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私的・投資のトリセツ

2024-03-22 11:33:27 | 社会・経済
3日前のニュースはどのメディアも日銀がマイナス金利を解除したと伝えていた。要因は賃上げと物価上昇の好循環、一方でゼロ金利が不採算事業を生き残らせ経済を低迷させて来た為と高く評価していた。経済や政治業界は長い低迷の時代から普通の金融政策に戻ったという。

だが、日銀がマイナス金利を解除し金融正常化したにも拘わらず、翌日の為替市場は円安に振れ1ドル151円半ばまで下落した。私は海外の株式や信託投資が殆どなのだが、何故か先月半ばから1カ月にわたり所有するIT関係株が殆ど下落していた。途端にこれで普通の世界に戻っただけのことだとの報道を聞いて、相変わらず彼等はコロコロ変わるなとがっかりした。

その後も為替市場は昨日のドル150円台、今朝は151円台に戻るといった具合にドルの強さが目立つ。実はそれが私の投資の基本であり、リーマンショック以降の投資をドルベースに変えて損を取り戻した考え方だ。当時も日本のお金はタンス預金といわれ株式市場を動かしているのは海外投資家だと言われた。ならばと素人の私は外貨ベースの投資に徐々に切り替えていった。

このところの日経平均株価は4万円台を突破した恩恵を受けることはなかった。だが、私は残念とも悔しいとも思わなかった。というのも昨年はドルベース投資の考え方が最大限の効果を発揮し、IT株高と為替ドル高のダブルパンチでこれまでの全ての損失を取り戻したからだ。

更に今年になっても1月は好調だった。だが、2月半ばから急に状況が変わった。頼りにしていた米国のIT株に変調が起こり、私の不得意なAI関連に移動して行った。それまでの「IT株高ドル高」のダブル高が消えてしまい、普通に上げ下げして実質損が蓄積する動きになった。

そして、マイナス金利解除がやってきて、私の投資は株価が円高(ドル安)の為替損で打ち消されるつまらない状況になるのを覚悟した。しかし、今朝の米国市場はドル高(151円半ば)になり従来のIT株も値上がりし、かつてのダブル高が復活していた。今日のところは。

理屈は分からないが、助かった。多分、評論家はそれなりのもっともらしい理屈で解説するだろう。そして私は彼等の言うことを理解しようと努めるが、今後の市場の動きをじっくり眺めるだけに留める。そして、何ら具体的な売り買いに反映させず様子を見続けるだろう。■

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