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西日本豪雨報道の限界

2018-07-08 10:21:42 | ニュース
最初は台風7号が沖縄から北九州へ北上し、九州と北海道の大雨から始まった。そのうち九州と中四国から京都や岐阜にも歴史的な大雨が報じられるようになった。何時もなら周りの地域が自然災害の被った時も、災害を免れて来た実家のある愛媛県大洲市で死者4名と報じられて驚いた。

それでも多分山間部の土砂崩れとか鉄砲水だろう、個人的に心配なのは築100年を超す実家の雨対策位だとたかをくくっていた。だが、昨夜娘が大洲市を流れる肱川が氾濫したと報じるテレビの画面をラインで送ってきてくれて突然心配になった。

各地の被害の様子を伝えるテレビ放送に食いついたが、注意報と死者数をテロップで見る以外に情報が取れない。これではネット情報しか頼れないと、その後はスマホやパソコンで情報を取りに行ってやっと被害がかつてなく深刻だと分かって来た。

市の中心部を流れる肱川が氾濫し全域に避難指示が出ていた。だが、市役所のホームページはどこの地域でどんな被害状況になっているか全く分からない。地元の新聞すらまともに更新されてないのにはいささか失望した。こういう時頼りになったのは個人がYouTubeにアップした生々しい画像情報が最も的確に現場情報を伝えていた。

確かに今回の自然災害は全国にまたがる異常なものだったので、取材する方も人手が足りず重点報道するしかなかったとは思う。だが、警報が発動されたがまだ大事故になってない篠つく雨の現場を繰り返し流すより、一級河川の氾濫で市内全域が浸水した大洲市の状況を報じて欲しいと思った。

今朝早く6時前に高知県と愛媛県に再び大雨警報が発せられたと聞き、まだ雨が続いているのかと驚いてニュースを見続けた。固定されたように動かない梅雨前線に、南側からの太平洋の大量の湿気を含んだ雨雲がぶつかり、長い大雨が続くのが原因だと今回の西日本豪雨をやっと理解した。

情報取りが落ち着いたところで実家の近くの友人に電話して様子を聞いた。表通りに沿った家が何軒か床下浸水になり、独居老人の様子を見に同級生の地区長が活躍したり、トラクターを高台に移したとか、消防車が水で動かなくなった、高級車を含む4台全て水没した某家の車の話とか、個別に聞くと夫々に深刻だ。

彼によると肱川氾濫の原因の一つは、肱川ダムの更に上流にある野村ダムを一気に放流して氾濫になった恐れがあるという。灌漑用の為水量を貯め込む傾向があるという。そのせいで上流の菅田地区から氾濫が始まったという。肱川ダムはこの可能性を考えて少しずつ放流していたが、同じ水系で統一が取れないと意味が無い。まだ噂段階の推測だが。

昨日から断水が続いているという。私は火曜日までに用事を済ませ実家に戻る予定だったが、それまでに水道が回復しないと困る。しかし、我家の屋根や樋などの雨水対策も定期的にメンテナンスしないと心配だ。知人によると集落の人達はケーブルテレビが止まり状況を把握してないらしい。

多分、残されたお年寄りはスマホもパソコンも使わないのでネット情報も取れないはずだ。テレビが映らないと目隠し状態になる。私はやはり田舎に行くべきだろうと悩む。取り敢えず今日は孫や子供達の誕生パーティに行き楽しみたい。■

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