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うんざり桜

2019-12-04 17:37:55 | ニュース
「また、桜をやってる、いい加減にして」と、普段政治を語らない家内が珍しく苛立ってテレビのチャネルを変えた。大臣辞任から始まって、安倍総理大臣が主催する公式行事「桜を見る会」の招待客を巡る批判の報道が続いている。他にもっと大事なことがあるでしょう、と。

1989年のベルリンの壁崩壊に続いて冷戦が終わりソ連崩壊に至った激変は、当時民主主義が勝利し歴史の終わりとまでいわれた。それから30年後の世界は民主主義リーダーを失い、大衆迎合・権威主義がはびこり、民主主義の危機が叫ばれている。私は最も重要なテーマだと思う。

日本のマスコミはそんな難しいことは語れないと開き直ってもいい。それ程期待していない。仮にそうなら、もっと身近な国内の重要国策を徹底議論する事は出来るはずだ。あれほど不安を煽り国民を心配させた消費税の議論はどうしたのだ。国会議員としての責任を果たして欲しい。

消費税導入後の状況を見て上げ足を取るような問題が起こってないからだんまりを決め込んだのか。だとしても働き方改革、米国との経済協定、安全保障、災害対策と公共事業等々、議論すべきことは山ほどある。国民の前で議論して理解を得るべきだ。

だが、連日目にするのは野党とマスコミが連携して桜ばかり語り、安倍首相とその周囲の疑惑を追及する。桜を見る会の疑わしい問題を指摘するのはいいが、上記のような我が国にとって極めて重要な政策を放置してはいけない。これら重要課題の放置も、又、犯罪的だとさえ思う。■

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