トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

熱田神宮の紀元祭(紀元節)

2015年02月13日 | データ
■2015.02.11 今日2月11日は建国記念の日(元は紀元節と言った)
そして熱田神宮で紀元祭(皇室・国家の安泰と国民の繁栄を祈り、建国記念の日に執り行われるお祭り)が行なわれた。
この紀元節は日本書紀が伝える神武天皇の即位日(紀元前660年2月11日)を祭日と定めた。

神武天皇=神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)は先日訪れた半田市神前神社の祭神である。

そこで今日はこの神事を見学しに行く。
熱田神宮は三種の神器の草薙の剣をお祀り(御神体)している。

草薙の剣は素戔嗚尊が退治した八岐大蛇の尾から出たと伝えられる剣でスサノオ→アマテラス→ニニギノミコトと受け継ぎ皇位継承の「三種の神器」となる。伊勢神宮に祀れた剣はヤマトヒメによって東征の際にヤマトタケルへ。
そしてヤマトタケルが東征から帰り尾張のミヤズヒメの家にこの剣を置き伊吹山の荒ぶる神を退治に向かうが・・・
そしてヤマトタケルは、能煩野(三重県鈴鹿郡)の地で病に倒れる。従って「草薙の剣」を使ったのは日本武尊(ヤマトタケル)のみである。
伊吹山、醒ヶ井、鈴鹿に日本武尊関係のものが沢山ありいずこれも訪れたい。
山繋がりでは伊吹山に
・伊吹山山頂にヤマトタケル像
・伊吹山3合目にヤマトタケル遭難碑
がある。

でこの「草薙の剣」が御神体の熱田神宮へ。
・鳥居

・手水舎

・大楠
弘法大師のお手植えと伝えられ、樹齢は約千年になります。

・信長塀(のぶながべい)

・六末社

・献酒

・清水社の「お清水(しみず)さま」
この水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるという信仰があります。

・拝殿

・拝殿(屋根)

・拝殿(右側から)

・本殿へ向かう(紀元祭)

・厳かです。

・本殿前の中庭にて
本殿内で神事が行われる。

・外から本殿の屋根

・蟇目の儀(ひきめのぎ)
病魔退散や魔障退散を祈願した、古来から伝わる歩射の儀式(奉納)。
この矢は射放つと風を切り音を発するため、それによって魔障を退散させるものとして古来より現在に伝わる。


この熱田神宮には別宮、摂社、末社は44社もある。境内の梅も咲き始め彩りが加わりました。

この熱田神宮には縁があり、ここの結婚式場で司会をしたことがあります。
それも22歳の時、親友(同級生)が大学卒業の3月に結婚したからです。
その頃はまだ結婚式にも出たことが無いのに司会をしたんです信じられません。
平日だったので時間は気にしなくてもいいと係の人に言われましたが予定2時間の披露宴を3時間もやってしまいました。

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名称:熱田神宮
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号
御祭神:熱田大神=大国主
相殿神:
・天照大神
・素盞嗚尊
・日本武尊
・宮簀媛命(日本武尊の妻、宮簀媛命の妹)
・建稻種命(東征の副将軍)
別宮、摂社、末社:
本宮の外、一別宮、十二摂社、三十一末社が祀られている。
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ご祭神の熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)としてよらせられる天照大神のことです。

絶景の後立山の唐松岳へ。

2015年02月09日 | データ
■2015.02.07 数日前から山の天気を調べ土曜日は晴天を確信した。
そうなれば雪を纏った剱岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳、白馬三山、不帰ノ嶮を見たいと思い今回は八方尾根を唐松岳まで登る。
八方尾根スキー場のゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘まで持ち上げてくれる。
始発は
ゴンドラ(アダム)→7:30
アルペンクワッド→7:45
グラードクワット→9:00
で最後のリフトで待ち時間が出る。まあここで20分程度を撮影時間とした。

カメラや登山道具を準備し深夜2:30に自宅を出発。
安曇野ICで降り白馬を目指す。

6:50 第3駐車場に到着

山はモルゲンロートに染まっている。(駐車場から白馬ジャンプ台と五竜岳)

