かぶれの世界(新)

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3位と4位の不条理で越えられない崖

2018-02-14 14:56:26 | ニュース
平昌冬季オリンピック報道が連日続く。待望の日本人選手のメダル獲得が成ると、その選手の生い立ちから周囲の人達のコメントまで細々と報じられる。喜びのニュースの前では、個人情報の保護とかプライバシーなぞ全く問題ないように暴露されるが、当然のことながら何ら問題指摘はない。

ジャンプの高梨選手やスケートの高木選手が前大会の屈辱を如何にして晴らしたかが綿々と報じられる。選手達の流した涙が苦労話に花を添える。だが、実は高梨選手は前大会の4位から3位になっただけだ。そんなに大騒ぎすることか。つまり、オリンピックでは色は何でもメダルを獲ることが大事だということなのだ。

オリンピックでは3位までに入りメダルを取ることが極めて重要で、いくら頑張っても4位以下では中々まともに評価されない。3位と4位の間には不条理なほどに越えられない崖がある。国民の期待なのかマスコミが煽った結果なのか分からないが、私にはこの絶望的な崖は若干不公平に感じる。

だが、他の競技では勝者と敗者しかいないのが普通だ。野球やサッカーでは優勝しなければ他は何位だろうと関係ない。大相撲では優勝してなんぼの世界で、頑張って準優勝してもすぐに忘れられる。それに比べればオリンピックが上位3位までメダルを授与し、8位まで入賞したと栄誉を与えるのはより公平なのかもしれない。

実際世界で4位とか5位になるというのは物凄いことだと思う。なのにメダルを取らないとメディアの扱いが全く異なるのには違和感を覚える。高梨選手の流した涙がマスコミや周囲の扱いの差を証明している。どちらが先か分からないが、その結果、周囲の評価も全く異なるのは避けられない。そして選手も自覚している。

私は健闘した他の選手への目配りがもう少しあってもいい様に感じる。例えば男子モーグルは原選手が銅メダルを獲得する活躍をしたが、その瞬間から大会前優勝候補と騒がれた選手はあたかも存在しなかったかのような扱いをするのは嫌な感じだ。その前の世界選手権での活躍など全く無視しているが、それも凄いことなのだ。

実は今大会で最も印象に残っているのは、実は男子モーグル初のメダルを取った原選手の物凄い大きな腿だ。ちょっと気持ち悪い。もうこれだけで彼がどの位鍛えたか分かる・・・というのが例によって天邪鬼な私の五輪評です。勿論、日本人選手の活躍は凄く嬉しいしこれからも期待している。ガンバレ日本!■

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