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東京五輪反対を想起させる安倍元首相の国葬反対

2022-09-17 16:24:04 | 国際・政治
マスコミや野党が国民を巻き込んで国葬に反対する様が、私には東京五輪反対運動の嫌な記憶を思い出させた。あれほど反対したのに、大会が終わるや否や活躍した選手をバラエティ番組に出演させ金儲けに走るマスコミの姿は醜くかった。国葬反対について私なりに天邪鬼発言をしたい。

安倍元首相の国葬を巡り国を二分する議論が続いている最中に、エリザベス英王女が在位70年後に96歳で亡くなり内外から惜しむ声が報じられた。ダイアナ妃との微妙な関係やアイルランド独立等の問題もあるが、それは別の話、女王の貢献を左右するものではなかった。

安倍元首相が暗殺された時も海外から彼の貢献を取り上げて死を惜しむ声が報じられたが、その後の国内で広まった国葬反対論が異なる展開に向かった。安倍氏の首相としての偉大な貢献など全てすっ飛んでしまった。

反対論の殆どは統一教会に関わるもののようだが、報じられたのは多分事実だろうと私も思う。だが、彼が先進国のトップとして世界で果たした貢献は変わらない、何も報じないのは何故なのか。歴代首相の誰もが成しえなかった貢献を安倍元首相は果たしたと私は思うのだが。

驚き記憶に残っているのは、トランプ大統領が突如TPPから離脱した時、残りの国を纏めてTPP11を成立させたことだ。更に最大の功績は「自由で開かれたインド・太平洋」構想のような全世界を包括する理念で、世界の大国をリードして新しい動きを生み出した。

安倍元首相が、自国本位で扱いの難しいトランプ前大統領と、これまた実利に走り易い欧州トップとの間を取り持って難題に取り組む仕組みづくりした時、私は心から驚いた。かつてこんな日本人リーダーがいたろうか。日本人トップは国内不安を取り纏めて欧米についていくのが精一杯だった。

国葬を決定した岸田首相は時間の経過とともに支持率が低下し、国葬に参加する海外トップの格が下がっているとマスコミは(嬉しそうに)報じた。日本国内で支持されてないとの報道を聞き、訪日を躊躇う海外(元)リーダーもいるのではないだろうか。

私はもったいないと思う。こういう言い方は申し訳ないが、安倍元首相の死を利用して多くの海外要人と交流し情報交換する、何かの時に役に立つ関係構築する絶好の機会を失ってはならないと思う。現在のところ、仏サルコジ元大統領、英メイ元首相、独ウルフ元大統領、伊レンツィ元首相が出席予定だそうだ。そうそうの顔ぶれではないか。

こんな機会を外交に限らず最大限有効に使うべきだと思うが、如何だろうか。報道の在り方もも同じだと思う。マスコミは少なくとも安倍元首相の功績と問題を両方をまな板に上げ、国民に伝える姿勢が必要だと思う。支持率を云々する声も報道に影響された結果だと私は思う。■

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