駐車場でトドクロちゃんおむすびで朝食を食べゆっくり準備をし8時前に出発する。
ゴンドラ券購入時に登山届けはと確認されたがネットで提出済みですと伝えゴンドラに乗り込む。
まだ早いので待ち時間は無い。
次にアルペンリフトに乗り込む。右側は黒菱ゲレンデだが斜面が緩くなったようだしコブも小さい。
次のグラードクワットも動いていたのでラッキーだ。
8:20 八方池山荘着。
数え切れない程このスキー場では滑っているがここまで天気が良いのは数回しかなかったと思う。

鹿島槍ヶ岳、大好きな山です。
遠見尾根越しに八峰キレットから連なる鹿島槍。ヒマラヤ襞もバッチリです。

五竜の稜線から鹿島槍ヶ岳、大好きな山です。
何年か前の後立山縦走は楽しかった。
ただしこの時、五竜岳からはガス+強風+雨で眺望どころではなかったのでキレット小屋で沈殿した。
その翌日は素晴らしい景色でキレットを越え鹿島へ向かうことができた。

奥に爺ヶ岳。
遠見尾根も気持ちが良さそうなルートですね。
狙い目はGWかな。

8:33 アイゼンを装備し歩き始める。この天気なので登山者も多い。
リフトの時間でほぼ同じ頃にスタートとなりました。

八方池。
登山者やBC者はスノーシュー、スキー、ツボ足など各自色々です。
私は車にワカンを置いてきたので得意のツボ足で。

上部の雪は膝程度、ただし先行者トレース有。
木に雪はないですが影とのコントラストも良いですね。


標高も上がり見え方も変わってきた五竜、鹿島槍。

BCが目指している不帰ノ嶮Ⅲ峰。
ここ私も行けそうです。
ただし浮力の強いBC用の板なら。
コンペじゃ無理ですね。

頸城山塊もこのように見えます。・・・・もう山だらけです。

ほぼ同じタイミングで登っているBCさんの撮った写真(今回ルートの最難所を私が登っています)
結局ここの場所の安全確保のためだけにピッケルが必要でした。

これもBCさんが撮った写真(奥の黄色いウェアが私です)
ここまでは春先の様でしたが稜線に出るとそうはいきません。
風対策は必要です。

稜線に出ればこの景色です(唐松岳頂上山荘が左下に見えます:当然やってません)

男前の剱岳。

山頂で五竜をバックに。槍穂も遠くに・・・今日は見え過ぎです。

唐松岳山頂。剱岳と立山をバックに贅沢なショット。

山頂から天狗までの稜線。
ここは再度、縦走したいと思っています。

立山から薬師岳、雪煙も見えます。
立山から薬師岳まではまだ足を踏み入れて居ませんので行きたいですね。

長居は出来ないので下山します。
望遠レンズに変えるのは無理そうでした・・・。

稜線を乗り越せば風の影響はありません。

八方尾根が突き上げる最後の部分ですね、ここは。

BCさんのシュプールがルンゼに付きましたね。(一番左のDルンゼ)

不帰ノ嶮Ⅱ峰から天狗の大下り。

ここで白馬三山。

これも白馬三山。

下山は日差しが強く暑い。

トレースが一杯。

影部が多くなった鹿島槍と五竜。

下山はリフトを降ります。
板持ち込みで山荘にデポし下山時滑ろうと考えましたが・・・・

スキーヤーを見ながら恨めしそうに下山。
アンギュレーションができていなくてもそれなりに曲がりますね、恐るべきカービング。
目を引くすべりは1人しかいませんでした。

ゴンドラを降りて駐車場まで行く途中に神社がありました。
最近、古事記おやじですの寄ってみます。

※霜降宮細野諏訪神社(しもふりのみやほそのすわじんじゃ)
祭神は建御名方命、八坂刀売命。この地域の産土神です。
出雲から姫川を遡り諏訪まで逃げた建御名方命ですね。


八方には以前勤めていた会社の別荘がありオールシーズン利用していた、特にスキーシーズンは毎週やってきてスキーを楽しんでいた。
スキーへ行かなくなって久しいが少し街中は静かになった感じがした。逆に海外からの客が多く街中でも見かける。

一番最初に来たのが19才だからそれから38年も経っている。

ここは、

言い換えれば青春が詰まっている場所です。
その頃はスキーをしながら山を見ていたが今回はその山を登った。

雪の斜面を歩いて降りるのは・・・・そろそろBCの領域へ行くか?

