木曽のあららぎ温泉湯元館で旬の山菜天ぷらを食べ温泉に入る。
タラの芽、コシアブラ、コゴミ、フキノトウなど

連休最終日にしては車も少なく渋滞なく帰路に着く。

GW山行は涸沢から北穂高岳、最終日は上高地散策1/2

2015年05月04日 | データ
■2015.05.01-05.03 北穂高岳へ

GWの山行は色々計画を立てたが結局、雪が少ない所は止め涸沢か立山方面に絞り込む。
立山はビーコンが必須だし一昨年の秋に行っているし涸沢は混み具合が心配だ。
そこで年休を取り少し早めに涸沢に入ることとした。

■2015.05.01 あかんだな駐車場が開くのが4時、上高地行きの始発バスが5:20出発。
これを目指し上高地に入る。
基本は冬山装備テン泊装備で入るがハードシェルは雨具で代用とした、また小さな三脚も持ってゆく。
カメラの機材もあるのでなるべく軽量化したい所だ。
6:00 上高地BT。
準備した登山届を提出し歩き出す、暦的には平日なので人は少ない。

6:07 河童橋。
この時間は人はまばらだ。

小梨平は梓川沿いで北上する。
岳沢から奥穂、木々の新芽が芽吹き出している。この時期3回目となるがやはり雪は一番少ない。

明神→徳沢→横尾と林道歩き。
08:44 横尾。
すでに日差しが強く日焼け止めを丁寧に塗り込みおにぎりで朝食とする。

屏風岩。
さすがに登山道は概ね雪に変わる。

10:20 本谷橋付近。
まだ川は雪の下で橋は掛けれない。雪の無い時に来たことがないのでここは何時も雪。
この沢筋を涸沢まで太陽光線に撃たれながら登高。
途中、右岸上部で落石の嫌な音が・・・・
ここも耳に情報を集中して歩く必要はある。

12:30 涸沢着。
結局過去2回とほぼ同じタイム。
まず受付(1000円)しテントを設営、上部側の聖地済みスペースを確保。
先日作った竹ペグを埋めテントロープを固定。先日竹ペグは在庫が無い事が分かり急遽製作した。


さあ、涸沢パノラマ売店で涸沢エンジョイだ。

ジョッキビールセット(おでん6品付き1400円)で涸沢に乾杯!!!

肴は贅沢な景色。

付け出しは・・・『吊尾根』

焼物は・・・『奥穂の雪屁』

〆は・・・『北穂沢』
明日登るルートだ。


テントに戻り、明日の準備。

テントの空気穴から前穂北尾根が見える。
ポカポカで少し寝ることに。

起きて夕食の準備。
パスタを茹でトマトチーズソースを絡め出来上がり、茹で汁でコーンスープ。
サラミを炙り、チーズを盛り付ける。
酒はまっさんの『竹鶴』をストレートでちびりちびり。

一人酒宴も終え、夜の涸沢を撮りに。

・涸沢小屋を後ろにランタンで明るいテント場

・月明かりの吊尾根

・テント場

満月に近い月明かりで銀河(天の川)の写真はNG。
じゃあ寝ます。

ダウン上下を着こみ象足を履きナンガのオーロラ450に入り寝ます。おやすみ。


■2015.05.02 涸沢2日目。
4時頃起床し朝食の食べ、登頂装備。
05:24 涸沢発。
既に10名程取り付いている。

今、出発しようとしている所です(左下の立っているのが私です。)

この時間は緩めだがクラストしているのでアイゼンがよく利く。
しばし登った所からの涸沢。

風も無く絶好の雪山日和。
最近この山域はヘルメット推奨領域となり8割方装備している。
登山開始時にも山岳警備隊に来年は装備願いますと言われた。
山の標準も年々変化している、良いのか悪いのか分からないが・・・

インゼルは東側を。(以前は西側ルート)
インゼル上部は最大斜度となりクラストしているこの時間は慎重に。

松涛のコルから山頂に至る少しの間だけ岩とミックス。
今回の山行をここに決めたのは雪の少ない今年のGWで山頂まで雪で行ける一般ルートはたたぶんここだけだから。
また、涸沢で一番景色の良い山頂は北穂です。(自認)
07:43 北穂高岳。

大切戸から繋がる槍ヶ岳。
槍の左奥に水晶岳、鷲羽岳、薬師岳、黒部五郎岳。
西鎌尾根から双六岳、三俣蓮華岳も見えます。
西鎌尾根も言ってみたいルートです、槍へ繋がる4本の尾根で西鎌尾根、東鎌尾根、北鎌尾根は行けてない。
北鎌尾根は別として西と東は何時かは行きますけどね。

笠ヶ岳。



常念山系の稜線は雪が無い。
横通岳(左)常念岳(右)

東鎌尾根から表銀座ルート、奥に後立山の山々。
何時か大天井岳から槍まで(表銀座ルート)繋ぎたいしそこには百高山の3座もある。

北穂高小屋と名物の雪壁。
ここはこの時期泊まりたい小屋NO1です。
ここでアーベントロート(Abendrot),モルゲンロート(Morgenrot)を見たいものです。
初日にここまで来るには強力な体力が必要で前泊をどこにするかがポイントとなる。
出会った人は涸沢小屋で一泊したのち北穂高小屋泊としたと言っていたとおりこれが一番良いかも。

