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2014年大胆占い 2Q見直し

2014-07-01 20:50:42 | 社会・経済

 年寄のボヤキから始めます

 もう7月になった、年の半分が終わった。時の経つのは何て早いんだと嘆く声が私達老人の間のあちこちから聞こえてくる。母を見舞った時、事務所のオバサンが先回りして言った。先月の誕生日のお祝いは嬉しかったが、人生残り何年かと思ってしまう。

 ボケ防止で始めた「大胆占い」も言いっ放しでは不味いと3ヵ月毎のレビューを始めたが、それすら重荷に感じる時がある。今回みたいな曖昧な展開の時がそれだ。年初に比べると夫々の占いの根拠にした方向性が微妙に変わったが、量的にどの程度影響するか読めない。それが今回見直しの大筋だ。ボケ防止の大胆占いもお金がかかるとボヤキでは済まなくなる。

 世界銀行は予測を下方修正

 先月前半に発表された世界銀行の世界経済見通しで、世界全体の経済成長率は1月時点の3.2%から2.8%に下方修正された。深刻な問題というより米国の寒波やウクライナ危機、途上国の構造改革遅れによる一時的な減速という見方のようだ。私なりの各地域の状況判断を総合すると、年初の楽観的な見方を’消極的に’キープしたいと考える。

 米国は緩やかな成長

 世界銀行は、米国は寒波による景気低迷による第1四半期のマイナス成長が取り戻せないと見て、今年の予測を当初の2.8%から2.1%に引き下げた。だが私は、雇用回復と家計のバランスシート改善に基づく消費が伸びて、経済回復速度は若干低下するが引き続き2%台後半を予測する。現時点で考え得るベストケースは日本・欧州や中国経済にも好影響を与えると予測する。

 新興国に活気が戻る

 私が楽観的な見方を続けるもう一つの理由は、イエレンFRB議長の最近の緩和的な金融環境維持の姿勢を反映して、世界マネーが再び新興国に向かい始めたことだ。先進国の金頼りの新興国の株価・債券が息を吹き返し元気になった。報道によれば、先進国の長期金利が軒並み低下しており、高金利を求めるリスクマネーが新興国に向かった背景があるという。逆に言うと、状況(お金の流れ)は変わるかもしれない、長期金利の動向をウォッチせよということだ。今回は強気に。

 曲がり角の中国は予想困難な国に

 大きな変化として中国経済が従来以上に予想困難になった。中成長に切り変わる過程で中国首脳は経済運営に多少の迷いが感じられる。経済運営を含めて全て習近平主席に権力集中、汚職追放・構造改革を断行する体制にしたと最近報じられた。本日の報道によると江沢民と深いつながりのあった軍元首脳も失脚させたという。習近平は軍も石油利権も一手に収めて経済運営することになるが、信用リスク等に苦しむ中国経済にこれがどう影響するか、今回は様子見としたい。

 日本化を恐れるユーロ圏

 ECBがマイナス金利を導入した時は驚いたが、焦点は量的緩和するかどうかだった。ニュースを見て素人の私には驚きだったが市場は小さく反応し、今では何もなかったように振舞っている。長期金利が低下し物価上昇がゼロに近づきデフレ不安が収まらず、次第に日本化を恐れる声が高まっている。今やアベノミクスを見習えと言う声まで聞かれる。私は一人勝ちのドイツ次第だと思うが、世界銀行の前回予測を据え置いた判断(予測1.1%)を支持したい。

 日本の予測は弱気過ぎた

 これを書いている途中に日銀の短観が発表され、先行き3か月の業況判断指数(DI)が楽観的(プラス15)だった為、好感した日経平均は200円以上も上げて前場を引けた。上記世界銀行の発表では日本経済は変わらず1.3%成長だったが、私の大胆予測は1.0%だった。今回、経営者が先行き強気なのは米国向け等の輸出が好調なためだ。今となっては楽観的な私にしては弱気過ぎたようだ。年後半は強気の予想に変えたい。

 個人的にはプラスだったが

 この大胆占いに従い私の退職金等を投資してきた。結果年初来5.5%プラスのキャピタルゲインを得た。この3年で新興国・資源国は通貨高と合わせ技でリーマンショックの損を取戻し、欧州の株高がプラスに働いた。振り返ると野田政権時代に新興国成長、安倍内閣(アベノミクス)1年目の円安、2年目の今年半年は又も新興国と3年連続上昇、運が良かった。取引先によると諦めず投資を継続したのが良かったという。だが、もう良い年ばかりは続かないと弱気になっている。

 お楽しみ

 最後にお楽しみのスポーツだ。W杯で日本代表の予選敗退は残念だったが、私には想定内だった。世界中でサッカーが国技という中で勝ち抜くのは容易ではない。ちょっと活躍すると直ぐにチヤホヤする底の浅いスポーツメディアに違和感があった。日本のサッカーは着実に進歩しているのは間違いない。敗戦は常識を取り戻し良いバランスをとることになると期待したい。

 一方野球界ではヤンキースに移籍した田中の予想を超える活躍には驚かされた。この活躍をシーズン終了まで続けられたら最高だが、それ程甘くないと先日指摘したばかりだ。ダルビッシュ・上原も大活躍した昨年並みに頑張っている。岩隈とベテランの黒田・イチローもそれなりに存在感を発揮しているのはさすがだ。両ベテランはシーズン末に新たな道を決めると予想する。■

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