これだけ天気が良いと八ヶ岳では被写体が少ない、やっぱりここまでこなければ。

大・・大正解でした!

下山後の温泉はいつもの大町の薬師の湯で汗を流す。
明日も天気がよければ山登りの連チャンも考えたが残念ながら悪天と言うことでそのまま帰ります。
栄養ドリンクとブラックコーヒーで眠気をとばそうにも睡魔の方が勝ちSAで休憩しながらの帰宅です。

今回の最大の核心部は帰宅までの車の運転でした。(22時を過ぎ、走行距離往復670km)
よくやるね。

■コースタイム(GPSデータ)
八方池山荘08:33-09:01八方山09:05-09:22八方池10:28-丸山11:27-唐松岳頂上山荘11:31-11:49唐松岳11:55-12:10唐松岳頂上山荘-12:54丸山12:56-13:31八方池13:32-13:44八方山13:45-13:59八方池山荘G

■youtubeで見る。
2015 02 唐松岳

三河國一之宮、砥鹿神社

2015年02月03日 | データ
■2015.02.01 東栄町までのドライブ帰りに三河國一之宮、砥鹿神社に立ち寄る。ドライブの主目的は「節分草・温泉・花祭り」。詳しくは→石雲寺の節分草と『とうえい温泉+花まつり』

※三河國一之宮、砥鹿神社
この一ノ宮とは:令制国で一番社格が高い神社。従って三河国の一ノ宮は「砥鹿神社」である。
ちなみに尾張国の一ノ宮は真清田神社です。

・二の鳥居と神門

・表神門、一文字の注連縄ですね。

・拝殿

・由緒書き
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)=大国主神(おおくにぬしのかみ)

いわゆる国譲りで
天津神が国津神から葦原中国の国譲りを受ける際の国津神の親分が大己貴命(おおなむちのみこと)です。
従って出雲大社の祭神も大己貴命です。
ご利益は「縁結び」・・何故って大己貴命には沢山の奥さんが居たからです。子供は180人もいました。

・手水舎

・さざれ石(国内最大らいしい)・・・安産祈願

・本殿、千木と鰹木も立派です。

・三河えびす社(二宮、三宮拝殿)
摂社二宮社は事代主命(ことしろぬしのみこと)、三宮社は建御名方命(たけみなかたのみこと)
この摂社は大己貴命の御本社の御子神たちです。いわゆる父子で祀られている。
毎月1日は至る所で火入れがされている(ライトアップ)・・灯篭の明かりなど

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名称:砥鹿神社(里宮)
住所:愛知県豊川市一宮町西垣内2
御祭神:大己貴命(おおなむちのみこと)、=大国主
摂社(三河えびす社):
・事代主命 (ことしろぬしのみこと)
・建御名方命(たけみなかたのみこと)
末社:
・八幡宮:誉田別命(ほんだわけのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)
・守見殿神社:大己貴命の和魂(にぎたま)、迦久神(かくのかみ)、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
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近くの山、本宮山には奥宮があります。→登山の記録

記紀の理解度も上がり、神様の名前とその行いが少しづつ分かるようになってきた。

※ところで日本に神社はどれだけあるか調べて見ました。
日本の神社総数:79,335社(神社本庁が1990-1995に基づく数字)
多い順に
1.八幡信仰(応神天皇)
2.伊勢信仰(天照)
3.天神信仰(菅原道真)
4.稲荷信仰(宇迦之御魂)
5.熊野信仰(熊野)
6.諏訪信仰(建御名方)
7.祇園信仰(素戔嗚)
8.白山信仰(菊理媛)
9.日吉信仰(大山咋)