山頂に戻り、北穂高岳東稜尾根。
通称『ゴジラの背』

奥穂とジャン。

奥穂、前穂。
中央奥は乗鞍、左奥に私の好きな南アルプスの山々。
空も澄み渡り快晴です。

前穂北尾根。
残念な事にここで5/3落石で無くなった方がいます。合掌。

下山は雪が緩みアイゼンが利かないので最大斜度付近では慎重に行く。

09:34 涸沢。
やっぱり飲んでいます。

さあ撤収だ。

日焼けした顔が痛い。
今日は徳沢まで戻りそこで幕を張る、翌日は上高地散策。
徳沢までは多くの登山者とすれ違い思ったように下山できない、今日が初日の人はとてつもなく多い。
テントが張れる場所ある?

これを見て日程をずらして良かったと一人思う。

最終日の記録は
GW山行は涸沢から北穂高岳、最終日は上高地散策2/2

■コースタイム
2日目
河童橋06:07→06:53明神館→07:45徳澤園→08:44横尾9:10→10:20本谷橋→12:30涸沢ヒュッテ泊
2日目
涸沢ヒュッテ05:24→07:43北穂高岳08:03→09:34涸沢ヒュッテ10:53→12:12本谷橋→13:29横尾→14:29徳沢泊
3日目
徳沢06:19→07:11明神館07:17→07:22嘉門次小屋→07:33明神池07:38→07:51明神館→08:43河童橋08:50→09:01上高地アルペンホテル09:10→09:26ウェストン碑→09:57上高地BT

GW山行は涸沢から北穂高岳、最終日は上高地散策2/2

2015年05月04日 | データ
初日-2日目記録は
GW山行は涸沢から北穂高岳、最終日は上高地散策1/2

本日の幕営地は徳沢キャンプ場。
かのナイロンザイル事件をモデルに井上靖が書いた小説が『氷壁』で、これに出てくるのが徳澤園である。この本は何度も読み返している。

ナイロンザイル事件の切れたザイルは大町山岳博物館に展示してある。ここも山好きにはたまらない。


目的の野沢菜チャーハンは2時で終了、仕方なくカレーとする(これも名物)が・・・
幕の受付をする際もここに泊まる登山者がチェックインする、なるほどと思いながらも貧乏人はキャンプ。

ここをベースに蝶ヶ岳を登る登山者も多くその一人と話をする。
私の様に涸沢からの帰路に泊まる登山者も多い。

当初は横尾で幕営しそこから翌日「蝶ヶ岳」を目指す予定でいたが・・・・
涸沢から見た常念山系の稜線には雪がなく人も多そうで中止し上高地散策に切り替えた。

■2015.05.03 食事を作り6:30には歩き出す。反対側からは沢山の登山者とすれ違う、道路沿いにはニリンソウの蕾も数輪見かけた。
そして小1時間で明神。(写真は行きの写真です)

何時も素通りするこの場所を今日はじっくり散策します。

朝早いにも関わらず散策する人は多い。

日本近代登山の父、W・ウェストンの山案内人として知られる上條嘉門次が建てた『嘉門次小屋』
岩魚の塩焼きを食べたいがまだ準備中。どうも食べたい物が口に入らない。

鳥居を抜け穂高神社奥宮へ

穂高神社奥宮。
御祭神は穂高見命
海神(綿津見神)である豊玉彦命の子が穂高見命で安曇族の祖。
安曇族は、もと北九州に栄え主として海運を司り、早くから大陸方面とも交渉をもち、文化の高い氏族。
彼らが何故、安曇野に来たかは色々な説があるが・・・

ただ山の穂高はこの安曇族の祖から付けられた。

由緒。

明神池。

そして河童橋へ。

橋を渡り暫く行き、上高地アルペンホテルで200円飲み放題コーヒーを飲むロビーで休憩。

そしてウォルター・ウェストン碑へ

ウェストンの廻った恵那山前宮ルートは今年中に行きたいしウェストンが「親不知が日本アルプスの起点である」といった親不知も何時かわ行きたい。

ウェストン園地から霞沢岳と六百山。

霞沢岳。
ここは島々から徳本峠経由で行きたいですね。
上高地線ができるまでメインルートです。

園地を散策。

前穂高と西穂高はまだ行けてないと言うより雪の穂高にしか来たことが無い。
そろそろ混むグリーンシーズンに穂高へ入るか?

で上高地を後にする。


年休で少しカレンダー休日とずらしたお陰で素晴らしい穂高に会うことができた。

やはり『穂高には女神』がいます。


帰路は平湯の森で温泉につかり、ドライブステーション板蔵で高山ラーメンの試食。
食堂は混みあっており外の屋台で山菜そばと山菜天ぷらで昼食、これが最高に美味しかった。

反対側の大渋滞をよそ眼に16時帰還。

穂高か・・・・・